
瀬谷市民の森のシオカラトンボ。未成熟の雌らしい。
Fさんから久しぶりに電話があり、
「瀬谷市民の森にトンボソウが咲いているというので行ったが見つからなかった。
前に見たそうだけど、どこで咲いているか知っていますか? 」
「前のところは大量の落ち葉が積もって咲いていないかもしれないね」と返事した。
しかし気になって昼食後に確かめに行った。
心当たりの場所を探してみたが、やはり見つからない。

そうしているうちに、意外にもFさんがやってきて、さらにTさんまで加わった。
それでも見つからないので、諦めて市民の森を探し歩いた。
前にマヤランが群生していたあたりで、不意にFさんから「あった!!」の声。
オオバノトンボソウ(ラン科)が咲いていた。 Fさんの執念が実った発見だ。

見方によっては、小さなトンボだ。

唇弁と側花弁の中に2個の葯が見える。
背萼片が被っているので側花弁は開かない。左右の翅のようなのは側萼片だ。

横から見ると花柄のような形をしている長いのが子房だ。
距が子房よりもさらに長い。唇弁は後に反り返っている。
茎には稜がある。
いろいろと凝ったつくりだ。

地面近くの葉は大きいが、上に行くとだんだん小さくなる。
市民の森では背の低い方のトンボソウも見られるのだろうか。
いつか出会ったらラッキーだが・・・