
五反田谷戸のたんぼの畦にひゅーっと延びているのはオヒシバ(イネ科)であろうか。

オヒシバの花序は細長いが、それに合わせたかのようにスマートなカメムシがいた。

こちらでは交尾しているのがいた。クモヘリカメムシだ。
その下に一頭、先を越されたか、うらやましいか、のんびりしているのか。

谷戸の奥は小高くなって山道につながる。
その境目のところは草地で、一部は湿地だ。

そのあたりにはカナヘビが何頭もいた。尾がずいぶん長い。名前に蛇とつく所以か。

昨日はチョウを紹介したので今日はトンボの番だ。
これはオオシオカラトンボ。目が黒いのが特徴だ。

オオシオカラトンボがいるならシオカラトンボもいるだろうと思っていると、
ムギワラトンボみたいな色合いのトンボがヒメジョオンに止まった。
しかしかなり小さいので、あれっと思った。

別の葉に止まったのを見るとマユタテアカネの雌だった。
シオカラじゃなくてアカネ(赤トンボ)の仲間だったのだ。

これも同じかな?
マユタテアカネの尾部付属器について、雌は真っ直ぐだが雄は跳ねたような形になる。
だとすると、これは雄だが、腹部が真っ赤になっていないので未成熟の雄ということだ。