
三千院の境内。
観音堂から金色不動堂の裏側を下がっていくと律川の対岸に小さな石仏たちが見える。

橋を渡ったすぐの所には大きな石仏があった。
鎌倉中期の阿弥陀如来像だ。

苔むした岸辺、ところどころ木の傍などに見えるのは小さなお地蔵さんのようだ。

まず最初のお地蔵さん。顔立ちに独特のものがある。

すぐ隣に、もう一体。こちらの方が少し微笑みを感じる。
その先にさらに六体の小さなお地蔵さんが並んでいた。

三千院のパンフレットには「おさな六地蔵」と記されている。
いとおしそうに猫を抱いているお地蔵さんなど、さまざまな表情のお地蔵さんたちだ。

苔むした大きな切り株の前の、穏やかな顔のお地蔵さん。

こちらは頭に鳥を乗せておられる。

何か大きな玉を抱えておられる。

手の上に乗せておられるのは花であろうか。

静かに微笑んで木の傍で苔むして・・・昔から座っておられたように見えるが、
「おさな六地蔵」は宮崎在住の彫刻家・橋口弘道氏が4年前に納めたものだそうだ。