横浜のほほん・続

植物や生き物を見ながら歩いて感じたことなどを中心に日々を綴る。

神明谷戸

2019-07-21 06:12:18 | 日記



五反田谷戸を出て車道を少し歩くと神明谷戸がある。
すぐ隣なのだけれど、小さな棚田の名残があったり少し雰囲気が違って面白い。







アオサギがいて、向こうの方には「まむし ちゅうい」の立て札がある。
向こうまで行く気はないけれどぬかるみ道も多いので、ここを歩くときは長靴が必要のようだ。







田んぼに接する山側には五反田谷戸と同じように野草や花がいろいろ見られる。







オカトラノオやチダケサシやオオバノギボウシなど・・・







奥の方には溜め池があって春にはオタマジャクシが見られたにちがいない。







というのは少し離れた草むらにヤマアカガエルがいたからだ。







尾が白いのが特徴のシオヤアブの雄。
こういう風に待ち伏せして近くを飛ぶ虫を捕食する。スズメバチすら獲物にするらしい。







クロコノマチョウを何頭か見かけた。
近所の市民の森では翅が黒っぽいのを見ることが多いが、ここのは少し明るかった。







こういうのもいて、翅の色や模様に変異が多いらしいと思えた。







谷戸を出るところのリョウブの木に白い花が咲いていた。
右の方に切れているが、チョウが来て蜜を吸っている。







ヒメアカタテハだ。いろんな花が咲いてチョウたちにとっても絶好の場所にちがいない。





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風鈴市

2019-07-20 06:12:00 | 日記



久しぶりに川崎大師を訪れた。







21日まで川崎大師風鈴市というのが行われている。







会場は周囲も屋根も「よしず張り」で涼しく、大勢の人で賑わっている。







全国47都道府県の風鈴が陳列販売されている。
陶器、ガラス、鉄、青銅など素材もさまざま、デザインもさまざまで楽しめる。







お母さんやおばあちゃんが風鈴に夢中になっても迷子にならないように、手をつなぐ子供たち。







福島・喜多方の風鈴はガラスに蒔絵で金魚や花などが描かれ、見た目に涼しげだ。
ガラスのものとしては切子や沖縄ビードロなどもあった。







青森は風鈴の上に青森ねぶた祭の花笠が配されている。
山形は落ち着いた渋い感じの風鈴。鋳鉄製だろうか。







有田焼はじめ清水焼、伊万里焼、瀬戸焼など焼き物の風鈴は一番多いようだった。








これは川崎大師オリジナルの厄除けだるま風鈴。
可愛い達磨さんだ。







「NHKごごナマ」が取材に来ていた。
たぶん2時台の「GoGo!どこでShow」のコーナーだと思う。







稲塚貴一アナが、風鈴や店の様子を伝えたり、いろんな人にインタビューしていた。

残念ながら関東地方は政見放送が組まれたため、このコーナーは放送されなかったようだ。


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谷戸のカメムシとトンボ

2019-07-19 06:01:31 | 日記



五反田谷戸のたんぼの畦にひゅーっと延びているのはオヒシバ(イネ科)であろうか。







オヒシバの花序は細長いが、それに合わせたかのようにスマートなカメムシがいた。







こちらでは交尾しているのがいた。クモヘリカメムシだ。
その下に一頭、先を越されたか、うらやましいか、のんびりしているのか。







谷戸の奥は小高くなって山道につながる。
その境目のところは草地で、一部は湿地だ。







そのあたりにはカナヘビが何頭もいた。尾がずいぶん長い。名前に蛇とつく所以か。







昨日はチョウを紹介したので今日はトンボの番だ。
これはオオシオカラトンボ。目が黒いのが特徴だ。








オオシオカラトンボがいるならシオカラトンボもいるだろうと思っていると、
ムギワラトンボみたいな色合いのトンボがヒメジョオンに止まった。
しかしかなり小さいので、あれっと思った。







別の葉に止まったのを見るとマユタテアカネの雌だった。
シオカラじゃなくてアカネ(赤トンボ)の仲間だったのだ。







これも同じかな?
マユタテアカネの尾部付属器について、雌は真っ直ぐだが雄は跳ねたような形になる。
だとすると、これは雄だが、腹部が真っ赤になっていないので未成熟の雄ということだ。



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歯車?

2019-07-18 06:20:55 | 日記



五反田谷戸の奥の草原にはチョウやトンボも多い。
ツマグロヒョウモンは大きいので雄でも目立つ。







ツバメシジミは小さいので、ぼんやりしていると見逃す。







50cm以上に伸びた茎に葉がらせん状に輪生し、茎の先に花序を付けているのがあった。
初めて見た花だ。







花の形を手がかりに調べるとコガンピ(ジンチョウゲ科)らしい。
草のように見えるが木本だ。 合弁花で長い萼筒の先で萼が4裂している。

ガンピは和紙の材料だが、コガンピは材料にはならないそうだ。







ヤマゼリ(セリ科)の白い花がたくさん咲いていた。







茎の先が分枝し複散形花序をつけている。
ヤマゼリは前に藤野芸術の道などで見たことがある。







何かチョウのようなものが飛んでいると思ったら、少し離れたヤマゼリの花に止まった。
せっかくの花なのに、蜜を吸っているわけでもなさそうだ。







暫くしたら場所を変えて葉の上に止まった。

何とか回り込んで翅表を撮ることができた。
開張5~6cmぐらい。 ハグルマトモエというトモエガの仲間だ。
もう8年も前に一度だけ見たことがある。

五反田谷戸は家の近所で見られない花や虫に会える楽しい谷戸だ。


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五反田谷戸の奥で

2019-07-17 06:46:19 | 日記



五反田谷戸に入ってちょっと進むと、田んぼの奥の方に大きな木が見える。








近くに行くと大きな山桜だった。
樹齢200年ぐらいということで、痛みながらもたくましく生きている。
花の季節はきっと見事な姿になるのだろう。








ここを訪れる気になった一つはカキラン(ラン科)に会えるかも知れないという期待だった。
残念ながら少し遅かったようで、かろうじて一株だけが花後の姿を見せてくれた。








なるほど柿色のランだということは分かった。

隣に別の花が咲いていた。茎の先に独特の花序をつけている。








タカトウダイ(トウダイグサ科)だ。
花序の柄の先に3個ずつ杯状花序がついている。雌雄異花で今は雌性期のようだ。
きれいな黄色のものは腺体なのだろう。







今の季節らしくネジバナ(ラン科)の姿もあった。








これはノアザミ(キク科)だろうか。
これからノハラアザミもたくさん見られるにちがいない。







いろんな草が生えている間に、あちこちでチラリチラリと薄紫の小さな花が見える。
ヒメヤブラン(キジカクシ科 旧ユリ科)だ。前に市民の森などで見たが久しぶりだ。








久しぶりに見た紫色のしっかりした花穂はウツボグサ(シソ科)だ。







いかにもシソ科らしい唇形花が花穂の周囲に着いて咲き上っていく。

この場所にはほかにも草花が多く、明日に続けることにする。



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