どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

やらせ・行政

2011-07-30 23:05:13 | インポート
九州電力のやらせメール事件や原子力保安院がやらせを指示したり、政府がその結果を発表したり原発関連のやらせ事件が発覚している。
しかし、これは今更問題になる事なのだろうか?
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/life/20110730ddm003040071000c.html
みんな解っていたのにだまっていただけでは無いのかと思う。
昔行政の行う公聴会に行った人は、解ってると思う。かならず賛成派のサクラがいる、そして公聴会の議長は‘広く意見を集めるため’といって反対派の質問を退け、サクラに指名する。このサクラが大抵お年寄り。話しが長くて公聴会の時間が無くなる。話しが飛ぶ事もままある。
また左翼系への対応はこうだ。対決姿勢で臨むのでどうしても質問が激しくなる。そこをのらりくらりやり過ごすのだが、結果罵声なり何なりが起きて公聴会の空気が悪くなる。
そこにフツーの人間がいたらどうなるだろう。気分が悪くなる。そしてもう二度とこんな会に出るものかと思う。
日本人は心優しいので、争いごとが嫌いだ。日々の生活で疲れ果てているのにもうこれ以上は嫌だと思っている。
実は行政側もそう思っている。だから問題があるとは思いつつも無難に事を運ぶためにサクラを入れたりする。
でもそれを繰り返した結果はどうなのか?
市民は行政を嫌うのではなく、禁避するようになった。政治は当然で投票は危険な行為になった。議員になるのはさらに危険な行為になった。
そして行政は市民に嫌われていると知りつつ、そこに甘えるようになった。窓口業務などはかなり改善したが、根本は変えられない。
今回の事件は、その事だけだろう。
今回の騒ぎで一番考えられるのは、甘えてきた行政にも問題があるが、今まで無視してきた市民の意識があると思う。単純にだまされてではない。原発関連では、イマサラこの手法?という意識も加わった。
でも、さすがに行政もサクラを用意するとかの余裕は無い。盛岡では公聴会でひっくり返った件が最近あった。
かなりマシになってきている。
さて今後どうなるのだろうか。この行政と市民の乖離。
この一連の報道で(赤旗は見ていないが)どこも、民主主義の根幹に反する行為だ、と言い切らないのは不思議だ。もう慣れっこになっているからなのだろう。