この3日仕事をしていた。しかし待ち時間ばかりが長くずっと担当と話をしていた。仕事の再定義というので大いに盛り上がったのだが、二人とも適切な言葉が出てこない。あんまりずっと業界に長くい過ぎたのだ。もう少し考えてみようと、別れた。
家に帰りニュースを見ると、とても変なニュースがあった。CNNだ。
「ロシアのプーチン大統領は17日の年次記者会見で、来年の米大統領選で共和党の指名獲得を目指す実業家ドナルド・トランプ氏を「聡明で才能に恵まれた人物であることは疑いがない」と高く評価した。
どうも次の発言からのようだ。
「トランプ氏は9月にテレビ番組で、「ロシアはISISを排除したいと考えており、われわれもそうだ。ならばロシアの好きにさせればいい。ISISを排除させるのだ。気にすることなどない」と発言。」
なんかな。トランプ氏は喜んでいていいのかな。何か思いっきりな選挙妨害をされていると思うのだが。
SF作家クラブで大騒動が起きていたがどうなったのだろうか。筒井康隆の「私設博物誌」の中の「テングノムギメシ」の項でこの事件に対する回答があると思う。新潮社文庫の初版の279p~281pにある。少しづつ抜き出してみる。
「血縁共同体というのはどうしても閉鎖的にならざるを得ない。SF作家クラブに背離タクトも入れてもらえなかったある人が腹をたてて、「あれは閉鎖的なクラブだ」と言ったことがあるが、これは当然のことであろう。」
「SFが興隆となって以降に登場してきた若手のSF作家が入会してきている。こういう連中がさらにどんどん入会してくると、クラブ会員の中における「士農工商犬SF」的意識のパーセンテージが減り、同族意識も希薄になる。」
「会員の中には、皆で救済してやらねばならぬ者も出てくる。かくてクラブは、次第に利益共同体的性格を帯びてくるのであるが、そうなることがいいことなのか悪いことなのか、これはぼくには判断のしようがないのである。
ただし、社会学的には、同族の集まりよりも異種族同士の集まりの方がより進歩した集団であることは確かだ。」
昭和55年の本だ。あの事件はつまるところ、こういったことなのだろう。なおカメラマンはエ張っているという人が多いが、その実態は「士農工商犬猫カメラマン」である。被写体が偉いんであって、私どもはもうそのなんといえばいいのか。そう私なんて虫の撮影もしていたから、虫以下でございます。
スターウオーズの「フォースの覚醒」が公開される。いたるところ宣伝ばかりだ。グーグルのように自社の技術を使ってもらおうとキャンペーンしているところもあるほどだ。映画は宣伝費と興行成績の間に密接な関係がある。この調子だと40億ドルで制作権を買ったディズニーは、ある程度の元を取れるのではないのだろうか。何しろ勝手に広告してくれる人たちであふれているからだ。
米空軍研究所(AFRL)もその悪ノリしたのか、5年以内に戦闘機にレーザー兵器を搭載できると言い出した。CNNだなやっぱり。
「米空軍の航空戦闘軍団のカーライル司令官は今年5月、通常兵器とレーザー兵器の併用は「20~25年のうちに戦闘空間を完全に変えてしまう」可能性があると述べている。」
レーザーシールドまで視野に入れられるという。まあなんてSFなんでしょうか。電力はどうするんでしょうか。艦船だったらまだ分かるのだが。
ああ!レーザーは「スタートレック」ネタだった!
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