・原作者 「ダフネ・デュ・モーリア」
(母が亡くなり、叔母の住むジャマイカ館に
身をよせることになったメアリー。だが、
原野のただ中に建つ館で見たのは、昔の
面影もなくやつれ、おびえる叔母とその
夫で荒くれ者の大男だった。
寂れた館、夜に集まる不審な男たち、
不気味な物音。ここで何が起きているのか?
イギリス・南西部・コーンウォールを舞台に
描くサスペンスの名作。)
・本作の時代設定は1815年でナポレオンの
ワーテルローの戦いの年。
両親もなくなった一人の女性が逆境にも負けず
男社会に 敢然と立ち向かう姿に圧倒されました。
・コーンウォール地方の荒涼たる泥炭地、ヒースの咲く
石灰岩の岩山、吹き抜ける風、沈む太陽等の
自然描写にも磁石のようにひきつけられました。
・プリマス・・・1620年、清教徒がメイフラワー号でアメリカ目指して
旅たった港。
※メアリー曰く、「人生も考えれば、長旅のようなもの!」