・6ケ月の停職から復帰した警視庁警視正のアンヌ・カペスタンは
新結成された特別捜査班を率いることを命じられた。
あてがわれたオフィスは古いビルの一角。
集められたメンバーは売れっ子警察小説家(兼警部)、
大酒飲み、組んだ相手が次々事故に遭う不運の持ち主など、
警視庁の厄介者ばかり。
アンヌは彼らとともに、20年前と8年前に起きた未解決事件の
捜査を始めるが、落ちこぼれ刑事たちの仕事ぶりは・・・???
・フランスの「特捜部Q」と評されるコミカル・サスペンス。
・本部はセーヌ河の中州のシテ島、捜査はセーヌ河のほとり、
パリの通りや景色が丹念に描かれ、フランスの地方についても
詳細な描写は、海外旅行が困難な昨今、貴重な体験でした。
・わけあり刑事たちのそれぞれの生活環境も徐々に語られ
一層味わい深くなりました。
・作者・ソフィ・エナフ
※ チームワークでは個性を尊重、「犯人逮捕」の条件かも?