市原シニアアンサンブルこすもす(ISE)

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演奏会観賞報告 7月23日(月) 千葉シニアアンサンブルそれいゆ

2012-07-23 21:21:58 | 日記

開場15分位前に会場の京葉銀行文化プラザに着いたのですが、すごい人出で、3、4階のホールの入口から、階段を5、6階位上まで行列が出来ていました。

お客さんは皆さん私と同じか、上くらいのシニアの方がほとんどで、階段をのぼらせるのは気の毒な感じの方もいらっしゃいました。

 開演まで45分もあるのにびっくりです。 開場になって、会場内に入るとあっという間に満席になってしまいました。はじめから、すごい熱気です。圧倒されました。

 プログラムは3部構成で、盛り沢山でした。

 第1部はクラシックの曲ばかりを集めたもので、「ラデツキー行進曲」に始まり「美しく青きドナウ」で終わるウィーンフィルのニューイヤーコンサートを意識した曲の配列でした。

司会者にそれを紹介されると、指揮者の笹森先生はしきりと恐縮されていました。

 演奏はかなり練習をされたと思われる成果が表れていて、なかなか素晴らしい見事なものでした。

 最初の曲はとかく緊張するものですが、「ラデツキー行進曲」はクラシック5曲の中では一番の出来だったのではないでしょうか。

 ただ「シチリアーナ」の弦の響きがもっと透明感のあるものだったらと思いました。

「ジュピター」の有名なメロディーは堂々としていてとても良かったです。

最後の「美しく青きドナウ」はかなりの難曲だろうと思います。

バイオリンがはだかになるフレーズが綺麗に揃えば、もっと良かったと思います。

そしてワルツですから、もう少し楽しそうに弾いて欲しかったです。 一生懸命さが目立ってしまっていました。

第2部はポピュラーな曲で構成され、それもタンゴあり、アメリカンポップスあり、映画音楽ありで楽しかったです。

 世界民謡めぐりの曲は我がこすもすでも演奏しましたが、楽器編成の違いでずいぶん雰囲気が違うものです。ドラムの存在は大きいですね。

 「エルチョクロ」はこすもすでやったものより長くなっていました。 以前から、短くて物足りないと思っていたので、大満足です。

最後はバイオリンがメロディーをピチカートでなくアルコで気持ち良く弾いていたので、嬉しくなりました。

 第2部の最後を飾ったアメリカンポップスメドレーは最高でした。 選曲も良かったし、編曲も良かったし、サックスのソロは圧巻でした。

ブラボーです。

 第3部は日本の歌謡曲でした。

 「見上げてごらん夜の星を」はアンサンブルで聴かせてくれました。 途中バランスがくずれたところもありましたが、ご愛嬌でしょう。

美空ひばりメロディーはみんなで歌いました。 リードの歌手がフルバンドをバックに朗々と歌われているのを見て、気持ち良さそうだなと思いました。

少し独唱会のようにも思えたので、マイクの音をもう少ししぼれば、会場のお客さんの歌声がもっと聞こえたかなと思いました。

最後の「ふるさと」を歌う前に岡村氏の引退挨拶がありました。


シニアアンサンブル設立に尽力された方で、さらなるシニアアンサンブルの普及のために演奏活動を少しセーブされるのだそうです。

 岡村氏のような方がいらして、我々は毎週アンサンブルを楽しむ機会に巡り会えたのだと思うと感謝、感謝です。

 「ふるさと」をみんなでしんみり歌い、派手なアンコールで演奏会はお開きになりました。

 大成功の演奏会で大いに盛り上がって、とても楽しかったです。

 

 hiroko

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演奏会観賞報告 7月22日(日) 市川交響楽団 市川市文化会館 大ホール

2012-07-23 09:10:22 | 日記

十束尚宏   交響曲 マーラー 交響曲第1番 「巨人」 市川交響楽団の演奏会に初めて行ってきました。

 市川市文化会館は以前、市川シニアの演奏会で、小ホールでしたが、行ったことがありました。 きれいなホールで今日は2/3ほどの入りでした。

 最初の曲は指揮者の十束尚宏氏の作曲の2楽章編成の交響曲で、本邦初演のものでした。

第1楽章は少し不安な気分にさせる曲調で、でも力強く迫力のあるものでした。

第2楽章は静かな朝を迎えたような感じで、だんだん気持ちが明るくなるような印象の曲でした。

特に感じたのは、弦の扱いがまるごと響かせるような曲作りで、弦全体が響きのうねりのような一体化した感じが素晴らしかったです。

木管も金管も響きがすごく調和しているなという印象でした。

これは次に演奏したマーラーでさらに実感しました。マーラーの曲はもともとあまり聴いたことがありませんでした。

 第1番も、昔聴いたことがあったかなという程度で、残念ながら勉強不足です。

でも、今日演奏を聴いてみたら、各楽章の主なテーマはほとんど知っているメロディーやフレーズで、この第1番は私でも知っている超有名な曲だったのです。びっくりしました。

マーラーというと難しいイメージがあったのですが、とても楽しめました。

 第1楽章のカッコウのフレーズや「さすらう若者の歌」を引用したメロディーは心楽しいものでした。

第2楽章の弦の低音部の印象的なフレーズで始まる出だしは気持ちが高揚するものでしたし、10本のコンバスも迫力がありました。

第3楽章のコンバスがひきはじめるどこかで聴いたようなメロディーが、オーケストラ全体に広がっていき、中間部のこれまた「さすらう若者の歌」から引用された美しいメロディーを誘いだします。

第4楽章は金管の独壇場といった感じで、最後に行くにつれ、弦は狂ったように弓を動かし、管は力の限り吠えたて、しまいにはホルン奏者全員が立ち上がって演奏するという場面を目撃しました。

 一瞬の間があって、万雷の拍手!!演奏者も力尽きたのでしょうか、アンコールもなしに終わりました。 素晴らしかったです。

こんな素晴らしい演奏会が無料で行われています。 これは維持会員を募って、有志の援助のもと、結成以来入場無料で続けてきたのだそうです。

市川市民の文化活動に対する意識の高さがうかがわれます。 私は市原市民ですが、越境して楽しませてもらいました。

 hiroko

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