船橋たちばな管弦楽団 習志野文化ホール
ニールセン 「ヘリオス」序曲、ベートーベン 交響曲第8番 、シベリウス 交響曲第5番
やっと涼しくなった感はありますが朝から小雨が降ってうっとうしく、Vnの練習にも身が入らないので、演奏会へ出かけました。 今日は千葉で音大新人演奏会と習志野で船橋たちばな管弦楽団がどちらも無料で行われるという情報を得ていたので迷いましたが、たち管に行くことにしました。 オーケストラが好きということとシベリウスの5番が聴きたかったからです。
船橋たちばな管弦楽団は県立船橋高校のオーケストラ部のOBを中心に結成されたオーケストラで、まだまだ皆20代といったところで若々しいです。 特に弦は弓の動きがキビキビしていて、音にメリハリがあり素晴らしかったです。
管は団員が多いせいか曲によって交代し、実に楽しそうに演奏していました。
ニールセンの「ヘリオス」序曲はあまり馴染みのない曲ですが、目の前に広々とした夜明けの情景が見えるようでした。
ベートーベンの第8番は明るく切れのいい演奏で、なかなか素敵な第8番を聴かせてもらいました。
シベリウス第5番は正直生で聴いたのは初めてでした。 ベートーベンとは全く雰囲気が違い、オーケストラも少し緊張した感じでした。
第1楽章の北欧の民謡のような旋律はいかにもシベリウスという感じで惹きつけられました。 第2楽章は牧歌的といわれますが、私は弦がピチカートとアルコを何度も繰り返して演奏しているのを見てそちらに気をとられてしまいました。 第3楽章は弦の細かいきざみと主旋律のテヌートが印象的ですが、なんと言っても最後がいいですね。 ゲネラルパウゼという総休止の間をはさんで、6回の打音で力強く終わるのですが、それがまたピタリと決まって素晴らしかったです。
外に出るとすっかり晴れていて気持ちのいい風にふかれながら会場をあとにしました。
hiroko