11/11(日) 船橋フィルハーモニー管弦楽団 船橋市民文化ホール
ワーグナー 「トリスタンとイゾルデ」より「前奏曲と愛の死」
リヒャルト・シュトラウス 交響詩「死と変容」
ブラームス 交響曲 第3番
行きたいと思っていたブラームスの演奏会でした。 思いがけなく招待状をいただき、友達を誘って行ってきました。 船橋市民文化ホールは先日船橋シニアの演奏会を聴きに行ったホールです。 船橋シニアには、ちょうどよい広さの舞台でしたが、オーケストラには狭いようで、窮屈そうでした。 観客は9割ほど入場していて、なかなかの盛況でした。
プログラム前半の2曲は題名はよく目にしますが、実際勉強不足で、演奏を聴いたことがありませんでした。 「トリスタンとイゾルデ」は冒頭のチェロと木管の何とも言えない響きに魅せられて、最後まで聴き入ってしまいました。 とても美しく魅力的な曲でした。
「死と変容」はどんな曲かよくわからなかったので、パンフレットの曲目紹介を先に読んでおきました。 それがそもそもの間違いで、「ドラ」がいつ鳴らされるか気になって、ハープが2台もあることや、木管アンサンブルの素晴らしさや、繊細なヴァイオリンソロなどに気がいかず、「ドラ」ばかり眺めていました。バチを逆手に持って、ドラをたたくのではなく、響かせるように連打した瞬間、気持ちが何故か落ち着きました。 なかなか難しい内容の曲のようですが、何も読まずに聴けばよかったかなと思いました。
後半はいよいよブラームスです。 交響曲第3番は、どの楽章も共通しているように思いますが、テーマがはっきりしていて何度も繰り返され、しかも様々な楽器で演奏され、とてもわかりやすい感じがしました。
船橋フィルは弦がとても充実していて素晴らしく、安心して聴いていられました。 コントラバスが8台もあって、曲全体を下支えしていて、とても安定したまとまった演奏だと感じました。映画「さよならをもう一度」のテーマミュージックとして使われて有名になった第3楽章は、ロマンティックなテーマをチェロからヴァイオリンへ木管へホルンへと伝えていき、フルートやオーボエ、ホルンなどの奏者の技量も申しぶんなく素晴らしいものでした。
この演奏会のサブタイトルが「ブラームスはお好き?」というものでした。 演奏会が終わって、やっぱりブラームスはいいなという気持ちで一杯になりました。
ちなみに、ブラームスは牡牛座生まれとのこと。 私も…なんて思って嬉しくなりました。 hiroko