明日サマーコンサートがあるのですが、その練習は午前中で切り上げて演奏会に行って来ました。
船橋たちばな管弦楽団は県立船橋高校オーケストラ部の卒業生を母体としたオーケストラで、今年で9年目です。そのため皆とても若いです。うらやましいかぎりです。
ドボルザーク 「謝肉祭」序曲 グラズノフ バレエ「四季」 ドボルザーク 交響曲第9番 「新世界より」
前半の「謝肉祭」とグラズノフのバレエ曲は初めて聴く曲でした。 「謝肉祭」は始めから速いテンポでにぎやかな明るい感じで、ワクワクするような楽しい曲でした。グラズノフの「四季」はストーリーはあまりない四季を表したバレエ曲です。ヴァイオリンのフラジオの高いキーンという音で前奏曲が静かに始まり、厳しい冬の様子や氷の上を滑るようななめらかなメロディー、また夏は楽しいワルツ、秋は収穫祭で盛り上がるという感じです。バレエ音楽だけあって、楽しいまさに踊るような曲です。また、弦楽器のコルレーニョという特殊奏法を見ることができました。弓の毛ではなく木の部分で弦をたたくのです。面白い音がします。
さて、メインの「新世界より」は知らない人がいないくらい有名な曲です。船橋たちばな管弦楽団は若くてはつらつとしていて、しかもとても上手なオーケストラです。安心して演奏を堪能することが出来ました。2楽章の有名なイングリッシュホルンによる旋律は心に染み入る素晴らしいものでした。後半オーボエソロがとても目立ったミスをしたのは残念でした。彼はメロディーに合わせながら、首をふりふり演奏するスタイルで目立っていて注視していたので、思わずアッと思いましたが、これもご愛嬌でしょう。
それから、演奏中にハプニングがありました。ビオラのトップの人の弦が切れたのです。演奏中ブッという音がはっきり聞こえました。でも、あわてることなく隣の人の楽器を持ち、次々と楽器を交換して、一番後ろの人は予備の楽器を何事もなく弾いていました。セオリー通りの行動ですが実際目にしたのは初めてでした。それにビオラの予備の楽器が用意されていることに驚きました。そんなハプニングがあっても演奏は滞りなく終わり、満場の拍手を受けていました。改めて「新世界より」を聴いてやっぱりいい曲だなと思いました。そしてオーケストラも素晴らしかったです。
hiroko
ポスターは船橋たちばな管弦楽団のホームページからです。<交響曲第9番 新世界>の関係でポスターにNY港の自由の女神像とアメリカの国旗が登場、さらに国旗上方で第9回定期演奏会の文字の下方にあるメダル?表面には{From the New World 1893}の文字が見えます。デザイナーの気持ちがテンコ盛りで、分かりやすくて、グー! 全体に3D(3次元、奥行き感)が感じられるはなまるデザイン! KenM
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