ひと足早いようですが、2008年の年賀状が出来上がりました。どうです・・、カッコイイでしょ・・!、数年前から写真家の西岡千春さんに毎年つくってもらっています。昨日、資料を西岡さんのスタジオに届けに行って来たのですが、さっそく確認のためメールで画像を送ってきてくれました。
数年前までは、年賀状に設計事例(私は自身が設計した建物を作品という呼び方をする事をできるだけしない様にしています。)の写真などは載せていませんでした・・。なぜなら、自身が設計した建物の写真とかを載せていると、いかにも、「何か案件があれば自分に設計させてくれ・・!」と言わんばかりの物欲しげさが出ているような気がしてならなかったので載せていませんでした。もちろん、本心は何か案件があれば設計させてほしいのですが、それを全面に出す事が私の求めている設計業務とは違うような違和感があったのです・・・。
近年、私もホームページを作り自身の設計事例などをネット上で紹介するようになり(いやな言い方をすれば、ある意味私も俗世間に流されているのでしょうけど・・)、前述したようなカタ意地を張っている事が矛盾してきたので、この際少しでも多くの人に自身の設計事例を知って頂こうと開き直って、年賀状にも載せる様になりました・・・。
話が少し戻りますが、私がなぜ自身の設計した建物を作品と呼ばないようにしているかと言うと、私の思い込みかも知れませんが、作品と言うと何か自分のために建物を造っているような気がして、お施主さんに対して失礼だと思うからです。建物はあくまでお施主さんのもの(財産)であり、お施主さんのために建てるのですから・・・、(まぁ、普通に当たり前の話なんですけどね・・!)