ホワイトバーチ合板の入荷が止まっているようです。現在、3社の施工業者に工事見積りを依頼している整骨院のリフォームの件で、先日知り合いの材木店より連絡があり、「設計図に記入されいるホワイトバーチ合板は、在庫が品切れで今後の入荷のメドがたっていない状態です」という事でした・・。
地球温暖化の影響等により、現在伐採が見合わされているので材料入手が厳しくなっているうえ、欧州でのホワイトバーチ製の家具の需要が増えている事情も重なって、日本まで材料がまわってこなくなっている状態だというのです。
ホワイトバーチ合板[別名フィンランドバーチ合板]は、フィンランド産のシラカバをロータリーレースで薄い単板にして、高温高圧でプレスしたものです。淡白色の美しい材面で、強度もあり、小径木利用のため木目が短手方向に現れます。単板が等厚に積層してあるため、木口がきれいな縞模様になっているので、私は好んでその木口を見せるようにして、家具の棚板やカウンターのトップ材によく使っています・・・。
今回の整骨院のリフォームでも、受付カウンターや家具の棚板として使用する予定でしたが、入手のメドがたたないという事なので、「NTプライウッドSA」というシナと南洋材を交互に貼り合わせた製品で、こちらも木口がきれいな縞模様になっていて、天然素材のコントラストを味わえるので、この材料を代用品として使う予定です・・。
う~ん、こんなところにまで、地球温暖化の影響がでてきているとは・・、いろいろな意味で少し考えさせられます・・・。
画像は、ホワイトバーチ合板の木口と材面の着色サンプルです。(クリア仕上げが一番きれいですけどね・・)
[2008年2月20日 更新]
本日、知人の材木店に問い合わせたところ、ホワイトバーチ合板の入荷が再開されているとの事でした・・。