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熊野磨崖仏

2011年12月10日 | 
くまの まがいぶつ
胎蔵寺からは、鬼が一晩で築いたという乱積の石段がつらいが250m登りきると、とても優しい顔をした巨大な不動明王(8m)と、大日如来(6.8m)が現れる。熊野磨崖仏くまの まがいぶつは、豊後ぶんごの代表的な石仏。藤原末期の作で両像とも厚肉彫りの国指定重要文化財及び史跡。
紀伊半島の熊野権現を国東の地に勧請したのでこの名がある。


並石ダムグリーンランド・こっとん村ののどかな山村と奇岩の峰に鬼が住んでいたといわれる鬼城岩峰の対比が国東半島のムードを高める。
名物の団子汁定食には副食がたくさんついてウマかった。






富貴寺ふきじは、養老2年(718)に仁聞開基したと伝わる。境内の大堂は平安末期12世紀後半に創建された阿弥陀堂形式の建築で、九州最古の木造建築であり国宝。
京都の平等院の鳳凰堂、岩手の中尊寺の金色堂と並ぶ日本三大阿弥陀堂に数えられる。
山門の両端に石像の仁王が睨みをきかせる。



元宮磨崖仏
は、道端にあり車を横付けできる。
5立像が仏龕ぶつがんされ薄肉彫うすにくぼりされている。

大門坊磨崖仏の弘法大師像

真木大堂まきおおどうは、かつては六郷満山最大で七堂伽藍を備えた寺という。
白い水牛にまたがり、六面・六臂・六足を持ち大憤怒といわれる激しい怒りの表情をたたえた大威徳明王像。
藤原時代の九体の仏像は、いずれも重要文化財。


 
   
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コメント (12)    この記事についてブログを書く
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12 コメント

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(延岡の山歩人K) さん へ (iina)
2022-06-16 11:00:28
普光寺の摩崖仏は、いいお姿です。^^

大分で見学した中から普光寺が漏れてました。
       磨崖仏といえば、国東半島の熊野磨崖仏などがなつかしいです。

石仏の中でも、臼井石仏のお顔が忘れられません。
https://blog.goo.ne.jp/iinna/e/07711e4ecd2fa9cc150b4394bb75ca9d

   (延岡の山歩人K)さんのブログアドレスをコメント上に置きました。
返信する
(むなむな)さん へ (iina)
2011-12-12 10:43:52
不動明王は怖い顔をしているのに、優しい顔で迎えてくれました。
国東半島には、こんな大きな仏さまたちばかりかと思ってました。それを見るにも、此処のように
きつい坂を登るものだと覚悟してましたから、巡った磨崖仏の中では此処だけでホットしました。
なにより、細い道も舗道されて便利に周遊できました。
国東半島へは、広島を拠点に山陰を旅して、古里の北九州に帰ってきて、廻ってきました。

雨であったようですが、紅葉の葉の撮り方が印象的です。
両子山には、七不思議があるのですが、パスしました。
走水観音
両子寺の西方1500mの山際にある観音様の下から湧き出る貫水は干ばつでも無くならず、雨季でも増水せず、年中一定の水量を保っており、水温もまた常に変わらないという。

無明橋
橋の下に観音様を祀ってあり、この橋を渡ると不思議と信仰心が湧き起こると伝えられ、牛や馬が渡れば落橋すると言われている。

鬼橋
昔、千徳坊という力持ちのお坊さんが山から引きろして橋にしたといわれる大石が両子寺の境内にある。

しぐれ紅葉
両子寺の境内にあるこの紅葉の下に立ち、上を見上げると、晴天の日でもしずくが落ちるといわれている。

針の耳
山腹に岩が重なり合い、その隙間を通るのが、針に糸を通すように難しそうなところがあるが、不思議と容易に通り抜けることができるという。

鬼の背割
山腹に昔、千徳坊という力持ちのお坊さんが、背で割って通路をあけたといわれる二つの大岩が立っている。

鹿のツメ割
山頂へ登る道の途中にある大きな石に、親子鹿の大小の爪跡がのこっている。
返信する
Unknown (むなむな)
2011-12-11 13:14:10
トラックバックありがとうございます。
神奈川から国東半島までは、遠かったのではないですか。
九州は天孫降臨の地として、いろんな歴史がありますので、楽しんでいってください。
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commentに サンクス (iina)
2011-12-11 11:17:52
(ハイジ) さん へ
WEBで調べると、「仮面の忍者赤影」に魔風刑部がいるようですね。
石や岩も水滴が凍ると砕きます。風化を予防するには屋根が必要ですが、景観を壊します。



(らいちゃん) へ
幸いにも、「皆既月食」を見れました。赤みを帯びていなかった気もしますが、新聞も夜空に幻想的
な赤みを帯びた月があがったと報じています。

胎蔵寺では、金のシールを手渡されたので仏さまに貼り、お賽銭をあげたところ、お坊さん手作りの
ゆず胡椒をもらいましたよ。




(ムツゴロウ) さん へ
熊野磨崖仏の優しい顔の不動明王像の方が、大日如来像より古いらしいです。こちらは修験者たち
が彫り上げたものですが、真木大堂の明王は仏師が彫ったものと思われます。どちらも重文です。



(イヴォンヌ) さん へ
糺の森に抱かれた下鴨神社では、夜のバスツアーで薪の巫女さんの舞いを見学しました。
・・・みたらし団子を食べなかったのは残念でした・・・

国東半島の石仏めぐりは、熊野磨崖仏の石段のようにキツイ上り坂ばかりと思ってましたが、
巡った磨崖仏の中では此処だけでした。 




(tamirin)さん へ
違反してないのに、罰則切符を沢山切ったとは、とんだ勘違い警官でした。
大半は善良なおまわりさんなのでしょうが、こんな勉強不足のお巡りさんもいるのですね。

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commentに 伝説2話 (iina)
2011-12-11 10:39:11
(ippu) さん へ
由紀さおりのレコードでは、「手紙」を持っています。
哀しい歌なのに曲のテンポが明るく、そのアンバランスさが好いと流行しました。

冨貴寺(蕗寺)を榧(かや)の大木1本で造り、仏像を刻んだそうです。それでも余ったので残った
材を熊野に運ぼうとしたところ、途中で牛が動かなくなり、その地に建てたお堂が真木の大堂と
伝わります。
由紀さおりの「夜明けのスキャット」も伝説になりそうです。




(鷲谷芝嵐) さん へ
熊野磨崖仏を拝むには、乱積の石段を登らねばなりませんが杖を持たされたのが役立ちました。
石段が乱積みになったのは、こんな伝説があります。

昔、赤鬼が人間を食べると言う話を聞いた熊野の権現様は、何かよい方法はないかと考えました。
そこで、鬼に一夜で百の石段を築いたならば、許してやろうという条件を出したのです。
権現様は、とうてい無理だと踏んでいたのですが、赤鬼は軽々と石段を作っていくではありませんか。 
そこで、権現様は、赤鬼が九十九段まで積み上げて、百段目を積み上げようと石を担いで登ってきた
所で、権現様は、夜明けの合図である鶏の「コケコッコー」と物まねをしました。

それを聞いた鬼の方は、
「夜明けだ。 負けてしまった!! 逆に権現様に食われてしまう」と勘違いし、最後の石を担いだまま
石段を駆け下りていった。
平地に出た鬼は、そのまま倒れ、息絶えてしまったそうです。  
 
赤鬼が駆け降りた事によって、きれいに積まれていた石段は、乱積みとなってしまったという伝説
です。
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Unknown (tamirin)
2011-12-11 08:24:01
個性的で和みますね・・・
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Unknown (イヴォンヌ)
2011-12-10 19:46:29
熊野磨崖仏とってもすばらしいですね♪


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怖い顔と 優しい顔 (ムツゴロウ)
2011-12-10 15:24:54
真木大堂の憤怒の形相はものすごいですが、熊野磨崖仏のお不動さんは優しい顔をしています。

こんな石仏の大物を見てみたいものです。

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金ぴか仏 (らいちゃん)
2011-12-10 14:12:10
鬼が一晩で築いたと言う石段、上るのはきつそうですね。
しかし、上りきると仏様が優しく迎えてくれるとは、よく考えて造られています。
金ぴかの仏像ご利益がありそうですね。
私もお参りしたら、1億円の宝くじを当ててもらえるのでしょうか?
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こんにちは。 (ハイジ)
2011-12-10 12:42:03
石仏様ですね。
けっして刀では切れぬ『魔風刑部』がおりましたが、石を溶かす水でやられました。
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訪れました (鷲谷芝嵐)
2011-12-10 11:19:00
ここは訪れました。不動明王と大日如来は一見すると不動明王の方がかなり風化したかんじなのですが、大日如来より後に彫られたものだそうですね。
ここまで登るのに石の道は靴が傷だらけになりました。杖は断ったが、諌められ持っていって正解でした。

富貴寺、真木大堂もちょっとのぞきました。
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おはようございます (ippu)
2011-12-10 09:16:35
≪熊野磨崖仏・富貴寺≫
両方とも行っています。別々にですが。
磨崖仏の前で記念写真を撮ったのをよく覚えています。
“富貴寺”は“ふきじ”というのですか? 私が行った時のガイドが“フキデラ”と言ったのでそう覚えていました。
危ない危ない! 
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