世界遺産・法隆寺の参道東の駐車場に周辺が石垣で囲まれた植え込みがあり、言い伝えではクスノキの舟が出土したといわれており、「舟塚古墳」(ふなつか古墳)と言われていた。
斑鳩町の教育委員会は、奈良大学とともに発掘調査を行い、横穴式石室や太刀2振り他多数の出土品が見つかった。2023,9,9日行われた現地説明会には約700人の古墳フアンが全国から参加されました。
舟塚古墳は、現状直径8,5mの円墳で発掘結果、北西~南東(約30度)を主軸とする横穴式石室を確認、石室は右片袖式で羨道部はすでに破壊されており、玄室の奥壁と、側壁の上半部と天井石は失われていました。
舟塚古墳は、6世紀末の築造で国史跡藤ノ木古墳より前の古墳であること、天井石などは法隆寺建造時に抜き取られた可能性があること、また被葬者は2人か? お棺に関連する物は見つかっていないなど、謎ですね。 法隆寺に来られる方寄り道を・・・ (現地説明会資料・関係者の話より)