お父さんのマリポタ日記。
マリノスのこと、ポタリングのこと。最近忘れっぽくなってきたので、書いておかないと・・・
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●月日 07年11月19日(月) 
●天気 晴れときどき曇り
●ルート 自宅~R246~小田原厚木道路側道~足柄大橋~K78~地蔵堂~黒白・明神林道
~仙石原~強羅~大涌谷~R1~産業道路~自宅


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 3度目の黒タマゴを求めてのツーリング。今回は南足柄から攻めてみよう(^^)
 (1度目はこちら、2度目はこちら

 午前7時前後に自宅を出発。平日とあってR246は渋滞していたが、小田原厚木道路側道に出ると追い風にも乗って35~38km/hで快調に走れるようになった。

 で、そのとき「ちゃりん」とイヤな音。しばらく走るとガタガタガタ・・・。あ~あ、やっちゃったよ。
 
 でも、よりによって、こんな路肩が狭いところでなくてもいいようなものを。修理できないところか、止まれないじゃん。慌てて自転車を担いでその先にあった信号付近へ逃げ込む。


午前7時54分、小田原厚木道路側道と渋田川が交差するあたり

 15分ぐらいのロスかな。チューブを替えて空気を入れて・・・と。あれ、入らない。漏れてる。おかしいな。もう1回。ダメだ。もう1回・・・。チューブが外れだったのかな? もう1本あるからそれに入れてみよう。

 ・・・ダメだ(◎_◎;)

 携帯ポンプをよく見ると、口金がない!?。このせいで漏れていたのか。まいったな。自転車屋はまだ開店してないし、通りがかるのはママチャリに乗った通勤通学途中の人たちだけ。フレンチバルブに対応したポンプを持っているはずもない。

 しかし、口金だけどうして落ちちゃったんだろう。で、いつから? 考えるだけで怖くなった。

 困った。どうしようと、ふと顔を上げると小田急線が走っている。山の中じゃなくて良かった。傷は浅くてすみそうだ。


午前9時11分。小田急線愛甲石田駅

 2キロほど歩いて、愛甲石田駅でサポートを待つ。しばらくすると、カミさんがポンプを持ってきてくれたよ\(^▽^)/。感謝! ロードに乗り始めたばかりのカミさんに、R246や小田原厚木道路の側道を走ってこいとは言えない。当然、電車でのサポートです。

 フロアポンプであっという間に7気圧。「ありがと。じゃあね」と、カミさんのロード用に買った携帯ポンプを受け取って別れる。約2時間のロスになったが、子供たちと約束した手前、黒タマゴはゲットして帰らなくてはならないのだ。

 愛甲石田駅はR246の目の前。このままR246を走ってもいいのだが、この日は善波峠を回避するルートで行ってみようと計画していたので、再び小田原厚木道路側道に戻る。距離にして4キロのロス。あ、しまった。サイコンがそのまま動いていた。ここまで距離は22kmで、平均時速は17km/h台にがた落ちッス。

 平塚インターから右折し、金目川沿いを西へ走り、河原町で左折し、次の新常盤橋を右折。で、川を渡って秦野駅前を通過し、秦野橋南側信号を左折する(この部分は自分の備忘録ッス(^^:)。

 秦野橋南側からは緩い上り。それがR246とぶつかる平沢交差点まで続く。だが、善波峠を回避しているので汗もそれほどかいてない。いや、ヒヤ汗は一杯かきましたが・・・。


午前10時55分。足柄大橋

 11月3日の富士山一周走行会以来となる、足柄大橋を渡る。クマにまたがる金太郎の銅像があるが、ここはまだ足柄上郡開成町。


午前11時2分。南足柄市へ

 そのままK78を直進し、下原トンネルを抜けると「金太郎のふる里」南足柄市に入る。

 竜福寺の交差点を右折する。この道をまっすぐに走ると、地蔵堂、そして足柄峠へと出るのだ。

 道は上り始める。本日、最初のヒルクライムの始まりだ。

 勾配の表示はないが、矢倉沢のバス停あたりから傾斜はきつくなってきた。それも蓑毛を思わず思い出すようなまっすぐな上り。それを時速ひと桁で進む。

 足柄古道入口バス停を通り過ぎると、やがて地蔵堂トンネルが見えてきた。竜福寺からここまでの約7キロを30分以上かけて上ってきた。


午前11時39分。地蔵堂トンネル手前にて 

 平日だからだろうか、車もほとんど走らず静かな道だった。だが、このあたりの標高は370メートルぐらい。まだまだ上らなくてはならない。


午前11時44分。金太郎のふる里の案内版

 地蔵堂トンネルを抜けると、上の写真のような看板があった。ここをそのまま道なりに行くのがK78で、左へ曲がると地蔵堂方面となる。


午前11時47分。地蔵堂にて

 地蔵堂の前には小さなお土産屋さんが1軒あった。何を売っているのか気になったが、この日は2時間のロスがあるので先を急ぐ。地蔵堂の前は二股に分かれており、右へ行くとK78へ復帰し足柄峠へと向かう。左の上り坂が夕日の滝や黒白・明神林道方面となる。

 予定では足柄峠に上ってから引き返すことにしていたが、2時間のロスがあったのでそのまま林道方面へと行く。なにしろ、ここから足柄峠までは10~15%の激坂のオンパレード。上らなくて済む口実があれば、素直に従うよね。


午前11時51分。金太郎の遊び石のひとつ、太鼓石。写真にはないが、右側にはつぶて石があった


午前11時53分。金太郎と記念撮影

 上りきったところが少し開けていた。そこに金太郎がいた。う~む。ちょっと複雑な風景だな。上の写真の後方に、カードレールが白く見えるのが黒白林道の入口。あそこを入って行くことになる。


午前11時54分。林道黒白線入り口

 金太郎のところからほんの少し行くと、黒白林道との分岐。直進すれば夕日の滝で、左へ曲がると林道。黒白林道の距離は13.6キロとあるが、箱根側のR138へ出るまでは9キロほどしかないので、どこまでの距離となるのだろう?

 入口には「平成19年の土砂崩れのため、許可車以外は通行止め」という看板があり、しばらく走るとゲートがしっかりと閉まっていた。この林道は「林道 黒白明神線」というらしい。走っていると「黒白線」という標識が、いつのまにか「明神線」に変わっていた。途中で分岐する道もあるが、道なりに走っていけば迷うこともない。

 カードレールがひん曲がったり、ガケ側の路肩が崩れ落ちていたり、道に土砂が雪崩れ込んでいたりと、土砂崩れによる被害の後が何カ所かで見られたが、自転車で走るにはそれほど危ない個所もなかった。車は絶対来ない道だし、上るに連れて景色も開けてきて気分も良くなってきた。なんたって紅葉独り占めッスから。

 しかし、逆に言うと、ここで何かあっても助けはすぐには来ないということ。あくまで自己責任で走っているのだが、そう思い始めると風の音がやたら不気味に聞こえてくる。

 冬眠前の腹を減らしたクマなんていないッスよねぇ・・・。

 逆方向からクロスバイクが1台下りてきたときは、安心した。箱根側まで何事もなく走れそうだ。


午後12時2分。林道明神線

 実をいうとそれほど厳しい道を予想していなかったのだが、しっかり「10%」「9%」が何回か出てくる道だった。道は荒れている個所もあったが、上るには何の支障もない。誰もいないので軽量化も自由にできるし(^^:


午後12時40分。金時トンネル手前

 林道入口から約7キロ。標高差412メートル(平均勾配5.8%)を上ると金時トンネル(標高約870メートル)だ。途中で休み休み上ったので、時間も50分ほどかかっている。


午後12時43分。金時トンネルを出ると・・・

 金時トンネルからは2キロほどの下り。一気に下り、ゲートの横をスルリと抜け、R138を仙石原方面へとまた下る。仙石原のミニストップで補給をした後(午後12時56分)、本日の最終目的地である大涌谷へ向かう。仙石原交差点を右折し、K75が右にカーブするところの十字路を直進してK733をポーラ美術館方面へ進む。


午後1時16分。ポーラ美術館手前の坂。進むのは左方向ですが、ワッカがかすかに見える

 いきなり上り坂。それも激坂。上の写真を見てみると、途中から道にはワッカが刻んである。さらに辛いことに、所々が工事中で片側通行となっていた。勘弁しろよ。こんな激坂の片側通行なんて信じられないよ。交通整理のおじさんも、まさか自転車が上ってくるとは思っていないので、どうしていいか分からないようだぞ。こら、道が狭いんだから、ちゃんと車を止めとけよ。おいおい、速く行けって目をするなよ。行けるわけないじゃん。

 約2キロで標高差は140メートル。平均勾配は7%の激坂だった。やっとのことで片側通行地獄を抜け出す。静山荘バス停手前からは下りとなった。

 実は、静山荘バス停のところの細い道を入って上湯の方へショートカットしようと予定していた。上りはきつそうだが、距離が短いので何とかなると思っていたのだ。ところが、来てみるとこの道は「静山荘関係者以外は通行禁止」と入口に看板があった。私道でもないだろうに、ねぇ。でも、見上げるような激坂で、軽自動車がうなりを上げて上っていたので、言われるままその道を上るのは諦めた。

 で、下る下る。おい、下りすぎだよ。もうやめようよってところで、分かれ道に出た。住所表示を見ると、このあたりは強羅のようだ。って、強羅って凄い坂の町じゃん( ̄◇ ̄;)。しまった。こんなところまで下りて来ちゃったよ。

 幸い周辺の案内図が近くにあった。分かれ道を道なりに行けば下り、右方向へ進めば上り。で、下りは強羅駅方面で、上りを行けば大涌谷方面へ行けるようだ。上り返すか。って、すげー坂だよ、これ。

 箱根登山鉄道ケーブルは1度だけ乗ったことがある。強羅駅から見上げる先には急斜面があったような・・・。それが、ほぼそのまま道になっていた。約1.1キロを100メートル上るってことは、平均勾配9%(◎_◎;) 。

 必死で上り返し、ふらふらになってK734(大涌谷小涌谷線)との合流のT字路にさしかかる。右手はちょうどカーブで死角になっている。車来てない、大丈夫と思ってそのまま横切ろうとした瞬間、カーブから猛スピードで車が現れた。やばっ、っと思った瞬間、ガチャーーン。こけちゃったよ。ちゃんと一時停止しなかった自分が悪いので、誰にも怒ることはできない。でも、上り坂なんで止まりたくなかったんだよな~。擦り傷と軽い打撲だけで済んで良かった。

 気を取り直し息を整えて、再び上り始める。早雲山駅を過ぎ、国有林前バス停の先を大涌谷方面へと左折すると、車のテールランプが赤々と見えてきた。渋滞? 平日なのに・・・。

 路肩をよろよろと走っていると、しびれを切らしたドライバーが諦めてUターンし始めた。それはいいのだが、後ろも見ないで路肩へハンドルを切ってからUターンするので、路肩を走っている方としては気が気ではない。車間が理由もなく開いたら注意しなきゃと、余計な気を遣ってしまった。

 早雲山の手前から大涌谷まで距離は4.4キロ、標高差310メートル。平均勾配は7%。いや~、今日はよく上ったよ。


午後2時23分。大涌谷の黒タマゴ到着


午後2時23分。大涌谷。標高は1040メートルぐらい

 大涌谷は相変わらず凄い人の波。黒タマゴの売店を見ると、30人ぐらい並んでいる。まいったな。でもここまで来て手ぶらで帰るわけにはいかない。おとなしく並んで2袋ゲット。目的を果たしてホッとし、上の写真を撮っていてふと売店を見ると、誰も並んでいない。ちょうど団体さんとぶつかったのかな。それにしてもツイてない。

 標高1000メートルちょっとの世界は、ヒルクライムの後だけに寒さは感じなかった。だが、下りはきっと凍えるだろう。ネックウオーマー、厚手の手袋、ウインドブレーカーと防寒対策をして下山を始める。

 当初の計画では、ここから大観山~真鶴旧道と帰る予定だったが、2時間のロスがあったのでこのまま箱根湯本へ下りて帰宅することにした。となると、もう上らなくていい(^o^)/。快適な下りは・・・ユネッサンを過ぎたあたりまでだった。

 また大渋滞。ホントに今日は平日なのか。自分の目を疑ったよ。恐るべし、「紅葉の箱根」ってところかな。

 このあたりのR1は道幅自体が狭く、路肩はほとんどない。ということは、車を追い越せない。大型バスやトラックにいたっては、もうカベとなって立ちはだかっている。このまま車と一緒に下りたのでは何時間かかるか分からない。

 それに手も痛かった。ブレーキをかけ続け、何度も完全に停止しなくてはならない。下り坂の渋滞がこんなにきついものとは思わなかった。

 ということで、ガラガラの反対車線を自転車を押して歩くことにした。当たり前ながらこの方が断然速かった。

 宮の下の合流から先は、路肩が少し広くなってきたので再び自転車に乗って下りる。でも時速は10km/h前後。いつ車のドアが開くか、あるいは路肩へふらついてくるか分からないッスからね。ブレーキを引く手は冷たさもあって痛くてたまらない。力も段々と入らなくなってきた。やべ~~、と思ったところで休憩ッス。


午後3時38分。塔の沢の吊り橋

 塔の沢にあるホテル「山の茶屋」へと続く吊り橋で手の痛みが引くのを待つ。大涌谷からここまで1時間以上かかっている。これじゃ、上るのと変わらないよ。

 大磯のコンビニ(サンクス)で「横須賀海軍カレーおにぎり」を補給し、しばらく休憩。走り出すときは午後5時ぐらいになったので、ここからナイトラン。R1~産業道路で帰宅したのは午後6時半ごろだった。

 パンク、携帯ポンプの故障、予定外の激坂ヒルクライム(強羅は2度と上りたくないッス)、そして下りでの大渋滞。そのためにダウンヒルも楽しめず。いや~、いろいろあって疲れた1日だった。

 でも、この日、黒タマゴをゲットできたのはひとえにカミさんのおかげです(^o^)/

  ◆サイコンによる記録
       距離   152.08km
       平均時速 19.1km/h(歩いたのも含まれます)
       走行時間 7時間57分06秒
       最高速度 55.5km/h
       ※07年の通算 11468.51km
              ロード 5921.77km
              BD-1  5087.01km
              MTB  424.73km
           ママチャリ  0035.00km

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