お父さんのマリポタ日記。
マリノスのこと、ポタリングのこと。最近忘れっぽくなってきたので、書いておかないと・・・
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 12年ぶり3度目の都民の森は、やっぱりキツかったよ(T_T)

 10月27日に開催されたVCR横浜あおば主催のBRM1027奥多摩周遊200キロに参加。「東京都内から1歩も出ない」がコンセプトで、東京の西部に点在する名所を訪れる山岳コース。メーンディッシュは「都民の森」だ。五日市側からは16年前に初めて上り、12年前には「勝手にブルベ風張200」で2度目の登坂。それ以降は上川乗までは何度が行ったが、そこから甲武トンネルへ回っていたのよ。キツいもんねぇ。


あおばではお馴染みのコース絵。初めて現物が見られた(^o^)



稲城・大丸公園のスタート前。ハンドル周りにキューシートを付けているのは自分だけで、ほかは誰もいなかった気がする


 稲城の大丸公園を午前6時半に走り出し、連光寺坂から尾根幹とお馴染みのルートを進んで町田街道に入る。今回のPCはコンビニはなくすべて写真撮影で、PC1は町田街道をクロスする京王相模原線の高架橋(町田市)。何の変哲もない高架橋を撮影するサイクリストたちの姿は、回りから見ると不思議だったろうね(^_^;


京王相模原線の高架橋


 そのまま北上し、高尾(八王子市)から美山通りに入り、川原宿を左折して陣馬街道へ。緩やかな上りの途中にある「夕やけ小やけふれあいの里」(童謡「夕焼小焼」のモデルとして知られる東京都八王子市上恩方町の、農林業などレクリエーション活動が体験できる施設)がPC2。37キロ地点のここで貯金は1時間ほどと順調な滑り出しだ。


夕やけ小やけふれあいの里


 で、和田峠には行かず折り返す。アオバ優しい(^o^)

 今回はブルベには珍しく、折り返しで「行ってこい」のPCが4カ所ある。早い人とはスタート地点でしか会えないものだが、すれ違いでその姿を目にすることができ、自分の位置も確認できる。PC1はスタート間もないので、ほぼ全員とどちらかですれ違うことになるのだが、トップらしき人とはこの37キロの時点ですでに10キロの差があった。早いなぁ。競争じゃないんでいいんだけど、食事ものんびり摂れるし、うらやましい。ちなみに自分は真ん中あたりだったかな。

 この後は戸沢峠、小峰トンネルと経由して武蔵五日市へ行き、檜原街道に入る。黒茶屋の先の最後のセブンで補給。ゆるやかに上る道を走り、檜原村役場の先を右へ曲がって橘橋交差点から4.4キロ先のPC3「森のおもちゃ美術館」を目指す。まだ朝早かったが、とうふの「ちとせ屋」にはすでにお客さんの姿が見られた。

 ここの勾配も緩やか。「森のおもちゃ美術館」(総面積の93%が森林という、檜原村の豊かな森の恵みを生かした体験型美術館)には当然入らず、看板と建物を慌ただしく撮影してUターンする。風張林道には行かない。アオバ優しい(^o^) すれ違った参加者は「夕やけ小やけ」と同じ順番の顔ぶれだったが、トップの人たちの姿はすでになかった。


森のおもちゃ美術館案内版



森のおもちゃ美術館


 さぁてと。折り返して橘橋交差点を直進。いよいよ都民の森だ。上川乗までは緩やかな上りだが、ここからぐん!ぐん! と勾配が上がる。ここがいわゆる都民の森への入口。稲城の受付に置かれていたコース絵もここが描かれている(ですよね)。


上川乗交差点。直進が都民の森、左折が甲武トンネル


 ところで「上川乗」だが、これまでずっと「かみかわじょう」と読んでいた。違うんだね。「かみかわのり」なんだ。地名って難しい。今回出てきた中でも「日原」は「にっぱら(「ひばら」と読んでいた)」、「小曽木」は「おそき」(「こそぎ」と読んでいた)。「人里」なんて「ひとざと」以外に読み方あるのか。「へんぼり」なんて読めないよ。

 その上川乗の先がいきなりの激坂。その後はアップダウンがあったりするが、勾配7〜10%の坂が延々と続く。10%超の激坂はないのだが、足休めの緩い勾配が一切ないので堪える。上川乗から都民の森までは12キロ。一向に進まないので長いったらありゃしない。ハッハッハッハッハッハッ。息づかいも荒く、というかアップアップの状態で我慢のペダリングが続く。その横をす〜っと軽快なペダリングで涼しい顔をして抜いていく人たちがいる。はえ〜な〜。で、あっという間に見えなくなる。ポガチャルか。ブルベ参加者にも4人抜かれたかな。ま、いっか。マイペースマイペース。

 最後の3.4キロ、奥多摩周遊道路手前の三頭山荘への分岐からがめちゃキツい。10%から始まり、平均勾配は7%超。この間の5キロラップの平均時速が5.9キロ。歩くよりちょっと早いぐらいだ(^_^; 最初に上った時は上川乗から風張峠まで足つきなしだったなんて信じられない。すげぇな、あの頃(50歳)の自分(^_^; ま、今回は都民の森がPCなので、止まらざるを得ないからね。堂々と足ついていいからね。アオバ優しい(^o^)


三頭山荘への分岐


 残り1キロが果てしなく長かったなぁ。

 90.4キロのPC4都民の森(奥多摩三山の最高峰である三頭山(みとうさん)の中腹、標高1000メートルのところにある山岳公園。自然体験やハイキングが楽しめる)到着は午前11時37分で、貯金は1時間弱。最後のコンビニで買っておいたおにぎりを食べながら、ふぅ〜〜〜〜〜〜っ、とひと休み。でもまだ風張峠への上りが待っている。


都民の森



都民の森の自転車オブジェ


 東京で一番高い道路、標高1146メートルの奥多摩周遊道路最高地点(風張峠)までは3.3キロ。記憶の中ではずっときつい上りが続くと思っていたが、終盤にかなり緩い、いや平たんに近い区間もあって、嬉しい誤算。助かった。それにしても道標のところが綺麗に草木が刈り取られていたのにはビックリした。おかげで展望が開け、絶景を拝めることができたよ!


東京で一番高い道路、標高1146メートルの奥多摩周遊道路最高地点


 気温は14度。ここでもおにぎりとソーセージを補給し、ウインドブレーカーを着込んでダウンヒル開始。30キロ先の日原街道にたどり着くまでどこまで挽回できるか。

 奥多摩湖まで一気に下り、深山橋でウインドブレーカーを脱ぐ。湖畔はほぼ平たん区間だが、こんなに長かったっけ? そして小河内ダムから再び下り始める。トンネルが多く、道幅も狭いのでそれほど飛ばせないかと思ったが、意外に車の通行量も少なく順調に下ることができ、結構挽回できたんじゃないかな。

 日原街道は初めて走る。街道入口交差点を曲がったところの数軒の民家のハロウィーンの派手な飾り付けに驚いていたら、その民家の玄関先で井戸端会議中のお母さんと目が合い、「行ってらっしゃい」と突然、声援が飛んできた。戸惑いながらも、「あ、はい、いってきます」。ここを走るサイクリストが多いのね。

 日原鍾乳洞は10キロ先。そこそこきつい道のりだったが、断崖の下を流れる日原川の渓谷美に目を奪われ楽しく上ることができた。紅葉の時はきっと絶景なんだろうな。その頃、また来ようっと。


日原川の渓谷美


 終盤にあった日原トンネル。1キロの長いトンネルだが、行きは上り基調で勾配もきつい。5%以上はあったよね。トンネルなのになんでそんなにきついねん。帰りの下り天国を夢見ながら必死に上ったが、長かったなぁ。

 終盤は左足が攣りそうになるし、右膝にも痛みが出てきてダンシングできなくなったが、なんとかだましだまし走り、130キロ地点のPC5日原鍾乳洞(奥多摩町。総延長1270メートル、高低差1314メートルと関東随一の規模を誇る)に午後2時2分にやっとの思いで到着。貯金は下りで挽回できたようで、2時間強に増えていた。右膝の痛みは心配だが、うまくすれば10時間台で帰れるかな。


日原鍾乳洞



階段の下が日原鍾乳洞の入口


 入場料は900円。一通り見学すると小一時間はかかるそうだ。当然、そんな時間はなく、速攻で折り返す。ここでも何人かとすれ違ったが、都民の森の上りで抜かれた人と往路ですれ違った時は、もうこんなに離れちゃったかとちょっとショックだったねぇ。上りが遅すぎる。

 最後のPC6は小沢トンネル(青梅市)。下り基調の道を軍畑まで25キロほど進んだ後、激坂を上る。そういえば軍畑も最初は「いくさばた」とは読めなかったが、ここは何度も来ているので覚えちゃったね。でも、ピークの榎峠から下って松ノ木通りへの左折はいつも通り過ぎちゃう。気持ちのいい下りの途中なので止まれないよ。

 松ノ木トンネルへの勾配はたいしたことないけど、小沢トンネル手前は激坂。それもまっすぐ。トンネルが見えているのに、なかなかたどり着けない。右膝の痛みでダンシングできないのがつらい。

 小沢トンネルで160キロ。貯金は1時間40分台に落ち込んだ。このトンネルの先は埼玉県なので、ここも折り返し。短いのですれ違いは1人だったが、その人には軍畑の激坂で抜かれていた(^_^;


小沢トンネル



小沢峠の石碑


 小曾木街道へ出る手前と、岩倉街道に小さな峠があったが、後はほぼ下り基調。心配された青梅街道の渋滞もなく、上りがなければ右膝にあまり痛みは感じず、まずまず快調なペース。何とか10時間台でゴールをと回したが、暗くなり始めた東大和付近から混み始め、残り10キロで府中街道へ入った途端、車列が延々とつながる大渋滞。まったく進まなくなった。仕方ない。時間は気にせず安全にいこう。右膝も痛いしね。

 ということで、最後の10キロはグロス平均時速15キロを割ったため、11時間台のゴールとなった。ちょっぴり残念。


ゴール



ブルベカードとコース絵


 ゴール受付をしてブルベカードに時間を記入。コース絵とともに撮影してブルベは終了。帰り支度をしているとポツポツと降り出し、車載を終えて車を発進させると結構な降りとなった。まあ、アオバなのでレインウエアは持ってきていたが、濡れずに済んでラッキー♪

 でね、写真を確認していると、あれ? コース絵の図柄が変わってるじゃないか。スタートバージョンとゴールバージョンがあったのか。この絵は奥多摩湖かな。

 さて「東京都内から1歩も出ない」がコンセプトだった今回のブルベ。稲城を出発し、多摩市〜町田市〜八王子市〜あきる野市〜檜原村〜奥多摩町〜青梅市〜瑞穂町〜武蔵村山市〜東大和市〜国分寺市〜府中市と、見事に都内を走って稲城に帰ってきた。走行距離は201.4キロ、獲得標高は2636メートルで意外と少なかった。アオバにしては珍しく「優しい」コースだったかも(^o^)

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