10月5日(火)晴
ずいぶん過ごしやすくなりました。そのせいかゴルフの練習場に行ったら満員で待っている人がいっぱいでした。僕はどちらかと言うと何もしないで待つことが大の苦手なので引き返して来ました。いつもほとんど待たずにできたのにシーズンなのですね。不思議なもので日本人は何かと言うと同じ行動をしたがる民族なのかもしれません。
ところで今日は先週、土曜日の高校時代の軽井沢同窓会の話の続きです。幹事の軽井沢在住のK山さんは別として、あとの17人は御殿場や東京から集まって来るのだから大したものです。僕も名古屋からだから遠いと言えば遠いのですが、毎年静岡まで行くのであまり苦になりません。やっと昔の仲間にも覚えてもらったかなと言う段階なのでほっとしているところです。最初の頃は18歳で田舎を飛び出し、あっちこっち転勤していたことや、体重の右肩上がりで、三十数年ぶりの同窓会は”お前誰”状態でしたからいつも迷いながらの出席でした。
何回か出席しているうちにだんだんみんなの顔と名前が一致してきて、今ではやっと気楽に出席できるようになりました。まぁ最近苦と言えばタバコを吸えない場所での宴会ぐらいですが、そのうち僕も吸わなくなるかもしれないのでいいことにしましょう。みんなで飲んで歌って、久しぶりに四十年前の歌をいっぱい思い出しました。もうこの年齢になると会社の飲み会で歌うこともないのでちょっとはしゃぎすぎたかもしれません。なんだかわからなくなって起きたらまた飲んで歌ってしまいちょっと飲みすぎでした。おかげで翌日は二日酔いで頭が痛くてたまりませんでした。
まぁ自分のようなあまり気の効かない、おもしろくもない人間も仲間に入れてもらい感謝・感謝です。今僕は塩野七生の「男たちへ」と言う本を読んでいるところですが、その中に不幸な男と言う一説があります。不幸な男の最大の原因は「原則に忠実な男」だそうです。そう言われてみると原則に忠実であることは何のおもしろみもないし、魅力もないと妙に納得してしまいました。多分間違いはないけど融通がきかないと言うことなのでしょう。自分もあまり器用な生き方をしてきていないので七生さんからは橋にも棒にもかからない存在なのでしょうが、おもしろい仲間たちに接して楽しい時を過ごすことができたと思います。そう言えばヨットの仲間たちもだんだんひょうきん一族ばかりで楽しい一時をもらっています。自分のまわりにいろいろな仲間がいてくれるからつまらない自分でも僕は不幸な男ではないような気がしています。
同窓会の話が自分の世界に入ってしまいましたが、言いたかったことは楽しい仲間たちがいてくれるから自分も頑張れると言うことです。僕一人だったら何もない世界がいろいろな仲間たちのおかげで楽しく過ごせると言う感謝の気持ちをいつまでも持ち続けたいものです。
ここまで読んでくれてありがとう。それではまた。