”しんさん”のよもやま話

僕のビジネス感や社会現象に対する意見とかを趣味のヨットやゴルフ等の話を織り交ぜながらよもやま話的に発信します。

しんさんのよもやま話

2011年03月03日 20時24分45秒 | Weblog

3月3日(木)晴

ずいぶんと寒くなりました。今日は桃の節句ですが、桃の花どころではない寒さです。我が家では娘も大きくなってあまり関係ない行事になっています。

ところで今日は薬の話をしてみたいと思います。最近TVのコマーシャルでやたらと多いのが高齢者を対象にした健康薬の販売コマーシャルです。ヒアルロン酸配合とかコンドロイチン配合とかコラーゲン配合とか言った類の薬のことです。こんな薬で本当に関節痛が治ったり、お肌が潤ったりするものでしょうか?答えは否です。コラーゲンを肌に塗って肌の皺を埋めることですべすべの肌にすることはできるでしょうけど、肌自身が潤うことなどあろうはずがありません。

なぜか。と言うとこれらは人間の体内で作られるものなのですが、人間に必要なアミノ酸から合成されるものです。別に普通の食事でたんぱく質を取っていれば消化器でアミノ酸に分解されて体内に吸収される訳です。コラーゲンを食べたからと言ってコラーゲンが体内に吸収されるわけではなく、すべて一旦消火器で分解されてバラバラのアミノ酸になって吸収されます。その後体内ではこれらのアミノ酸を必要に応じて体に必要なタンパク質に変えることになります。元の物がコラーゲンだからコラーゲンになると言う単純なことではないようです。だからこれらの薬を飲んだからと言っても体内に吸収される時には分解されて吸収されるわけで、あとは体内の指令を受けていろいろな細胞に取り込まれるようです。従ってコラーゲンになるとかコンドロイチンになるとか言うものではないのです。

人間の体の原理を知れば、何の意味も持たない薬を短絡的発想で信じてしまう人は多いのでしょうね。そう言う自分もある一面では信じたい気分になります。まぁ「信じる者は救われる」で薬効ではなく精神的に活性化することはあるかもしれません。病は気からとは良く言ったものです。只のブドウ糖を飲んでも、薬を飲んだから大丈夫と思うことで治ってしまうことが多々あります。そう言う意味では飲む以上は信じて飲むことが肝要です。

自分はあまり薬は飲みません。確かに痛み止めのような対症療法的な薬や栄養補給的な薬は飲むことはありますが、頭が良くなるグルタミン酸とか軟骨の構成材であるヒアルロン酸を摂ったからと言ってそうなることはありえないことが科学として証明されているのだけど・・・。

今日はここまでです。それではまた。