3月12日(土)晴
東北関東の地震は予想していたとは言え、悲惨です。結局東南アジアで起こった津波も今回発生した津波も同じようにすごかった訳です。自然災害の前では発展途上の国で起こっても、日本のような高度文明社会で起こっても関係なく猛威をふるいました。むしろ高度に進んだ国で起こった時の方が、さらに悲惨な状況になると言うことかもしれません。人口の集中による被害の大規模化や高度文明の異物(石油etc)が引き起こす火災の大規模化及び石油コンビナート等の火災、さらに原子力発電所の事故など高度文明なるが故の新しい問題もいっぱい現実化してきました。
特に福島原発の爆発については、大きな問題です。先ほど官房長官の発表に続いて原子力保安員による発表がありましたが、何一つ事実が語られず、充分分析して発表すると言うだけでした。僕たちは映像を見て爆発が起こった事実を知っているわけですから、原因はともかく何がどうなったのか事実は事実として伝えるべきではないかと思います。その上で何をどうしているのかとか放射線測定はどことどこで測定し、それによってどんな対応をするのか明言すべきなのに、全然事実が伝えられませんでした。もしこれが水蒸気爆発でウランが放出されているとしたら徹底的に糾弾すべきことではないでしょうか?幸い僕は現場から遠く離れていますが、近隣の人たちは不安でたまらないんじゃないでしょうか。せっかく近隣住民の許可を得て原子力発電所を作ったのに不誠実そのもののような気がします。どうみても重大な事故が起こっているのに事実を中々明らかにしないのは電力会社や政府の保身としか言えないような気がします。原因はともかく事実はきちんと公表してほしいものです。少なくても爆発から2時間以上も経って事実が伝えられないはずはありません。原因はわからないかもしれませんが僕らは事実に基づいて善後策を考えるべきで、誰の責任とか原因がどうかはあとで考えることだと自分は思いますがどうなのでしょうか。
少なくても後で深刻な事態を発表することだけは止めてほしいものです。
明日はヨットの整備でマリーナに行く予定です。津波警報が注意報に変わったこととマリーナに電話を入れて確認したので大丈夫だと思いますが注意して船底塗装をしたいと思います。
(PS)先ほど枝野官房長官の記者会見の発表でかなり納得しました。おしむらくはなぜ6時の発表の時放射線量が減衰方向にあることや核容器は無事の模様だが確認中などと言った方向を示さなかったのかが少し残念です。でも今回の説明はよかったと思うし20Km圏内の避難指示も仮になにもなかったとしても妥当だと思います。