5月22日(日)曇一時雨
すごい雨でした。丁度スーパーに行っていた時でしたので、強い雨でズボンの膝から下がびっしょりになってしまいました。雨にも霧雨、小ぬか雨、・・・とありますが最近は風情のある雨がなくなり、南洋に降るスコールのような土砂降りが多くなったような気がします。昨日といい、今日といいまさに亜熱帯の気候のようです。
さて今日は出かけることもなく、家でのんびりなので話題がありません。そこで古代ローマ帝国のジュリアス・シーザーにまつわる話などしてみようかと思います。実は僕も最近知った話なのでどれほど信憑性があるのかよくわかりません。
シーザーのフルネームはガイウス・ユリウス・カエサルと言われていますが、最後のカエサルは一説によれば正式の姓名ではなく呼び名だと言う事です。どうしてカエサルと呼ばれていたかと言うと彼は誕生の時正常分娩ではなく、帝王切開で取り出されたことからだそうです。ラテン語で切り開く、切り裂くと言う意味のことをカエサ(Caesa)と言うことから正式の姓名のあとにカエサルと付けて呼ばれたようです。もっともシーザーは紀元前100年ごろ生まれたのですから、そんな2100年も前に帝王切開の手術ができたのか疑問ではあります。
ともかくこのことから帝王切開の手術が多数行われるようになった時、医師の間ではそうした手術をシーザー手術(Caesarean operation)と言うようになりました。そして日本語ではシーザー・オペレーションを翻訳するときシーザーが古代ローマの帝王だったことあやかって帝王切開手術と称するようになったそうです。
最近聞いた話ですが、ほんとうかどうかはまったくわかりません。古代ローマの時代に切開手術を行うことができたのかも大いに疑わしいのですが、シーザー・オペレーションと言うネーミングもヨーロッパ的なウィットに富んだネーミングであるし、それをまたシーザーを帝王と翻訳した日本人も中々おもしろいと思います。
すみません。この話がほんとうかどうかはまったくわかりません。でもネーミングを故事にちなんで命名したり、意味するものに置き換えて翻訳するのは何かほのぼのとしたおかしさがあるとは思いませんでしょうか?この種のことは漢字の読み方に良く現れます。漢字そのものが分からなくても、意味する所から読めてしまう熟語っていっぱいあって面白いですよね。でも漢字は同じでも中国と日本では意味することがまったく違う漢字も多いので要注意のようです。たとえば愛人、手紙、娘、など筆談で使わない方が良いと思いますよ。それではまたの機会に。