6月19日(日)曇
今日は父の日でしたが、小さな子供のいる家庭ならともかく、いない家庭ではあまり関係なく普通の休日だったんじゃないでしょうか。我が家ではまったく関係ないどころか、朝はパン屋に焼き立てのパンを買いに走り、夕食の牛モツ炒めを作ったり、ビールを買いに行ったりずいぶん働かせていただきました。もっとも普段ヨットやゴルフで家にいないことが多いので、罪滅ぼしのような一面があってなんとも言えないのです。
ところで今日で高速道路の上限1000円の施策が終了です。田舎が静岡御殿場なので僕もずいぶん恩恵にあずかった口です。ただこの施策がほんとうに良い施策だったのかと問われれば少々疑念を持たざるを得ません。確かに車で外出しやすくなった面はありますが、混雑して大変な日も多かったと思います。一方で税金を上げる話をしていながら、高速道路の無料化や子供手当のバラマキには矛盾が多いですよね。結局すべてマニュフェスト通りにならなかったことに対して明確に過ちを認める必要があるような気がします。国の財源がきびしい状況にあることは誰もが理解しているのでしょうから、もう少しその前にやるべきこととやらないことを明確にして、次の消費税等の増税議論に入るべきだと自分は思います。
世間から喝采を浴びた事業仕分けにしても、結局何も変えられず、廃止したはずの事業は名前を変えて存続しているようですし、選挙のエサにした高速無料化や子供手当も実現はできないはずです。東日本大震災と原発事故で国の財源は増税抜きには考えられない状況になったこともありますが、それ以前の話をあやふやにして、復興の影に隠れてすべてをうやむやにしているやり方には自分は中々賛成できません。今まで国が行ってきた事業のすべてをうまく回して行こうとしても無理になってきたことは明確なのだから、この国の将来にとって重要なものだけを残し、あとは復興に専念するべきであって、そうやって不足するものは僕達がみんなでカバーするのであれば誰も反対することはできないはずです。どちらを向いても良い顔をし、中に入ると無理難題を押し付けて怒鳴っているようでは困るのですが・・・。
高速道路の話からずいぶんかけ離れてしまいました。それでも東北自動車道は被災者を無料にすると言う事です。それはそれで良いのですが、東北自動車道は被災者だけでなく、すべて無料にしてあげても良いと自分は思うのですがいかがなものでしょうか?被災者はもちろん、ボランティアに行く人にも、観光に行く人にも行きやすくしてやることが復興に大きな活力を与えてくれるような気が自分はするのですが。変なところで妙にみみっちいと思いませんか?復興第一に考えれば不平等だなんて誰も言わないと思いますが。むしろ被災者だけを無料にするなら全国の高速にした方が自然のような気がしたのは僕だけなのでしょうか?今日は終わります。