いぬのChoco.との暮らし方

罰や叱りを使わず、 動物福祉に則った犬との暮らし方を綴ります♪

横浜市動物適正飼育推進員第1回研修会

2019-07-27 | 動物福祉・推進員活動

こんばんは~。

今日は研修会でした。

講師は、東京都台東区の愛護動物管理係長で獣医師の高松純子さん。

地域猫活動は、平成7(1995)年に横浜市職員の黒澤泰獣医師により発案。
平成10(1998)年、横浜市磯子区「猫の飼育ガイドライン」で行政で初めて「地域猫」を定義・実行
「住宅密集地における犬猫の適正飼養ガイドライン」(平成22年2月)
台東区での活動は平成17(2005)年より。

のら猫に餌を与え続けると、爆発的に繁殖し、増加し続ける。
♂♀カップルがいたら、1年後には20匹、2年後には80匹、そして3年後には2,000匹まで増える。
だから不妊去勢手術が必要。

東京都台東区は、上野、浅草、谷中、千束、秋葉原、浅草橋など、観光地、神社仏閣(墓地)、
商店街、繁華街などが多いところです。
猫ももとは、ネズミ退治のために飼われていたものが増えてしまったこともあり、
町内会や商店の連合会を巻き込んで、地域猫活動が始まったそうです。
同時に地域猫ボランティアの支援とボランティアの身分を腕章、手帳を携帯することで明らかにし、
不適切給餌者と差別化をするなど行政もかかわりを深めたそうです。
10年間の取り組みによって
登録ボランティアは、341名
猫の苦情件数は、410件 ⇒ 30件
手術数は、2674頭
猫の引き取り頭数は、90匹 ⇒ 7匹(子猫は0達成)
結果はすばらしいですよね。

主体は地域猫ボランティアであり、行政は経済的・精神的に支援することが重要である。
また、「住民自治」の考えに基づいた理想的な地域課題の解決手法は、
他の施策分野(災害・高齢者)にも応用が可能。
「地域猫」は地域力を育てる。

うちの地域では、地域猫について自治会、町内会の中の足並みがそろわず…というか
面倒くさいことはやりたくないということで、理解を得られていない現状があります。
別に何することも不要、お知らせを掲示板に貼らせてもらったりだけの許可でさえ
却下されるくらい地域猫への理解がありません。
まぁ、ペット禁止とごちゃまぜにしているくらいだから、まったく話になりません。
私は、「のら猫をふやさない会」を仲間とやっていて、
近所の猫たちの手術実施とTNR後の管理(デリバリー)を継続中です。
また、餌をあげている人には、置きエサをしないように、
猫が来る場所を清掃するようにお伝えするようにしています。

で、言ってるそばからデリバリーに行く途中で子ねこ2匹発見!!
ついこの間捕獲器を返してきちゃったけど、また借りてこなくちゃ。
デリバリー先の子も手術が必要な子もいるので、順次実施していかないとね。
…ってことで、なかなか終わりは見えませんね。

バッタってキャットフードも食べるのかな?