そこにも動物福祉がなければ…と思います。
動物愛護と動物福祉の違いについては、
動物愛護:
かわいがり保護すること。主語は人間。動物を愛する情動
公益社団法人日本動物愛護協会
(Japan Society for the Prevention of Cruelty to Animals )
愛護という日本語と英語表記の違いにちょっとびっくり
動愛法もやはり、主体はヒト。
動物福祉(Animal Welfare):
客観的に動物の快適性の配慮を目指す。
動物の立場でとらえる。 (すべての動物のため)
“Welfare”には「幸福」や「よく生きること」の意味もある
5つの自由
昨日は、動物福祉市民講座-8-
乳牛のアニマルウェルフェアをわかりやすく(瀬尾哲也先生)の
オンライン講座を聴きました。
畜産においては、乳、肉などの生産性を求めるあまり
家畜の福祉が後回しになってしまっていることを見直す。
家畜がその動物種本来あるべき環境を整えることで
より質の高いものが得られることに着目する。
それによって、生産物に対する付加価値も得られる。
消費者にとっても選択肢が増える…など。
アニマルウェルフェアの認証基準は
とても細かく設定はされていました。
それでも日本での認証基準はがんばればできるかな?
視点を変えればできるかな?
を目指し、はじめの一歩を踏み出してもらう。
それでも既存の農家さんにとっては人手や経済的余裕がないと
むずかしいこともありそうでした。
動物にとって本来欲求を持っていることができないというのは
とてもストレスがかかります。
そのストレスは、体(肉質や乳量)や精神に悪い影響を及ぼします。
すべてのストレスをなくすことは難しいとは思いますが、
それでもひとつでもふたつでもヒト側の努力でなくすことができれば…。
うちの近所にも小さい規模の牧場があって、
そこのアイスクリームはおいしくて大好きです。
最近、子牛が生まれたという記事がありました。
残念ながらオスだったそうですが…。
この子牛にもアニマルウェルフェアな一生が約束されますように…。