爽やかで まさに新春の読み初めにふさわしい(♪)、想像以上に良かった(←大変失礼いたしました…(汗)) こちら。
実は、とてもよくできた作りになっておりまして、東京六大学の短編集です。
それが それが… ♪
ほんと、タイトルからして よくできた仕掛けになっていまして、
・第1週 赤門のおちこぼれ(東大)
・第2週 苦き日の誇り(法大)
・第3週 もう俺、前へ!(明大)
・第4週 セントポールズ・シンデレラ(立大)
・第5週 陸の王者、私の王者(慶大)
・第6週 都の西北で見上げた空は(早大)
以上、ナント、東京六大学野球のリーグ戦になっているのです。
そして そして… ♪
各章ごとに、実際の登場人物がリーグ戦に関わって、(毎朝新聞の)記事に掲載されるという仕掛けもあり、
この記事を書いている(ことになっている)運動部記者:長岡平助さんが 気が付けば この本をトータルして、鍵を握っているというばかりでなく…
最終章では、本人も登場してしまう仕掛けになっていたり。
また、各章ごとに 野球が関わってはいるけれど、全て「どっぷり!」というスタイルではなく、それぞれに温度差あったり、
“おっ!” と思うようなカタチで有名OBが登場してきたりと、(特に、第3週ですね。)
なかなか 読者を飽きさせない、心憎いさり気ない カラクリが仕込んであるのです。
それでいて、最終章では、ちょっぴり切ないエピソードが 全体をピリリ引き締めていて、本当にお上手です!
どれも読んでいて、爽やかで心温まるエピソードですが、中でも 個人的には 明大の第3週が気に入りました。
“初読み” に オススメです (。ゝ∀・)b
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