めへへ 書感

本好きなヤギ似のワタシが 勝手な感想を綴った備忘録 (時々、他)♪

[再]よこまち余話(木内 昇)

2024-09-17 20:21:05 | 本(泣けた~) か・さ行の作者

いや~~~(唸)
なんともはや、木内センセイの創り出す世界って。。。 どうしてこんなにも彩り豊かなんだろう…
以前読んだ こちらの本。 (ちなみに 前回→
あ、 こちらにも書評ありました。→ 前編後編 です。

直前に読んだ海外ものに疲れ果ててしまった(笑)ので、純粋な『和もの』で リセットしたいという意図以上に やられた~~~(涙)
和だけじゃなかった。
季節の彩り、友情、親子愛、・・・挙げ切れない。
それこそ この本=幽玄 の象徴だと思った。
なんというか、イケイケで書かれているんじゃなくて、絶妙の匙…じゃなくて 筆加減。
だからこそ、1つ1つのエピソードが より一層、胸に沁みてくる。。。

魚屋のお母さんの所に浩三がお礼を言いに現れたところとか 好きなんですけど、
遠野さんの一連の かけひき(←こういう言葉は相応しくない。) は、ちょっと… 他の作家さんには表現できないかと。
読んだ後も 余韻に包まれる。。。(涙)
ほんと、大・大・大好きな本です。
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[再]そして、バトンは渡された(瀬尾 まいこ)

2024-09-07 20:45:39 | 本(泣けた~) か・さ行の作者

良いものは良いっっ!!
時を経ても、かつて読んだことがあっても、何度でも良いのだ!
こちらの本
ちなみに前回→

そっかね そっかね、ほぼ4年前でしたか・・・
しかも、映画 にもなっていたなんて・・・(驚)←このことを知らない方がビックリでしょーか…(笑)
ふむふむ…
映画も感動作のようですね。
興味津々♪ (原作とは、ちょっと違う感じみたいだけど…)

いやぁーーー
それにしても、こんなに良かったっけ??
この本。
1回読んでるんですけどね・・・(ワハハ)
目から鼻水が。。。
ラストが最高!!!
瀬尾まいこは天才だ!!!(叫)

またいつか読むよ。←宣言!
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患者が知らない医者の世界(さーたり)

2023-09-14 22:23:24 | 本(泣けた~) か・さ行の作者

あーら、ビックリ仰天。
こちらの本
大好きな中山祐次郎センセイの あの御本 をマンガ化して出来上がったんだそうで。
しかも、中山センセイ直々に さーたりセンセイに依頼されたんだそうで。(驚)

ふと思ったのですが、さーたり先生と祐次郎先生は いとこ同士なのでしょうか…?

それと、さーたりセンセイの「真面目な少女漫画タッチのマンガ」初めて見ました。
すっご! お上手。
とてもきれいで見やすい絵だわ~~。

また、祐次郎センセイのコラムと交互に本音が語られている構成、
これがとっても良かったです。
さーたりセンセイの描かれた祐次郎センセイの似顔絵が、あまりにそっくり(思わずググった→ 💙) で、これまたビックリ!

中山センセイが「涙なしでは読めない・・」をコラムに書かれていますが、さのとおりでした。。。
とっても素敵なコラボ本。
一気読みで もったいない!
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茨の木(さだ まさし)

2022-07-18 14:06:20 | 本(泣けた~) か・さ行の作者

これ、 こちらっ、 まっさん。。。
もぅ、もぅ、 ものすっごく良かった!!! 
(≧∇≦) ええ。
ここ最近・・ 数か月・・ 読んだ中のベストワン!!
ぶっちぎりの第1位!
ちょっと、ちょっと、まっさんってば。
なんで、これが直木賞じゃないのよ? ワタシが選考委員だったら、間違いなく直木賞だね。(爆)

と・に・か・く、
絶妙! よどみなくも 無駄がない。
ここに書かれている全ての人が 時間が できごとが愛しい。 ただそれだけ。

まっさんてば、 一体全体、なんちゅー 本を書いてくださったんだ。。。
つくづく、歌手にしとくのもったいないと思う・・
が、しかし、歌手活動やいろんな所での出会いが 小説家・さだ まさし を築き上げ、経験の全てがこの感動の礎となっているんですねぇ…。
そうでしょ? まっさん。

いやーーー(唸)
でも、次から次へと ほんとすごいわ。全く飽きないどころか、
次はどんなことが起こるのか? 楽しみが増長。 
驚きと共に、それをも超える感動の連続。
特に、花子ちゃん!! あなたって凄いかも。(← 響子さんと真二に乗っかった。(笑))
そして、真二とのやり取り、最後の展開、泣かせてくれるーーー。(くーーぅ…(涙))
イキだよ。 まっさん。
いったい、どれだけ引き出し持ってんの?

なお、ワタシが 怒涛の一気読み+二度読みで 憑りつかれた様子を垣間見ていた、犬顔ダンナは この本をデジタルブックで購入しましたって。(爆)
いやーー、 電子もいいけど、紙でしょ。 これは。(?)
ま、 いっか…。
犬顔もハマるよーー。 泣くよーー。
(へっへっへ…)
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記者たちは海に向かった(門田 隆将)

2020-09-23 21:38:42 | 本(泣けた~) か・さ行の作者

こちら、またしても 犬顔(ダンナ)文庫です。
犬顔とわたくしめは、かねてより 門田センセイの報じる筆力と眼力を“素晴らしい!” と評していまして、
“そこら辺の小説読むよか、門田作品を読んだ方がいいわい!” と見解が一致しているもので…(笑)

今回は、3.11 の際の地元の新聞社 において繰り広げられた、ノンフィクションでした。
だから、、、
ここに出てくるかたがたは実在するかたで、事実しか書かれてていないということ。
なんで、こんなにも真実って、切ないんだろーー 。。。

門田センセイは、脚色なんかしていない。
本当にあったことだけを、飾らずにお書きになる。
だからこそ、人の命って 心に突き刺さるのよ・・。
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スーツケースの半分は(近藤 史恵)

2020-07-11 19:09:24 | 本(泣けた~) か・さ行の作者

な、、、 なんで涙が 。。。 ?? 
ついでに 鼻水も… (笑)
 (ノ∀;`)
この本 、とってもいいナ♪ と、思いながら快調に(= 止まらず)読み進めていたところ、
「え…? えええ…?!(驚)」と、それまでの 積み重ねが “いい意味で” 覆る展開になり、
(なんて、ミラクルなんだ! 近藤センセイって、どうしてこんなに豊かな引き出しをお持ちなんだろう・・・)と、ほとほと感心させられつつ、 矛先を変えたストーリーにますます惹き込まれ・・・
と、思ったら、、、
冒頭に戻る。。。 とな。

という感じの推移の下、堪能しましたよ。
近藤ワールド。
9編から成る、9とおりの人生ドラマが プチ完結しつつ、登場人物たちが繋がりながら、青いスーツケースに納まるという仕掛け。
のみならず(!) ↓ ↓
スーツケースにしのばせたメモ 「あなたの旅に、幸多かれ!」、 この根拠と経緯と しのばせた本人の思いが、、、(涙)
そう、 最後に解き明かされ、腑に落ちる… という、(これがまた… 奥ゆかしくて 胸に響くのよ…(鼻水))
嗚呼、なんて粋なんでしょう!

こんな、 ワクワク+ドキドキ+ジーーン…+いいなぁ…♪ という思いが、1冊で味わえるなんて、、 本っていいなぁ…。
ということで、敢えて、ネタは明かしません。(笑)
ご縁あって、このブログを覗いてくださったかたにも、この バラエティー(?) エキサイト(?) を感じていただきたいので。 (是非!)
ナイショ、内緒 であしからず…失礼っと。(笑)

なお、わが家の青いスーツケース、(← 今年、20年ぶりに買い替えた。おNEWで未使用♪) 
目下、まんじりと コロナ禍にて月日の経つのを見守っていらっさいます…。
さて、活躍の機会は来るのか…?? (じゃないと、ダイヤル操作忘れちゃうよーー(汗))

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死の淵を見た男:吉田昌郎と福島第一原発(門田 隆将)

2020-05-17 19:43:44 | 本(泣けた~) か・さ行の作者

ほいきた!
っと、犬顔(ダンナ)文庫。  (ありがてぇ ありがてぇ。)
(一体、いつになったら予約本の受け取りが解禁になるんだーーー?! )← 実家の父は、役所の担当課にTEL要望したそうです・・(爆)

今回のは、れっきとしたノンフィクション
ちなみに、犬顔ダンナは 緊急事態宣言が出るギリギリ前に 映画 を観てきたという。。(映画、良かったそうですよ。)

でもね、でもね!
ワタシは 声を大にして言いたい!!
(映画観てないけど、)断然、本がいい(と思う)よ !!!

だって、東電だけじゃなくて、自衛隊や 原防の阿部さん、
それに、祥希くんとむつ市のご家族、などなど、門田センセイが魂を賭けて 生の声を聞いたからこそ、本として こっちの心に届く、切実さとか (あぁ… 文字にできないほどの)人間臭さ… 本当のドラマは やっぱり本だよ。 活字だよ!

なんつーか・・・
もぅ、途中から 目から鼻水が… 止まらなくなりまして…
胸が痛くて苦しくなりまして・・・
休み、休み、、読みました。(涙)
でも、一気読み。 
(門田センセイの真正直な文章は、読みだしたら止まらなくなります。)(魅力じゃなくて、もはや魔力… ?)

現地で奮闘されていた、東電のfukusima原発のトイレの便器が、しばらく赤く染まっていたと…
みなさん、極度の疲労で血尿が出ていたからだと… (絶句 。。)

それから、この文庫本は吉田所長がお亡くなりになった後に、刊行されたので、
門田センセイのあとがき(おわりに)にも、胸が痛くて…
特に、吉田所長が脳出血を発症される直前(= 偶然に!)交わされた 曳田さん宛のメールの件。
これは・・ もぅ…  
吉田所長の生涯を通した、命と覚悟と魂の叫び だったんだと知り、愕然としました。

なんか…
自分の人間としての生き方というか、人としての価値観について 考えさせられた 。。
やはり、人っていうのは、正念場(生きるか死ぬかの時)に 本当の姿を示すのかも…。
そして、重きを置く真価って そういう時に問われるんですね・・。
果たして、自分はそういう局面で、… どういう心をさらけ出すのかな…。
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妻の終活(坂井 希久子)

2020-03-16 20:28:30 | 本(泣けた~) か・さ行の作者

これ は、-------(絶句するほど)
ものすーーーーーーーっっっごく 良かった!!!
おまけに、泣けたっ 。。。

この主人公は、杏子さん…? やっぱり…
いやいや、ワタシは 読み進めるほどに 廉太郎さん(の意識の変化)に同化した。
だから、家族がだんだんにまとまってゆく過程や、
あらゆる面で不器用で、典型的な亭主関白(というより、自分勝手し放題の)夫の変化、
そして、リアルすぎる 決して抗えない時の流れ・・・
坂井センセイの丁寧な描写が、心に染み入りましてよ。
 わわわわーーん(泣)

ほんと、坂井センセイ、人の心の描き方が巧くて、これはのめり込まずにはいられません… てば。
そして、賢くて 優しくて ユーモアも肝っ玉も持ち合わせた、2人の娘たち。
美智子さんと恵子さん。
この2人に伴う、エピソードや両親それぞれとのやり取り、 これが、また、泣かせるんだす 。。。

なんか、、、
いい本だった。
巡り合わせてくれて、神様 ありがとう。

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いつかの岸辺に跳ねていく(加納 朋子)

2020-02-11 18:53:05 | 本(泣けた~) か・さ行の作者

いやはや・・・
今回読んだ こちら、 正直なところ、感想としては わりとクールな捉え方で読んでいたんです・・。
(ファンのかた、ごめんなさい。)

でもね…  でもねでもね…
なんだろーー(?)
構成に“してやられた” のか… (← 護の視点の章がまずあって、次に徹子側のエピソードに移ったという)
途中、こうなることを暗示させつつ、徹子の恵美への関わり方 ~ 護との距離を置いた数年間が、ちょっと特異めいた部分を含んでいたりで、読みながら 内心イライラさせられたり… と、
ワタシ自身の この展開に対して、気持ちがまっすぐに行かなかった…(← こういう気持ちを読者に抱かせるって、加納センセイ、すごいと思う。。。)ことも相成ったのか・・・
最後は、、、
泣けた~~~~~~~~  (← なんでよ ?)
と、いささか本人としては、なんかチョット腑に落ちないンすけど、
これ、最後は泣けるよ。
 (´;ω;`)
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星の降る家のローレン(北川 恵海)

2019-06-02 20:48:29 | 本(泣けた~) か・さ行の作者

いやはや・・・
もーーーーーーーーーーーーーー(叫)
むっちゃ、良かった!!!!!!!
目から鼻水が… (笑)、
いや、鼻の穴から涙が出たっっ…(爆)
マイッタ!!  こちら です。

読みだしたら、止まらん。。。 で、一気読み。
いやぁ~~~~~、
だめです。 こんな惹き込まれた挙げ句、
感動させられる作品を さりげなく生み出されては・・・。
(なんで、これ、本屋大賞にノミネートされなかったんだろう…。 書店員さん! 頼んます~~。この本、埋もれさせないでください!)

なんか、この記事を書いてても、まだまだ感動が沸き上がってきて、
鼻のアナから 流涙なんで、大変困っておりますが ----
どうしてくれるよ。 北川センセイ!(笑)
助太刀してよ。 ローレン!
(勝手にせい! By.ローレン)(爆)
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