ぬ おぉ ぉ ぉ ぉぉーーーーーーーーーーーー(叫)
おもしろかったぁ~~~!
痛快で、気持ち良かった~♪
舞ちゃん&相馬調査役、
めちゃめちゃ いいコンビで、最初から最後まで、実に楽しませていただきました。
さすが、池井戸先生。
今、ワタシの中では、ま・さ・に 『No.1』の作家さんです♪
今回、かつて池井戸先生がお勤めされていた 銀行が舞台のものは、初めて読んだのですが、
リアルですねぇ…。
実に、リアル。
ハタから見て、 まぁ、お仕事がら 銀行員さんの世界って、特殊は特殊だろうなぁ~・・とは想像しておりましたが…、
扱う物が 現金なだけに、絶えず 神経が張り詰めた世界で、
それでいて接客業だから、そーゆー面でも神経すり減らされて…
夜も遅いし、 本当に頭が下がる思いです。
それだけ、シビアな世界がテーマなのですが、 痛快な美人行員= 狂咲… ならぬ 花咲舞チャンと、
一見 穏やかだけど 相当なキレ者上司の調査役のおかげで、 さまざまな深刻なトラブルが、
実にテンポよく解決されていき、「スカッ!(爽)」とするエピソードばかりで、
何だか読むと元気になれます。
トラブル毎に (概ね)1話完結(と言うより、解決)仕立ての、全8編からなっていますが、
ワタシが特に気に入ったのは、「腐魚」と「荒磯の子」でしょうか。
池井戸先生の演出の上手さに、あっぱれ!のストーリーとなっております。
それぞれ環境は異なれど、“報酬を得る” ということは、ラクなわけがありません。
また、直接お給料を稼ぐ当の本人だけでなく、それを脇でを支えるご家族にだって、大変なコトがあるでしょう…。
生活していくということは、立場が違っても 皆それぞれに悩んだり、壁にぶつかったりすることがあるものです。
そんな時に、この本を読むと、なんだか 前向きになれそうだと、ワタシは強くお薦めいたします!
痛快な読後感だけでなく、池井戸マジックには いろいろな色彩が宿っていますよ。
奥が深い小説をお書きになる、ものすごい力量の作家さんだと、つくづく感服いたしております。
どっかで、サイン会があったら、上京して お姿を一目 拝んでみたい~! と真剣に思うほど、
池井戸文学に惚れ込んでいます。 (はぁと)