女を捨てず・女に甘えず・らしさを活かす

女性スタッフがビジネス社会で実際に体験したことを中心に「見たこと」「聞いたこと」「感じたこと」をありのままお伝えします。

内定者へのインタビュー

2014-10-17 | 日記・エッセイ・コラム
辛島です。



最近、クライアント企業に内定をもらった学生さんに
インタビューを行っている

インタビュー内容は主に、その学生さんが
どんな就職活動をしていたのか
なぜその会社に決めたのか
という点。


45分間ほどインタビュー時間をそれぞれの学生さんにもらっているので、
割とじっくり話が聞ける

どの学生さんに話を聞いても、やっぱり皆、ドラマがある。
「なんとなく、何も考えずに、気付いたら内定が出ていた」なんて人はいない。


就職活動を始めた頃はどんな考えで活動していたのか。
その時どんな経験をしたのか。
「不合格」をどんな気持ちで受け止めたのか。
どんな風に気持を切り替えたのか。

内定先の社長に出会った時、何を思ったか。
そして、なぜ、その会社に決めたのか。



順を追って話を聞いていくと、その学生さんが思い出している当時の感情に
私も同調してきて、「その時の会社には縁がなかったんですよ~」と聞くと
「それはショックやったなぁ…と思うし、
(最終的には納得のいく会社に決まっているのだから、何も問題ではないのだが)
「選考中の会社がゼロになってしまって、焦って…」と聞くと
「わかるわかる
と思う。




先日も、それまで落ち続けてきたとある学生さんが、現内定先の社長に
初めて会った時、かけてもらった言葉が
本っっっっ当に嬉しかった
という話を聞き、私まで嬉しくなって鳥肌が立った。


別の日に話を聞かせてくれた他の学生さんも
「数年後社長に採用して良かったと言わせたいです!」
と話していて、これまたやっぱり鳥肌が立った。



「就職活動して内定が決まった」



と言えば、確かにそれだけで表現することもできるが、やはり一人ひとりにドラマがある。




そして




その学生さんたちが受講する「内定者研修」がこの10月から始まった

約15名の学生さんたちが1クラスとして一同に会する。
私も講師として何クラスかを担当しているが、
話をしてくれた学生がクラスに数人いる。



正直、研修に熱が入る



一人ひとりの想いが成長に繋がるように
そして企業の期待に一人ひとりが応えていけるように


それぞれのドラマを垣間見ているので、研修生全員に対してより一層そう思う。


内定者の皆さん、今からできる準備にしっかり取り組み、


採用して良かった

と内定先の会社に言わせる人間になろう


★当たり前のことに感謝

2008-11-27 | 日記・エッセイ・コラム

突然ですが、今年で結婚して15年になります。そんな私達に今年最大のピンチ(なんとおおげさな?)がやってきました。

昔「亭主元気で留守がいい」というCMがあったのご存知ですか?ウチの旦那さまは結婚後、風邪をひくことはあっても寝込んでしまうほど体調をくずすこともなく、仕事に遊びに(休日もゴルフ、野球、サッカーへと出かけていってほとんど家にいません)元気に飛び回りまさにこのCM通り。

ところが、ところがです。今年の夏、ある夜帰宅したらリビングテーブルの上に何やら紙が置いてある。見てみると「診断書」。しかもその病名が「小脳腫瘍」。「今週検査行ってくるわ。最近ちょくちょく頭痛いし、見てもらってくるよ」と言っていたのが日曜の夜。検査に行って診断されたようなのだが、本人はいたって普通に「恐らく良性なので心配無用」「緊急を要するわけではないけどいずれ必要になるので早いほうがいい」などを説明。さらに、既に入院と手術の予約をいれてきたと言うのです!聞いている私のほうが「ふ~ん」と平静を装いながらも心の中で動揺が激しく「そんな重要なこと勝手に決めんといてよ!」と文句を言いつつその日はあまり眠れませんでした。かくして、今年の8月に入院、検査、手術にふみきりました。結果は、手術も成功、腫瘍も良性で1ヵ月後には仕事に復帰、今ではサッカーや野球も復活して何事もなかったような生活に戻っています。  

                             

今までうちの旦那さまは健康が当たり前。と思っていた(と言うよりそんなこと考えもしなかった)けど、決して当たり前ではなく彼が健康だからこそ自分が自分のことだけに全力投球できていたことが身にしみた。

また、彼は大手営業系企業の中間管理職、私は小さいながらも会社のとりまとめをする立場として仕事をしていると、お互い忙しく平日夫婦の会話の時間は極端に少ない。少ないどころか顔をあわせることさえない。休日も含め会話と言えば最低限必要な情報交換でお互いに感じていること、考えていることを話し合うことはほとんどない。ところが、今回入院以降手術後1週間まで毎日病室を見舞った。仕事をしているので当然病室には面会時間ぎりぎりにすべりこみセーフの状態で、彼曰く「20:00頃に病院の廊下の遠くから、ヒールのコツコツというせわしない音が聞こえてくると、『きおったな!』と思った」状態ではあったが少なくとも毎日顔をあわせて会話した。病室にいるのはせいぜい30分。だけど、そこで雑談も含めていろんなことを話した。彼の部下の女性新入社員女性の話。私自身の仕事の話。お母さんの話。などなど・・・。その中には「へぇ~そんなこと考えてたんや」「そんなふうにみてくれてたんや」ということもあり、改めて身近にいて自分を理解し支えてくれていることを実感。当たり前のことがあたりまえではなく活かされていることの感謝の気持ちを再確認できる貴重な体験でした。

                                                                                   感謝


★ことばを定義する『力』

2008-11-20 | 日記・エッセイ・コラム

この仕事をしているといろんな人との出会いがあり、そのいろんな人から様々なセミナー、勉強会、交流会などの誘いを受ける。

先日久しぶりにある研究会に参加した。この研究会は人材開発に関わる人を中心に1ヶ月に1回開催されている。いろんな分野の人の講演を聞きそのテーマについて考える真面目な会。私自身以前に講師として招いてもらったこともあって年に何度か参加している。そこで、教育に携わる「伝え手」として「ことばを定義する『力』」の重要性を改めて考えさせられた。

今回の講師は大手企業を退職後コンサルタントとして活躍されている人。自らの体験をもとに「社会人の心構え」についてまとめて出版した著書の内容がテーマでした。その心構えの中の一つに「品格を身につける」というものがあり、参加者の一人が質問した時のこと

質問者「ここでいう品格というのは、身だしなみのことですか?」

講師 「身だしなみもありますが、教養と言いますか・・・」

このやり取りを聞きながら私だったらどのように答えるだろうか?と考えた。伝え手に求められるのは、このような場面でその言葉を的確に定義する(=伝え手の主張)力。しかもプロの伝え手であれば、その定義を「なるほど、そうですよね!」と相手に納得させる力が求められる。ここでいう定義は辞書的な意味ではない。「品格」の辞書的な意味は、品位と風格のこと。その人やその者に感じられる気高さや上品さとある。そうではなくて、自らの経験から「品格とはこういうことである」「品格を身につけるのに必要なのはこれと、これと、これと・・・」という自らの定義すなはち解釈のこと。乱暴な言い方をすれば伝え手にとってこの定義すなはち解釈が全てではないか。教育者にとっての教育観、経営者にとっての経営理念、ビジョンも同じこと「これだ!」と思うことを一般的に伝えるのではなく、自分で解釈し、自分の言葉で定義して伝えること。そこにしか言霊は宿らない。自分の言葉で定義するとそこにはリスクが伴う。「異議あり!」「そうは思いません・・・」という意見が必ず出てくる。でもそのことを恐れていては自分でしか伝えられない想いは伝わらない。うちの会社には「成長とは」「会社とは」「仕事とは」に関して社員全員が共有している考え方がある。それらは必ずしも一般的ではない。でもその考え方を主張するからその主張に共鳴してくれるお客様や仲間と出会える。

独善的にならないように気をつけながら、中村にしか伝えられないものを追求していきたいと自問自答に答えをだしたところで研究会が終了した。大切なことを再考させられた貴重な時間だった。   

                                   感謝


★私の人生に影響を与えてくれた人・・・中沢薫先生

2008-07-09 | 日記・エッセイ・コラム

先日26年ぶりに高校一年の時の担任、中沢薫先生と再会を果たしました!

私は三重県の郡部出身。中学を卒業するまでは、極めて狭い範囲内で「なんでもできるいい子」だった。高校進学でに出て(当時の私には近鉄電車に乗って県庁所在地に行く=街に出るという感覚)「落ちこぼれ」を経験。入学後はじめての実力テストでは、450人中401位という不本意な成績。中学の時は「最高点が自分かどうか」を楽しみにしていたテスト返却を、高校入学後は「ワースト5に自分がはいりませんように!」と祈るような気持ちで迎えるようになっていた。特に、苦手な地理と物理は通知表の評価が10段階の「2」。主要教科の中で苦手だったのは英語。授業が退屈で時間が長く感じたことを記憶している。こましな成績(10段階の8以上)は「数学」と「体育」だけという状況でした。

こんな状況下で初めての進路面談に臨んだのですが、憂鬱な気持ちで先生の前に座った私に対して満面に笑みを浮かべて開口一番

先生「クラスの中で中村さんが、一番最初に決まりましたわ」

投げかけられた言葉があまりにも意外すぎてぽか~んとしている私に、続けて

先生「先生ですわ。中村さんは先生で決まり!」

それ以上は、説教も、悲観的な話も一切なかった。その後、根拠はないけど「私は教育の仕事をするんだ!」ということが頭の中にインプットされた。当然、そのためには401番はあかんでしょ・・・。その後は、「やるときはやるでぇ~」精神で要領よく勉強してそこそこの成績をGET!念願の三重県脱出も果たしました。

結局、教師にはならなかったが、回り道はしたものの今教育の仕事をしている。教育心理学の分野で「ピグマリオン効果」といわれる現象がある。期待することによって相手もその期待にこたえるようになるというものだが、私は中沢先生の「中村さんは先生で決まり」の一言で落ちこぼれから脱却できた、少なくともこの言葉がきっかけになったことは間違いない。私も人に想いを伝える身。目標を見失ったり自信をなくしている人に対してプラスの影響力を与えられるよう人間を磨いていかなければと改めて思う今日この頃です。

                                       (続く)


★名刺のちから(さらに続き)

2008-07-02 | 日記・エッセイ・コラム

名刺のパワー = 会社や会社の仲間たち


私には約2年フリーの立場で仕事をしたことがある。自宅を拠点に、自分のペースで、自分のやりたい仕事をするというワークスタイル。いやな仕事や苦手な人との仕事は請けなければいいので、ある意味気楽で快適な毎日・・・。でも、もしあのまま個人事業主として仕事をしていたら、おそらく今の自分はいない。なぜなら、その時の自分の能力や器でこなせる仕事だけの環境下で「成長」はあり得ないから。

会社や仲間のために、敵前逃亡なんかできるかい!と心の中で「グー」をして一歩踏み込んだからこそ、わかったこと、できるようになったことは数知れない。そういう意味で今の私がいるのは、会社や仲間のお陰。かっこつけてるんじゃなくて、本当にそう思う。私が頑張っている!じゃなく、会社や仲間が頑張らせてくれている。

心からそう思う。だからこそ、社内でもそうだし、お客さんのところでも、名刺をきって仕事をしているのにいい加減なことを言ったりしたりしている人が許せない!!

もう一度見てみよう!自分の名刺。一人じゃないよ!!

                                 みんなに感謝