女を捨てず・女に甘えず・らしさを活かす

女性スタッフがビジネス社会で実際に体験したことを中心に「見たこと」「聞いたこと」「感じたこと」をありのままお伝えします。

ビジョンプロジェクトで得られたもの

2011-03-28 | インポート

 ある会社で半年間にわたってビジョンプロジェクトの運営に携わってきた。このブログでも何回かその時感じたことにふれてきた。

 そのプロジェクトが先週終わった。プロジェクトメンバー12名と若き社長で考え抜いた「ビジョン」とビジョン実現に向けて社員が持つべき意識と能力(=共通のモノサシ)ができあがった。

思えば半年前、初回のプロジェクトミーティングでは

  「何で俺(がメンバー)やねん

が半数近く。

議論も盛り上がりには程遠く、「自分達の会社のビジョンを自分たちがつくる」という意識すら希薄だった、とりあえず集まってます。という状態のメンバー達を率いて期限内に成果が出せるのかどうか正直不安だったことを思い出す。

 しかしながら、メンバー達はこの半年間に著しい進化をみせた。「セルフトークをプラスにして参加する」「妥協せず議論をつくす」を着実に実践し、やいやい言わなくてもきちんと宿題をこなして参加する。後半では、結論をせいて強引にまとめようとする私をたしなめる場面さえあった。

最後のミーティングで「○○(会社名)らしさ」の【誇り】の項目を検討した際、ほとんどのメンバーが、最後の項目は抽象的だけど「○○(会社名がはいります)と共に生きる」にしたいと主張した。

 会社にとって社員が、社員にとって会社が、お互いにとってお互いが無くてはならない存在であるという意味合いをことばに込めたい 

・・・・・・と。

 これぞ、会社に所属する社員の誇り(=帰属意識) 

 

 メンバーの顔は輝いていた

 みんないつの間にこんなに「会社が大好き」になったんだろうか?

 ビジョンプロジェクトの最大の意義はここにある。カッコイイ(体裁のいい)モノをつくる必要はない。

 ごつごつした表現でいい、自分たちが「こだわり」「思いを込めた」ことば=言霊でつくる。そして、メンバー達が真剣に会社のことを考え、意見をぶつけ合い、悩みながら一つのものを造りだす過程で醸成される仲間意識・帰属意識こそがビジョンプロジェクトの真骨頂。

  社長、幸せモノですよ。こんな頼もしいメンバーが各部門にいます。

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トップを支えるということ

2011-03-27 | インポート

 自分の中でずっと考えてきたことに一つの結論が出た。 

 

 仕事柄、いろんな中小企業さんとおつきあいしてきた。「採用・教育」という人に関わる仕事ゆえ、どうしても企業の裏側が見えてしまう。企業の裏側に入り込み、外見からは見ることのできないどろどろした人間模様を見ているうちに気づいたことがある。

 優秀な人が集まり、成長している会社には必ずと言っていいほど優秀な幹部社員がいる

役職は、総務部長、経営企画室長、常務取締役など様々だが、優秀な幹部社員である彼(彼女)らがトップをしっかりサポートしている。

 私自身も会社ではトップを支える幹部の1人。

 トップを支える幹部としてどうあるべきか?優秀な幹部社員とは?

 を常々考えてきた。とは言え、そのことばかり考えていたわけではなく、折に触れ考え、なんとなくこうかなぁ・・・とは思いつつ、「これやという結論は出せないでいた。

 そのことに答えが出た。これはあくまでも『中村流結論』であって、(世間一般的な)正解ではない。とは言え、私の中でモヤモヤしていたものがすっきりした。

 それは、

 優秀な幹部社員は「トップの意を酌んで動く」

「意を酌む」=察すること 同じような言葉で「意を受ける」があるが、これは意向を聞いてそれに従うこと。似て非なるもの。

 優秀か優秀でないかの境目は、意を「酌んでいる」のか「受けている」のかにある。意を受けて動くのは受身。時にそれは「イエスマン」として否定される。それでも、意に背くよりはまし。とは言え、必要なのは、「意を受けて動く」ことではなく「意を酌んで動く」こと。

 トップの「こうしたい」想いを正しく受け止め、その実現に向けて自分がどう動くか考え行動することが求められる。

 ここで大切なのは、トップの本意をしっかり受け止めること。トップも人間ゆえ、感情や体調によって日々の発言や行動が変わることもある。それにいちいち反応するのではなく、本当はどうしたいのかをしっかり見極めてその想いを実現するために動く。それは時に「イエスマン」ではなく苦言を呈することにもなる。

 

 

 で、自分に問う。

 「お前は、優秀な幹部(=社長の『意を酌んで』動いている)か?」

 

 大いに反省すべき

 ここまで書いてフッと思った。いい幹部社員になるかどうかは、トップの人柄にもよるのでは?・・・と。

酌むべきに共感が持てるのか? (この問いに)NOならそんな人の意を酌もうとは思わない。

 

 いい会社にはいい幹部社員がいる。いい幹部社員がいる会社のトップは魅力的。

 いい会社になるかどうかは(中小企業の場合)結局トップしだいということになる。

 

 

 


おばさんという生き物 PARTⅡ

2011-03-22 | インポート

 会社の若手社員とゴルフに行った。

ゴルフ場に到着し、着替えるためロッカールームへ。そこで、久しぶりに遭遇してしまった。「THE おばさん」訳すなら、これぞおばさんと言いたくなる4人組。

おばさんその①・・・周りのことは全くお構いなし 

⇒ お上品に「すいません・・・」なんて言ってたら存在にすら気づいてもらえない

おばさんその②・・・マイワールド。4人で大きな声で話をする。

おばさんその③・・・自分の荷物は周りに散らかし放題。

おばさんその④・・・恥じらいも無く思いっきり大きなお尻を突き出して着替える

よく見ると、持ち物やウェアはブランド物。 ブランドもんが泣くでぇ」 と心の中で捨て台詞を残してロッカールームを後にした。

 その日は天気もよく 変な待ち時間もなく、楽しいラウンドだった。そのため、そのおばさんのことはすっかり忘れていた。

 しか~し、いたのです。

 朝のロッカールームが一緒ということは、当然帰りも一緒。

 汗を流そうと足を踏み入れたお風呂場の脱衣所のところに、4人揃っていたのです。

                                              ※その後、揃って浴室に入ってきた

 上述したおばさんの特徴は当然のこと、会話の「品の無さ」に嫌気がさして、身体を洗うのもそこそこに浴室を飛び出した。

 自分の旦那の愚痴を大きな声で言い合い甲高い声で笑っている。まるで誰の旦那が一番「ダメ亭主」かを競うかのように・・・。そこに愛情や感謝のかけらも感じない。

 その時、ふと思った。このおばさんたちのご主人4人が集まったら、自分の奥さんのことをなんと言うんだろうか?

 間違っても「うちの女房(すいません、古い言い方で)は素晴らしい」とはならん!だろう。

 

 付き合う人間関係は自分の鏡。自分がそう思っていると相手にもそう思わている(はず)。当たり前。

  

 公共の場で、身内の愚痴を言うことがどれだけ自分自身の品格を下げることか?私は絶対におばさんにはならない!! 可愛げのあるおばちゃん!?でありたい

 

 

 

 


やらかした後に真価が問われる

2011-03-18 | インポート

 裂けたんです。

 スカートが・・・。裂けるはずのない(裂けるなんて全く考えもしなかった)スカートが裂けたんです。

 今日、ある会社のプロジェクトミーティングに参加していた時のこと。

 あることをひらめいて、ホワイトボードにそれを書くために立ち上がった時のこと。延長コードにつまずいて軽くよろめいた。

 その瞬間 裂けたんです。スカートの前たての部分が。きれいに。しかも、丈の三分の二ぐらいも。

 そのままでは人の前には立てない

 慌ててトレンチコートをコートドレス代わりに着て仕事をこなし、スカートを購入した売場に持っていった。

 そのスカートは、難波高島屋で購入。リニュアルグランドオープンをフラッと見に行ったときに、そのタイトなラインを気に入って衝動買いしたもの。購入後2~3回ははいたものの、裂けるほど無理なはき方をしていたわけでもなく、またそこが裂けるか?というところから裂けたことに対する、店舗としての対応を確認したいと思ったのだ。

 状況を説明し、「コト」の原因とそれに対する対応策についての説明を求めた。

 

 その対応は、見事だった。

 

 売場の販売員(メーカーから派遣されているであろう女性スタッフ)、そのフロアーの売場責任者(高島屋の社員)それぞれが、迷惑をかけた(不愉快な思いをさせた)コトに対するお詫びはもちろん、その後の対処、代替品についての提案を私の納得するかたちでおこなってくれた。

 しかも、それぞれの対応にその商品を作ったメーカーとしての、その商品を販売している百貨店としての、「誠意」が感じられた。気に入って購入したスカートを残念なかたちで手放すことになった「ブルーな気持ち」は売場を後にする際にはすっかりなくなっていた。

 

 地下鉄の駅に向かうために足早に降りのエスカレーターを降りていた際、追いかけてきたのであろう百貨店の売場責任者に呼び止められた。

 彼は、息を切らしながら、再度今回のお詫びと共にピンクのチケットを2枚差し出した。高島屋館内で使用できる喫茶・お食事券だった。

 念のために言っておくが、「喫茶・お食事券」をもらったから「ええ百貨店やなぁ~。高島屋は!」ではない。

 慌てて追いかけてきたのだろう。もらったピンクのチケットが折れ曲がり、しかも汗で少し湿った感じになっていた。

 自分達のできる限りの誠意を伝えようとする「気持ち」が伝わってきた。

 やらかした後に真価が問われる・・・。

 クレームを『個客』にできるかどうかは、その企業の・担当者の誠意と誠意に基づく行動で決まる。


心遣いと思いやり

2011-03-17 | インポート

 テレビをつけると流れてくるAC(公共広告機構)のCM。

「心は誰にも見えないけれど、心遣いは見える。思いは見えないけど、思いやりは誰にでも見える」というナレーションと共に、電車内で妊婦さんに席をゆずる女性、階段を上る高齢者に手を貸す男子学生の映像が流れる。

 地震の影響で一般企業のCMが流れないため、繰り返し繰り返しこの映像が流れ、ナレーションを耳にする。

 

  何度も何度も目にし、耳にする・・・。

 

  そして、想う。

 

  「確かにその通りだ」

 

  そして、行動に出る。

 

  今日電車で照れながら席を譲る茶髪の若者を見た。駅の切符売場でとまどっている高齢者に声をかけてかわりに切符をかってあげている就職活動中と思われる女子学生を見た。

 みんなが優しい気持ちで助け合おうとしている。

 頑張ろう にっぽん