辛島です。
前回に引き続き、「Boston Career Forum2014」でのことをお伝えしたい。
合説中、普段聞きなれない言葉や風景をいくつか見聞きした
例えば、
「スカイプ面接」
お馴染み『Skype』上で面接を行い、Boston Career Forumまでに一次選考や
二次選考を済ませ、今回のフォーラム中に最終面接などツメの面接を行って、
そのままフォーラム中に内定を出すとのこと。
ほかには、
「この三日間が就職活動」
Boston Career Forumまでに提出した履歴書において、合格をもらったら
フォーラムの一日目に一次面接、二日目に最終面接。
三日目に入社までの動きを一人ひとり確認するとのこと。
普段日本の中小企業の就職活動に主に関わって仕事をしている私としては、
聞いたことはあっても、現実的に目のあたりにしたのは初めて。
「本社の雰囲気は気にならないの?」
「どんな先輩がいるのか気にならないの?」
と、日本とアメリカという距離を考慮したとしても、正直なところ思わざるを得なかった。
でもそういえば。。
二日目、「昨日二次選考がブースであって、今からそこの最終選考なんです」と
話してくれた学生がいた。
時間がなくて我々のブースには立ち寄ってもらえなかったが
「笑顔と元気は忘れたらあかんよ!!!」とだけ伝えて別れた。
その学生が少し時間が経ってから
「さっきの会社、内定だと言ってもらえたんです!!握手しました!!
今日の夜ディナーらしいです!!さっきはありがとうございました!!」
と報告に来てくれた。
「おめでとう!!」と言いながら、嬉しそうな様子を見てると
「本社見なくていいの?」という考えはまったく浮かばなかったのだから、私も現金だ…
そんなこともあったので、二日目が終わった後、企業の人と数人の学生がぞろぞろと
一台のバスに乗り込んだり、移動している様子が結構目に入った
そのほかに、
「○○を志望しています」
どういった職種や業界で考えているのかと質問すると、自分のやりたいこと、目指しているもの、
またそれはなぜそう考えるのか、といった「自分」というものがはっきりしている学生が
多いと感じた。
「考えがしっかりした学生さんだな」=好印象。 であった。
もう一つ、印象深かったのが「挨拶」
前回のブログで、
『元気に挨拶をし、こちらに気付いて挨拶を返してくれた学生がふと我々のブースを目に留め
少し歩みを緩めた瞬間にどんどん話しかける作戦』
を書いたのだが、
「挨拶」の何が印象深かったのかというと、
ほとんどの学生がにこっと笑って挨拶を返してくれる
日本の合説では西日本(関西や九州)は割と挨拶が返ってくる。
関西だとコンビニでも「ありがとう~」とレジの人に言ったりするので、知らない人に対してでも
挨拶を返すことに抵抗がないのではないかと推測しているのだが、
アメリカではそれ以上のものを感じた。
上記の関西であれば、挨拶は返ってくるが「その人にきちん返す」というより
「聞こえてきたからとりあえず返す」という印象。
一方アメリカでは「きちんとその人を見て笑顔で返す」学生が多い!!
正直驚いていたのだが、おそらく、
①留学を決意する人は、社交性が平均値よりも高い人が多いのではないか?
もしくは
②言葉のわからない世界に飛び込んで、まず最初にできることは挨拶しかなかったから、
挨拶を大切にするようになったのではないか?
この二点が考えられる。
いずれにせよ、気持ち良いもの
そんなことを思いながら3日間のBoston Career Forum2014は終了した。
「自分」というものを持ち、挨拶をしっかりする
これは日本の学生さんも意識すべきナイスポイントではないかと思う。