以前このブログでも紹介した森山祐輔さん。先日森山さん主催の「思いがけないご縁の会」に久しぶりに参加した。
場所は京都テルサ。参加者は40数名。開始時間15分遅れで到着した私は、靴の置き場がないほどの盛況ぶりに少々面食らった。
この会は15年ほど前、当時大阪「西中島」のビルの一室にあった森山さんの事務所で7~8名のメンバーでスタートした。当時私は人材教育の会社でNTTに「SI養成講座」を営業する担当者で、商品の開発者である森山さんの事務所をことあるごとに訪ねていろんなことを教えてもらっていた。正直当時の私にとって森山さんは、上司よりも頼りになる存在だった。
そんなご縁でこの会発足時のメンバーの1人に加えてもらった私。その時撮った写真ににっこり笑って納まっている。
当時は近くの酒屋で缶ビール
と簡単なおつまみを調達し、打ち合わせテーブルをみんなで囲んで座った。そして、参加者がそれぞれ気ままに話したいことを話す。会話が会話につながり新たな会話が生まれる・・・。ただそれだけ。面倒なルールも参加資格もない。さまざまな分野でいろんな仕事や趣味を持つ人が集まっていたが、共通しているのが「話し好き」。例外なく話し好きだった。喋りたい人ばかりが集まって、脱線あり、議論あり、あっという間に時間が過ぎたことをなつかしく思い出す。
※その後、森山さんが事務所を京都に移したのをきっかけにご縁の会も京都開催となる
この会のメンバー京都産業大学教授井上一郎先生。井上先生とは今から10年以上前、京都の大学生と一緒にNTTドコモのアイモードのコンテンツ開発に携わることになった時森山さんのご紹介で知り合った。
井上先生は、「おい!こらぁ~っ
」と学生に威圧感を与えるタイプではない。しかしながら、学生に「自ら考える力」をつけさせることに熱心かつシビア。学生のうちからどんどんビジネス社会と触れ合うべきという考え方で、ゼミ生を積極的に企業のトップや担当者が集まる場に参加させていた。
「それ、おもろいな!」
が先生の口癖(少なくとも私の記憶の中では)。学生の自由な発想を喜び、学生から自発的な発言がでるようアプローチする。笑うと細い目がますます細~くなって「とってもチャーミング(すいません、井上先生)なナイスミドル」というのが井上先生の印象だった。
学生とのコンテンツ開発の仕事が終了し、私も今の会社で活動することになり・・・井上先生とお目にかかる機会もほとんどなくなった。
先日のご縁の会で久しぶりに井上先生と少しだけ言葉をかわすことができた。
中村「井上先生、ご無沙汰しております。最近はどうなさってますか?」
※今にして思えばなんか変な聞き方・・・。
その変な質問に対して、井上先生は10年前と同じ細い目をますます細めてこう答えてくれた
「森山さんといろいろやっとる。おもろい!実におもろい!」
井上先生!相変わらずチャーミングです。毎日「おもろい」と思えるって素敵です