中村です。
包装紙で勝負できるか
社会に出てから何度もこの議論を戦わせてきた。
改めて説明するまでもないと思うが、ここで言う包装紙とはいわゆる
「包装紙(ものを包む紙のこと)」ではなく比喩表現。
自分という商品を包む飾り=ビジュアル
偏見だ!という批判を受けることを覚悟で言うと、
包装紙も含めて商品だということを考えると、包装紙がいいにこしたこ
とはない。また、
中身=商品が見えないうちは外見=包装紙
で判断せざるを得ない。
しか~し
包装紙はしょせん包装紙
素晴らしい包装紙で包まれた商品を、ワクワクしながら取り出したら、
しょぼかったら包装紙がよかっただけに落胆は大きい
包装紙に似合う、いや包装紙以上の商品であるよう磨
きをかけり必要がある。それでこそ、包装紙もよかったけど、商品もよ
かった大満足
20代のころよくこの話題を議論した。
「包装紙で勝負できるうちはとことん勝負したらええやん」
と訴える友人に対して、
「包装紙はやがて古なるから包装紙で勝負できているうちに中身磨
かなあかん」
こう主張。それに対して
「だって、別にこっちが『包装紙見てや』って言ってるわけじゃない。
相手が勝手に評価するんやん」
と友人。それに対して
「相手がどうこうじゃなくて、包装紙がよくなくても、新聞紙でくるまれて
いたとしても中身で勝負できるようにならな、最後みじめやん。
○○ちゃんの考えおかしいって~」
とムキになって反論していた。
今にして思うと、スタイルがよくて、エキゾチックな顔立ちで、おしゃれで
華やかな友人がうらやましかった。
「そらあんたはビジュアルええからやろ。私はちゃうねん」と言う気持ちが
議論をエキサイティングなものにしていた。
私自身は、もともとの包装紙ではなく、魅力的に見える包装紙を自分にか
けるよう努力はした。自分をどう見せたいのか?を考え、そう見えるよう
なビジュアル、態度、行動を心がけた。体型をカバーするような服装やあり
たい自分に見せるための髪型や立ち居振る舞いなども考え実行した。
それ以上に、包装紙じゃなくて『商品そのもの』で勝負負できる
自分をつくりりたい。
だから頑張って仕事しようと思って頑張ってきた。
包装紙はいずれ古くなる。そのことを実感している現在。
改めて思う。
包装紙も含めて商品。だから、包装紙も大切。
どこにでもある商品でも包装紙が魅力的だと商品の魅力も高まる。
とは言え、包装紙はやがて古くなる。
そんな時、たとえ新聞紙で包装されていても手に取ってもらえる商品
であるために自分磨きをきちんとしておくべき。
そうでないと、人生の後半苦労する。
まっええっか・・・。と怠けていると、こんなはずじゃなかったと後悔する
ことになる。
最後はやっぱり中身で勝負そのための自分磨きを怠ってはいけない