女を捨てず・女に甘えず・らしさを活かす

女性スタッフがビジネス社会で実際に体験したことを中心に「見たこと」「聞いたこと」「感じたこと」をありのままお伝えします。

仕事ができる前に必要なこと

2013-04-25 | インポート

中村です。

6チャンネルの深夜に「今ちゃんの実は」という今田耕司がMC
をつとめる番組がある。
甥っ子が以前この番組のADをやっていたこともあって、予定のない日は
なんとなくこの番組をみている。


番組では、小さな商店街にある(予想外に)「おしゃれ」「おいしい」店
おとなしそうに見えて(予想外な)趣味や仕事についている女性
など、意外な事実や発見を面白おかしく紹介している。


「実は・・・」のあとには、

今まで隠してきたけど私にはこんなところがあります。
今まで黙っていたけど私の本音はこうです。


など暴露(本音)話が続く。


それ故、「『実は・・・』ばなし」は、恋愛中のカップルや仲の良い友達同士なら
「よくぞ言いにくいことを言ってくれた」「自分にだけ本音を話してくれた」

と、相手との心理的距離を縮めるのに効果的なこともある。

しか~し


ビジネス社会ではそうはいかない。

最近の話し.

ある会社に総合職で入社した女性社員に今一つヤル気が感じられない。

話を聞いていくと


「営業に行くのは気が進まない」
「就活の際営業だけはやりたくないと思っていた」



などなど、『実は』な話が出てくる。


ヤル気が感じられないのはそのせいか・・・。


強がってはいるが営業に出る自信がない
と同時にできない自分を見られたくない
それ以上にできない自分を認めたくない



そんな心理状況で結果がでるはずがない。


「 ええっ~今ごろそんなこと言う? 」
 一昔前のギャグで言うと 「 聞いてないよ~  」

現実問題ギャグではすまない。


入社の際「総合職で入社する以上営業にいく」ことは会社と本人
の合意事項。
当然会社はそれを
前提に育成プログラムを組み、育成担当の指導方針が決まる。



にも関わらず、その合意事項(=前提)が

実は・・・(違ってました)」
と言われたら、


今までやってきたことは一体何だったの?
やる気もないのに営業に出たいと言ってたん??
周りだけ一生懸命やってたということ???

 

 

プライベートなら、


「君のことをわかってあげられなくてごめん」
「うううん、私もはっきり言いだしにくくって・・・。ごめんなさい」



でハッピィエンドもあろうが、ビジネス社会では、



「お前、今年の目標に『1人で営業に行く』って言ってたよな」
「本当は行きたくないけど、なんとかなると思ったんです」



でハッピィエンドになるはずがない。

これが通用するならビジネス社会の
「目標設定」「人事配置」
全て成り立たない.

 

もちろん、最初は営業に出るつもりだったけど、チャレンジした結果、自分には
難しい。自分の能力や持ち味が活かせる職種ではないと認識することはある。


大いにある。実際ウチの会社にも「1人で営業に行く」にチャレンジした結果、今は
管理部門の管理者として頑張っている女性社員がいる。



チャレンジした結果、改めて再認識した自分の強みを活かして管理部門の仕事で
活躍する。


大いにあり!会社にとっても大歓迎 

人生において当初思い描いていた通りに物事が進まないことなんていくらでもある。

ただ、自ら「営業に行く」と宣言し、周りもそれに協力してきた事実がある以上、一旦
はそれ(営業に行く)に向けて一生懸命取り組む姿勢がほしい。

どんな仕事も、入社したばかりの新入社員が簡単に成果がだせるほど甘くはない。

でも仕事で成果を上げる前に必要なことは、会社との約束を守ること。
いや守るために課題に一生懸命取り組む姿勢。
それが、唯一自分ができる会社への貢献であり、自己成長へのファーストステップ
でもある。


まずはそれから。


行きつけの美容院

2013-04-15 | インポート

辛島です。

皆さんも、「行きつけの美容院」というものがあると思う。
もしくは、「今の美容院しっくりこないなぁ.他探そうかな~という人もいるのではないか。

私もここ2年半ほど、電車で30分かかる「行きつけの美容院」に通っている
市内に住む私の家の近所には美容院がかなりたくさんあり、歩いていけるところも
多い。

ではなぜわざわざ電車に乗って通っているのか。

最初にその美容院に行ったきっかけは仕事。
ミステリーショッピングでいくつもの美容院に調査で行かせてもらっていた。
家から自転車で行ける距離の店舗の調査に行ったこともある。
今でも通っている香里園店はその調査で行ったのだ。
自分で探して行ったわけではなかった。

近所の美容院より、その店に「また行きたいと思ったのは、
今でも毎回担当してもらっている美容師の人が素敵だと思ったから。

自分より2歳上の女性。
「美容師」としてのプロ意識が素敵だと思った。

名前は田中さん。

例えば、「美容師業界は新しい技術がどんどん入ってくる」という話題になった時。
毎日閉店後にスタッフで練習もするけど、休みの日に講習に行って先生に習うことも多い
と話していたので、私は何気なく「実際の休日は減ってしまうから大変ですね、講習めんどくさいって
思うこともあるんじゃないですか?(笑)」と聞いた。

田中さんの答えは、
「私、技術が好きなんで、いろんな技術を習得できることが楽しくて美容師やってると思います。
それによってお客さんが嬉しそうにされるのを見るのが好きなんです。」

髪型だけでなく、髪の癖や髪質へのアドバイスも豊富で、さらには

「お客さんとの会話は忘れないんです。」
と笑ってずいぶん前にした会話も覚えてくれている。

田中さんが美容師という仕事が好きで全力で仕事をしていると感じるから、

その感じ素敵だなと思って今もその店に通っている。

「プロ意識」が高い人は、安心感が違うと、身をもって感じる。

私も同じ女性として、同世代として、頑張らないと


はじめまして

2013-04-08 | インポート

新入社員の池田さくらです。

内定期間中にもお客様と接する機会があり、
「はじめまして、アイプラス内定者の池田さくらです」
と挨拶していたのですが、4月を迎え内定者から新入社員になり
時間が経つのは早いなぁ、と思っているところです

少し自己紹介をさせて下さい

満天の星空と優しい人が沢山いる愛媛県出身です。
音楽を聴くことが大好きで、
最近はレコードプレイヤーを買おうか迷ってます。
サッカーとバスケを見るのが大好きです。
好きな季節は冬以外です。
人が大好きで1日でも人と話さない日があるとしんどいです。

入社して一週間がたちました。
ダメな所はダメ!!と本気で注意してくださる、本気で私と向き合ってくださる、
社長や先輩方のおかげで
毎日が本当に充実しています。

さて、本題に入ろうと思います
今回は私の抱負を書きます。
1年間の抱負は2つです。

自分としっかり向き合い、なんでもいいから会社でナンバーワンを目指す

「なんでもいいから一番目指し!」と先輩が言ってました。
聞いた瞬間これだ!と思いました。
あ、これは池田が得意だから池田に任せようか!
とそう思って任せてもらうことを目標にします。

自分と向き合うことは、ダメな所を見つける意味でも必要だと思います。
ナンバーワンになるために何が足りていないか、何をするべきか
それをしっかり考えながら目標を達成します!

なんでも楽しむ心を持ち続ける

これから今まで経験した以上に沢山の経験をすると思います。
どんどん大人になっていきますが
小さいときみたいになんでも楽しむ心を持ち続けていたいです!
マイナスのセルフトークがはたらくときもあると思うけど
そんなときこそ全部楽しみたいです

この2つです!
ここで書いたからには実行しないわけにはいきません

頑張った後に飲むは美味しいと聞きました。
次に友達と会うときに美味しいが飲めるように
切磋琢磨しながら頑張ります!

も、もうすぐ散ってしまいますね、
今年は生活環境が変わり桜をゆっくりみてしみじみ
という時間がありませんでした。

来年は満開の桜を見てしみじみ出来るように1年間がむしゃらに

これからよろしくお願いします。

池田さくら


現場実習の記憶

2013-04-03 | インポート

中村です

最近、立場や役割について考えることが多い。考えている中でフッと思い出した
遠い記憶

新入社員だった頃の話
アパレル会社に総合職で入社した私は、一年間大丸心斎橋店のショップで販売の
現場研修を受けることになった。そこは売上は社内でNO1。かつ店長がきついこと
で有名だった。

実習先が決まった時、

先輩や同期達からは「中村ちゃん、大変やけどがんばりな」と言われ、

実習期間中、やたら人事の人が「近くまで来たから・・・」と売り場に顔を見せたのは、
一番きつい現場に入れて中村がつぶれてないか心配で見に来ていたということを
後になって知った。

思い出してみれば、確かに厳しい店長だった。


予算必達
お客様との約束を守る
仲間を守る



これらに関しては、スタッフに対してはもちろんのこと、会社に対しても大丸の管理
職に対しても一切妥協なかった。
テナントで入っているメーカーの販売員が百貨店の管理職に文句を言うなんて


あり得ない



ところが、私が百貨店のフロア担当課長に理不尽なことを言われたと知った時、血相
を変えて事務所に乗り込み、

「ウチの中村さんに余計なこと言ったら私が許さん


とやりやった時はびっくりした。と同時に、


「ここまで言ってくれるんだから、しっかりせな


と気合が入った。



実習生の私のことをどのように受け止めていたか?と言うと、

実習初日、私とパートのおばちゃん販売員を残して休憩に行くぐらいだから、
ウエルカムだったわけではない。
※この様子はずいぶん以前このブログで紹介しているので興味のある方は読んでみて!

はっきりこうも言われた。


「最初中村さんを売り場で受け入れてほしい。と言わ
れた時『NO』と答えた。もともと社内で一番きつい予
算をやっとの想いで達成してきたのに、半人前の実
習生を受け入れ、かつ一人分の予算追加なんてとん
でもない中村さんには何の責任もないけど、みんな
歓迎する気持ちになれない



入社したての私は当然そんな事情は知らず。「迷惑掛けてんのや・・・」と一瞬
申し訳ない気持ちになった。


その後、店長に実習中繰り返し言われたことが、

「私らは販売員。服を売ることが仕事やしそれしかできへん。中村さんは、売り子
になるために入社したんと違う。本社へ帰る人や。ここに来た以上、ここで見たこ
と、聞いたことをしっかり本社に伝え!それがあんたの役割や。」

そして、実習を終えて本社に戻る際の送別会でこう言われた。

「自分が会社から『口うるさい販売員』と思われてるのは知ってる。でも、現場の
状況を理解しようともせず、理想を押しつけようとする本部の言うことを素直には
聞き入れられない。私らもあかん。わかってる。だから、あんたらが本社に戻って
売上につながるような企画や方針をだしてほしい。そしたら私らおとなしく言うこと
聞くから

売上予算必達
でもブランド力を高めるために「お直しをしてまで商品を売るな
が当時の本部の考え。でも、ふくよかな人向けのブランドだったこともあり、実際多く
のお客様がお直しを必要とする。
中には、ウエスト、スカート幅、丈など複数箇所をお直しし、お直し代が数千円になる
場合もある。それでも、予算達成には「お直し(が必要なお客様)」が必要だった。


綺麗ごとで予算達成は無理ブランドイメージを守るなら(現場に)武器
がほしい

という考えは理解できた。

本社に戻ったら現場との架け橋になるのが自分の役割だと思うようになった。


店長から教えてもらったのは、販売のテクニックではなく自分の役割
仕事の意味

今思うと、「偏った考え」もあるが、店長がいなかったらなんとなく販売実習の時間を過ご
していたはず。


「部下の役割」や「仕事の意味」を教えるのが上司の仕事

肝に銘じていこう