女を捨てず・女に甘えず・らしさを活かす

女性スタッフがビジネス社会で実際に体験したことを中心に「見たこと」「聞いたこと」「感じたこと」をありのままお伝えします。

ウエルカムボード

2015-04-23 | 日記

中村です。


今回はまずこの写真から。



これは、今年計画的な新卒採用で一期生となる2名の新入社員を
受け入れたお客様が2名を歓迎してつくったもの。


ちょっとださいけど、手作りのウエルカムボード
あったか~い気持ちが伝わってくる。

このウエルカムボードの前で、入社式を行い、緊張しながら辞令を
受け取って大きな声で決意表明したと聞く。



受け入れ側の意識も変わった。受け入れを自分たちの問題として
とらえ、挨拶の声も大きくなった。



日常業務多忙な中、時間を費やし、一生懸命考えて取り組んだ資料
作りや関わりに、全力で取り組むことで精一杯応える新入社員。
その(新入社員の)頑張りに触発されて、もっともっといろんなことを
考えサポートしようとする受け入れ側・・・。


この相乗効果が会社を活性化する



「自分らしさ]を活かす

2015-04-13 | 日記

中村です。

様々な階層の研修を企画し、実施するのが私の仕事の一つ。

研修を企画する際、そのほとんどは、1日や1泊2日で終了する
のではなく半年間程度かけて実施するようプログラミングするこ
とが多い。

短期間で一気に詰め込むよりも、半日×5~6回に分けて実施す
るほうがより高い成果が得られると考えているのがその理由。

ただ単に、研修時間が長いからではない。
半年近く研修を続けていると、その間に様々な意識や気持ちの変
化が見られる。また、受講者同士の微妙な力関係やその変化が見
られることも多い。

さらに、毎回行う研修の振り返りの際「今回はリーダーシップを発
揮できなかったので、次回は積極的にリーダーの役割を担い
たいと思います」などとテキトーなコメントを書いていると、次の回


「●●さん、前回次回は積極的にリーダーをとコメントしてたから、
今回のリーダーお願いします


と半強制的に役割を振られることもあり、ごまかせない
環境
が緊張感を高め、新しい自己(苦手な自分)を発揮する機
会を得ることができる。


半年間も何するのん中だるみするのではと思われるか
もしれないが、たとえばリーダー層の研修であれば、



対象者のヒアリングに始まり自己の現状の棚卸を行いある
べき役割を認識
今後のありたい自己を明確にして自己開
発宣言を行う 




という流れが基本パターン。あるべき役割認識をグループで議論
しあい、本当にありたい自分を考えていると6回かけでも時間が足
りないくらい。


今後は、内容ややらせ方をさらにブラッシュアップし、より役割認識
が深まり、研修で新たな自分(苦手な自分)が克服できるようトレー
ニングし、自分を変える場になるようにしていかなければ・・・と考え
ている。


研修の集大成として行う自己開発宣言の際、こだわっ
ているのが



「自分らしさ」



リーダー層の研修では、最後のリーダーシップ開発宣言の際、

「あるべきリーダー像」「自分らしさ」
プラスして「ありたいリーダー像」を明確にする。



自分らしさ=自分の持ち味

と言い換えられるが、自分らしさを無条件に容認すると、ややもす
ると自己成長を妨げることにつながるので、以前はさほど重要視
していなかった。


でも、


最近は、受講者が10人いたら、性格も価値観も持ち味も10人
10色。自分らしくていいし、自分らしくなければ、長続きしないと
思うようになった。


ただ~し


その自分らしさは、


◆あるべき役割認識が正しくなされている
◆自分らしさが強みとして発揮される


という2つの前提条件を満たしてこそ意味がある。


たとえば、社会にでてまだまだ未熟な新入社員が、「マイペース」
なのが自分らしさだから、私は私のペースでいきます。と開き直ら
れても困る

「自分らしさ」は大切にするべき。ただし、その「自分らしさ」は、そ
れらが仕事の中で「強み」として発揮されてはじめて活きる。


たとえば、「規則性の高い」管理者。規則性の高さは強みとして発
揮されると「決められたルールを守り、守らせるきちんとした管理が
できる」=

一方弱みとして発揮されると、「融通が利かなく、的確な状況判断
ができない=」という状況に陥る。



先日もある会社のリーダークラスでの研修で、成果報告会を実施
した。


その中にこんなプレゼンテーションをした受講者がいた。


「私は臆病です」これだけだと弱みです


昔から臆病なところがあって、今回の研修を通じて改めて自分が臆
病だということを再認識しましたまだみです


臆病な性格はなかなかなおせませんが



自分が臆病であるということを認識したうえで、自信を持って行動で
きるようしかるべき準備をして本番に臨み、臆病さゆえの緻密で慎重
な自分を発揮していきます。


さらに、おおざっぱで豪快なタイプの人が見落としがちなところに着目
しサポートしていきたい


臆病すぎる性分(しょうぶん)は時にストレスをため込み、部下から見
ると頼りにならないと受け止められることが多い。とは言え自分自身の
性分(しょうぶん)をそんなに簡単に変えられない。だったら、今の自分
にできることは何か?と考えたうえの結論。


また、臆病だということをみんなの前で堂々と発言できたこと自体で少
しではあるが克服


今後も、その人らしく、役割を発揮していける場をつくっていきたい 


愛について語る・・・

2015-04-09 | 日記

ご無沙汰しております中村です。

3月中旬からスタートした新入社員研修に日々邁進していて
ブログの更新が疎かになってしまいました。


と、言う言い訳はさておき

中村51歳。この年齢になると正直新入社員研修のように体力
のいる研修はきっついなぁ~と思うことがある。

不思議なもので研修中はそんなことはこれっぽっち
感じない。


しか~し


終了後の疲労感&脱力感たるや半端ない。


なんぼほど食べるねん・・・


と自分でもあきれるくらい甘いものを食べ、事務所に戻って若
い社員からエネルギーもらうことでなんとか復活してるのが現状

新入社員研修を担当し始めたころは、自分のちょっとだけ歳の離れ
た弟、妹分、社内においては後輩分だった受講者が、今や息子、娘、
社内においては部下の年齢に・・・。


当然、見る視点も親や上司のそれになる。

「おいおい、なんやねんその言葉づかい(その恰好)」

あるいは

「一人で大きくなったんとちゃうでぇ~周りに感謝しぃや!」

と思うことも多く、ついつい説教くさくなってしまう

そんな今日このごろ。こんなことがあった。


ある会社の新入社員研修でのこと。


プログラムの一環で価値観の違いを戦わせるディスカッションをした際、
高卒新卒者である受講者が、自分のことに関してこんなことを言った。


「自分は母子家庭で決して裕福な環境で育ったわけではない。お金の件
では苦労したけど、だから不幸だなんて思ったことはなかった。今年から
働くので、親孝行をして「自分を産んでよかった」と思っ
てもらえるような人生を送ってほしい・・・」



不覚にも泣きそうになった。



常に笑顔 誰よりも大きな声で挨拶。少々ずっこけたところがあって、周
りから突っ込みどころ満載の彼がこんなことを言うとは・・・。
こんな経験をしていたとは・・・。


お母さん、あなたの息子はあなたの背中を見てしっかり育ってますよ・・・。



またしてもSAT法の開発者宗像恒次教授のこの言葉を思い出した。



人は、人に愛されるために生まれる

人は、自らを愛するために成長する

人は、人を愛するために生きる


人間は3つの愛の充足を求めて生きている・・・。こんなことを再発見させて
もらえることに感謝して明日もまた現場で大声張り上げま~す