女を捨てず・女に甘えず・らしさを活かす

女性スタッフがビジネス社会で実際に体験したことを中心に「見たこと」「聞いたこと」「感じたこと」をありのままお伝えします。

言い訳と説明の違い

2016-07-28 | 日記

中村久しぶりの投稿です。

 

言い訳に関しては今までも何度もこのブログで触れている

が、つくづく思う


言い訳は成長の妨げ

 

と・・・。

 

そして、この言い訳を撲滅するのは容易ではない



なぜかと言うと、

 

言い訳を言う人は、ほとんどの場合それを『言い訳』だとは思っていない




ここが問題


 

言い訳ではなく、これは説明だと

「~とは思っていませんでした」
「~がなかったわけではありません」
「意識はしてました」
「考えてなかったわけではありません」
「全くしてなかったわけではありません」


などなど
その時の自分の状況や状態の説明をしているだけだと

 

それを聞いて依頼者は、



「そんなこと聞いてない全部言い訳じゃ~」


でも、あくまでも(自分の)状況を説明している
と思っている本人は心の中でこう思う


「だって、そうだった(そう思っていた)んだもん」
「なんでそうしたんか?て聞いたから言うてるんやん」


そして、


「そんなに僕(私)悪いかなぁ~」


と思いながら、相手が怒っているからとりあえず
「すいません」と謝ってその場をおさめる



だから、



言い訳する人は成長しない



言い訳をする人の根底にあるのは


自己弁護


心のどこかで「自分は悪くない」と言う気持ちがある。だから
「相手は(自分のことを)誤解している」⇒「自分の正当性をわ
かってもらおう」と必死で言い訳をする


自分は悪くない(そんなに悪くない)からスタートするから、そ
こに深い洞察もなく、「次はこうしよう」「同じことを繰り返さな
いようここに気をつけよう」という改善意識も薄い。時間が過
ぎると何事もなかったように・・・


そして同じことを繰り返し成長しない。



言い訳する人はわかっていない


自分の言動を「説明」か「言い訳」か判断するのは自分
ではなく相手だということを。


自分視点で、自分の正当性をどんなに主張しても、それは相手
視点で考えると単なる言い訳にすぎない。


相手は、「生じた問題(=事実)」「やっていないこと・できていな
いこと(=事実)」に焦点を当て、それに対する見解を求めている。



だから、事実をつきつけられた以上、
担当者は自分の否を認めて謝るしかない。
自分(のやり方、考え方、言動)が悪かった(=間違っていた)と認
めるから、次のステップに進める。言い訳をする人は、本心では悪
くないと思っているから自分を変えず同じことを繰り返す。



ある会社でこんなことがあった。


在庫管理にモレがあって本来あるべきはずのものがなく、送るべき
資料が発送できていないという問題が発覚した。


それを担当者に問いただした際、


「1週間に一回ちゃんとチェックしてました」



そんなことを聞いているのではない。チェックしてたのなら尚更だ。
(見てたのに)「モレがある=あるべきものがない」ことを問うているのだ。



在庫管理にモレがあって業務が滞っているということよりも、担当者として
自分がやるべきことをやっていなかったわけではないという自己
弁護が先に立つ。説明されて理解できても最初の反応が全て(=本心)。



日常業務では、


「あ~あ、気をつけてたのになぁ」
「普段はちゃんとやってたのになぁ」


と悔しい思いをすることもあると思う。


でも、事が起きてしまった以上しかたがない。
言い訳を封印して、
「次は絶対指摘されないようやってやる
という意識を持って自分を変えないと、言い訳を繰り返し成長を妨げる。