2011年入社の新卒者の採用活動もぼちぼち終盤戦。この時期になると、毎年のように聞かれるのが、
「女の子はわからんわ~」
「女の子は難しいわ~」
というクライアントさんの嘆き
今年もやはり・・・。
面接の受け答えはしっかりしている(と言うより、こなれている)。男子学生と一緒に面接すると男子学生がタジタジ、完全に勝負あり!適性診断の結果も悪くない。筆記試験に至っては男子学生に比べて抜群にできがいい。「うちに来るか?」には、その場で「是非、御社で働きたいです!」「○○さんのような先輩と一緒に働いてみたいです」ときらきらとした表情で返答。
しか~し、いざ内定を出そうかという段階になってくると急に逃げ腰になる。急にテンションが下がる。しおらしくなる。言っていることが変わってくる。言っていること(=発言)とやっていること(=態度)がちぐはぐ。などなど・・・。謎の行動をとり始める。これは女子学生に限ったことではないが、女子学生に目立つ。
「あの子、面接の時はもっと積極的やったよね」
「あれ~っ、あの子全然男っぽくないやん」
極端なケースでは、「あの子、あんな顔してたっけ?」と言われるぐらい表情が変わってしまう子までいる。
面接の時がピークなのだ。面接官に気に入られようとする最高のパフォーマンス、しかも面接官は企業によって変わるのでその場その場で相手に合わせて臨機応変な対応。そして最高の笑顔。これらが「あかん!」とは思わない。自分という商品を売る営業活動が就活だということを考えると、当然必要な要素だ。
ただ、大切なことを忘れないでほしい。
本当の自分を偽ってまで、あるいは本当の自分に華美な包装紙をかけてまでその会社に気に入られる必要があるのか?偽った自分、着飾った自分を気に入られてしまったら、ず~っとその偽りの自分を演じないといけなくなるんだよ!足さず引かずありのままの自分で立ち向かわないと長続きしない。
長続きしないことを知っているから、「内定」というほしかったものが手に入った瞬間(入りそうになった瞬間)「本当にやっていけるんだろうか?」という不安が一気に噴出して、
ごめんなさい・・・になってしますケースが非常に多い。
足さず引かずの自分で勝負するのが一番。でも、もしあなたが「今の自分を変えたい」「新しい自分に出会いたい」と思うのであれば、ちょっと背伸びをした自分を演じ続けることも大切。
この続けることが大事。面接の時だけ積極的じゃなくて、骨太に振る舞うんじゃなくて、自分がそうありたいと思うのであれば、それを頑張ってやり続ける・・・・。今日も明日もあさっても・・・。意識しなくてもそのように振る舞えるようになるまで続けること。
頑張れ、女子学生!面接担当者は本当のあなたに会いたい