女を捨てず・女に甘えず・らしさを活かす

女性スタッフがビジネス社会で実際に体験したことを中心に「見たこと」「聞いたこと」「感じたこと」をありのままお伝えします。

こんな学生と働きたい②

2009-08-26 | インポート

二つ目のキーワード「賢さ」

この賢さは、もの知りだとか偏差値の高い大学に通っているということではない。言い換えるなら状況判断力空気を読む力とも言う。世間で言われているKY(『空気』『よめない』)や面接時によく耳にする「私はマイペースで・・・」とは真逆の概念で、「場の空気をよんで、自分がそこでどのような立場で、どう振る舞うかを瞬時に判断すること」。これこそが社会的な『賢さ』だと思う。

場の雰囲気に流されて自分の色を消すことではなく、自分の置かれた状況下で、その場にもっともふさわしい発言や行動を自分らしく行うこと。前者は受身、後者は能動的。

たとえば、入社が決まった会社の経営者や上司達と食事に行くことになった時、友達との飲み会のノリで溜め口でしゃべったり、一気飲みをしてはしゃぎすぎるのはもってのほか。とは言え緊張しすぎて「借りてきた猫状態」では場の空気が白けてしまう。

上司達が話しこんでいる時はわかりもしないのに話しに割り込むのではなくおとなしく聞く。意見を求められたり、自分に関係する話題の時は自分の意見を言う。はしゃいでいい場面では思いっきりはじける。

どの場面で自分を出し、どの場面で引くのか、またどの程度・・・これらを瞬時に判断し行動できるのが空気をよんだ行動(=賢い行動)だと思う。たかが、食事の場面だけど、こういう場面で賢い行動のできる学生は仕事でも機転がきく。

特にウチのような対人能力が求められる仕事にはこんな学生が向いているしこんな学生と一緒にいたら気疲れしないから楽しい。