物は置き場所、人には居場所(その5) 日常をデザインする哲学庵 庵主 五十嵐玲二
4. 人の居場所とは何か (人の居場所の全体像について)
a. 人の社会的居場所
b. 人の経済的居場所
c. 人が仲間とコミュニケーションできる居場所
d. 人が眠ることができる空間
e. 人が楽しく食事のできる空間
f. 家庭的空間での居場所
g. 地域社会での居場所
h. 宗教的空間での居場所
i. 自分のアイデンティティを確立できる空間
j. 自分の体を動かせる空間
k. 自分の役割が存在する居場所
l. 自分が何かに夢中になれる空間
m. 自分が仲間と認められる人間関係の居場所
n. 自分のギャンブル的欲求を満足させる空間
o. 自分がトライして、能力を発揮できる空間
p. 音楽を聴ける空間
q. ゆっくりと読書できる空間
r. 自分の思いを文章化する空間
s. 自分の絵を描ける空間
t. 自分で楽器(ギター、チェロ、ピアノ、…)を奏で、歌える空間
まったく、何の脈絡もなく、人の居場所を羅列してみましたが、まだまだ果てしないリストがあると思われます。人の居場所をどのように形成し、個人も自分の居場所をどのように確保すべきかは、大きなテーマです。
自分で快適な居場所を確保すると同時に、社会との繫がりをつくる場を、多様に形成される社会であることも大切なことです。本来は、一つの体系として捉えられるようにすべきと考えますが、私にはわかりません。(第5回)