マーケティング研究 他社事例 697 「リーダーシップについて2」 ~自我状態を知る~
多重人格といった話ではなく、物事を感じる際に、どう反応するか?といったお話をしています。
つまり、ある『刺激』に対して、どう反応するか、自分の中の6人が決めているのです。
6人とは以下の特徴があります。
『養育的な親』、『批判的な親』といった、相手を包み込み、自分が何が出来るのかを必死に考える親の状態です。
しかし、この親の状態には、やさいく育み、守りたいと思う親の状態と、そのままではダメだと変えようとする親の状態があるのです。
それに対して、子供の状態が3つあります。
『無邪気な子供』
文字通り、無邪気な状態です。見たままをそのまま口にするという特徴があります。
『反抗的な子供』
文字通り、反抗的な子供の様な状態で、相手が望んでいる事をとことんやらないといった特徴があります。
『従順な子供』
従順とは、言葉の意味合い的には良さそうですが、実はよろしくなく、自分かわいいあまりに従順である事を選択しているという特徴があります。
そして最後に『大人』な状態です。
大人は理論的ですし、理性的、合理的です。
我々はこれら6つの自我状態を普段は意識していません。
ですから、各自の出やすい自我状態が自動的に反応をしている状態とも言えるのです。
前回の会議の事例を例に取ると、否定的な状態を導き出していますので、これでは相手との関係性は非建設的であると言えるのです。
「感じている怒りを抑える」
実はそれだけではダメで、『怒りを感じる事をそもそも抑える』必要があります。
その方法は自我状態を意識し、刺激に対してどう反応するかを意識して行く必要があります。
最後に、組織を上手く回す能力について考えて行きましょう。
組織をうまく回す能力も、結局は自分とチームのコントロールが前提になります。
組織を動かすうえでリーダーに重要なのは、実はしっかり周囲に頼る力であると言えます。
どんなに立派な戦略が立案できても、リーダー一人で実現することは出来ず、ほかの人たちに働いてもらわなければなりません。
明確な指示を与えることが出来ても、リーダーがチームを信頼し、働ける環境を整えなければ組織は動きません。
その為には、リーダーは、自分を管理しなければなりません。
弱いリーダーはまず他人をコントロールしようとし、部下がしていることを全部報告させようとします。
しかし、そんな事は不可能です。
ナラヤン・パント教授は、「多くの権限を委譲し、仲間たちのしている事を信じつつ、組織の利益に沿って行動してもらうように促すのがリーダーの仕事だ」としています。
しかし、私はこの説に否定的です。
日本の経営コンサルタントの第一人者の一倉定氏が50年以上前におっしゃっている事は以下の通りです。
「我々の社会そのものが、常に責任のみ重く、権限はほとんどない。(中略)責任のみ部下に押し付けて、権限を与えないのは悪い上役であるという主張は経営を知らず、仕事の本質を知らぬものの観念論である」
上役が部下に仕事を任せる場合に、あらかじめどれだけの権限をあたえたらよいか、部下に課した責任を果たさせるために、どれだけの権限が釣り合った権限であるかを決めるには、不可能なことであることは、我々の社会でありえないという事です。
ただし、あらかじめ権限を与えられるのは、過去に経験した標準的な事柄や、繰り返し仕事についてとなります。
つまり会社にとってあまり重要ではない事柄についてと言えるのです。
一倉定氏はこうも言っています。
「権限は上役から獲得するもの」と。
私は、この一倉理論を実践するスタイルをとっています。
ですから、リーダーはどのように自己管理するのかと言った事に論点をブラさずに向き合う事だと思います。
(続く)
下記は彩りプロジェクトのご紹介です。
ご興味があればご一読下さい。
彩りプロジェクトでは、ビジネススキルに特化した、オンラインセミナーをサブスクリプション制(定額制)でご案内しております。
毎月定額(基本価格30,000円(税抜)※企業規模(パート社員含む社員数)で価格は変動します)をお支払いいただく事で、何人でも何回でもご参加いただけるビジネスセミナーを開催しております。(別途カレンダー参照)
内容は、多岐に渡るものの、求められている役割毎に設定した内容となっています。
基本的なコースは、R29コースで、PDCA、コミュニケーション、情報収集、イノベーション、ファシリテート、コーチング、意思を伝える、フォロワーシップ、チームワーク、マネジメント、報告・連絡・相談、ビジネスマナーの12種類(2020年11月現在)となっております。
R35コースで、PDCA、リーダーシップ、傾聴力、ビジョン、コーチング、マネジメント、ファシリテート、チームビルディング、イノベーションの9種類でR29コースよりも上級編の内容となっております。
最後に、R43コースが最上位クラスで設定されており、リーダーシップ、傾聴力、ビジョン、コーチング、マネジメント、イノベーションの6種類となっております。
R29コースの特徴は、まずは個人にフォーカスしています。今更聞けないといった内容を中心に構成されており、現在の課題克服の為、またはこれから身に付けなくてはならないスキルとなっています。
R35コースの特徴は、視座を高くした構成で専門的な役職要件に応じた内容で構成されております。そして指導する立場になったあなたが身に着けるべきスキル集になっています。
R43コースの特徴は、それこそ会社全体を見回せるスキルの構成となっており、幹部候補にとっても必須の内容になっております。
セミナー名の一部をご紹介します。
・パラダイムシフトが必要なあなたのマネジメント力
・影響力から見るあなたのチームワーク力
・求められているそれを知り意見を伝える力
・創再共イノベーション力
・予定調和じゃ無い方のPDCA力
・非認知的アプローチから入るコーチング力
・笑顔がもたらす効果コミュニケーション力
受講にあたっては各自の選択制(年齢が20代だから、R43は受講できないといった事ではありません)となっており、先んじて学びを深めたい、今更聞けない事だから、といった様々な動機にお答えする内容となっております。
ちなみに、R〇〇のとなりは年齢をイメージしておりますが、例えば、R43は43歳以上の人は受けられないという事はありませんし、大卒1年目の方でもR43を受講する事は可能です。
定額制で何人でも何回でも受講が可能です!!
詳しい、資料のご請求や、ご質問等は以下にメールをお待ちしております。
メール info@irodori-pro.jp
HP https://www.fuudokaikaku.com/
お問合せ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣
多重人格といった話ではなく、物事を感じる際に、どう反応するか?といったお話をしています。
つまり、ある『刺激』に対して、どう反応するか、自分の中の6人が決めているのです。
6人とは以下の特徴があります。
『養育的な親』、『批判的な親』といった、相手を包み込み、自分が何が出来るのかを必死に考える親の状態です。
しかし、この親の状態には、やさいく育み、守りたいと思う親の状態と、そのままではダメだと変えようとする親の状態があるのです。
それに対して、子供の状態が3つあります。
『無邪気な子供』
文字通り、無邪気な状態です。見たままをそのまま口にするという特徴があります。
『反抗的な子供』
文字通り、反抗的な子供の様な状態で、相手が望んでいる事をとことんやらないといった特徴があります。
『従順な子供』
従順とは、言葉の意味合い的には良さそうですが、実はよろしくなく、自分かわいいあまりに従順である事を選択しているという特徴があります。
そして最後に『大人』な状態です。
大人は理論的ですし、理性的、合理的です。
我々はこれら6つの自我状態を普段は意識していません。
ですから、各自の出やすい自我状態が自動的に反応をしている状態とも言えるのです。
前回の会議の事例を例に取ると、否定的な状態を導き出していますので、これでは相手との関係性は非建設的であると言えるのです。
「感じている怒りを抑える」
実はそれだけではダメで、『怒りを感じる事をそもそも抑える』必要があります。
その方法は自我状態を意識し、刺激に対してどう反応するかを意識して行く必要があります。
最後に、組織を上手く回す能力について考えて行きましょう。
組織をうまく回す能力も、結局は自分とチームのコントロールが前提になります。
組織を動かすうえでリーダーに重要なのは、実はしっかり周囲に頼る力であると言えます。
どんなに立派な戦略が立案できても、リーダー一人で実現することは出来ず、ほかの人たちに働いてもらわなければなりません。
明確な指示を与えることが出来ても、リーダーがチームを信頼し、働ける環境を整えなければ組織は動きません。
その為には、リーダーは、自分を管理しなければなりません。
弱いリーダーはまず他人をコントロールしようとし、部下がしていることを全部報告させようとします。
しかし、そんな事は不可能です。
ナラヤン・パント教授は、「多くの権限を委譲し、仲間たちのしている事を信じつつ、組織の利益に沿って行動してもらうように促すのがリーダーの仕事だ」としています。
しかし、私はこの説に否定的です。
日本の経営コンサルタントの第一人者の一倉定氏が50年以上前におっしゃっている事は以下の通りです。
「我々の社会そのものが、常に責任のみ重く、権限はほとんどない。(中略)責任のみ部下に押し付けて、権限を与えないのは悪い上役であるという主張は経営を知らず、仕事の本質を知らぬものの観念論である」
上役が部下に仕事を任せる場合に、あらかじめどれだけの権限をあたえたらよいか、部下に課した責任を果たさせるために、どれだけの権限が釣り合った権限であるかを決めるには、不可能なことであることは、我々の社会でありえないという事です。
ただし、あらかじめ権限を与えられるのは、過去に経験した標準的な事柄や、繰り返し仕事についてとなります。
つまり会社にとってあまり重要ではない事柄についてと言えるのです。
一倉定氏はこうも言っています。
「権限は上役から獲得するもの」と。
私は、この一倉理論を実践するスタイルをとっています。
ですから、リーダーはどのように自己管理するのかと言った事に論点をブラさずに向き合う事だと思います。
(続く)
下記は彩りプロジェクトのご紹介です。
ご興味があればご一読下さい。
彩りプロジェクトでは、ビジネススキルに特化した、オンラインセミナーをサブスクリプション制(定額制)でご案内しております。
毎月定額(基本価格30,000円(税抜)※企業規模(パート社員含む社員数)で価格は変動します)をお支払いいただく事で、何人でも何回でもご参加いただけるビジネスセミナーを開催しております。(別途カレンダー参照)
内容は、多岐に渡るものの、求められている役割毎に設定した内容となっています。
基本的なコースは、R29コースで、PDCA、コミュニケーション、情報収集、イノベーション、ファシリテート、コーチング、意思を伝える、フォロワーシップ、チームワーク、マネジメント、報告・連絡・相談、ビジネスマナーの12種類(2020年11月現在)となっております。
R35コースで、PDCA、リーダーシップ、傾聴力、ビジョン、コーチング、マネジメント、ファシリテート、チームビルディング、イノベーションの9種類でR29コースよりも上級編の内容となっております。
最後に、R43コースが最上位クラスで設定されており、リーダーシップ、傾聴力、ビジョン、コーチング、マネジメント、イノベーションの6種類となっております。
R29コースの特徴は、まずは個人にフォーカスしています。今更聞けないといった内容を中心に構成されており、現在の課題克服の為、またはこれから身に付けなくてはならないスキルとなっています。
R35コースの特徴は、視座を高くした構成で専門的な役職要件に応じた内容で構成されております。そして指導する立場になったあなたが身に着けるべきスキル集になっています。
R43コースの特徴は、それこそ会社全体を見回せるスキルの構成となっており、幹部候補にとっても必須の内容になっております。
セミナー名の一部をご紹介します。
・パラダイムシフトが必要なあなたのマネジメント力
・影響力から見るあなたのチームワーク力
・求められているそれを知り意見を伝える力
・創再共イノベーション力
・予定調和じゃ無い方のPDCA力
・非認知的アプローチから入るコーチング力
・笑顔がもたらす効果コミュニケーション力
受講にあたっては各自の選択制(年齢が20代だから、R43は受講できないといった事ではありません)となっており、先んじて学びを深めたい、今更聞けない事だから、といった様々な動機にお答えする内容となっております。
ちなみに、R〇〇のとなりは年齢をイメージしておりますが、例えば、R43は43歳以上の人は受けられないという事はありませんし、大卒1年目の方でもR43を受講する事は可能です。
定額制で何人でも何回でも受講が可能です!!
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成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣