おや? なんだろう? おもしろいね~ と自然に笑顔になり、楽しんで取り組みたいですね。 まさしくそれは彩りですね!!

卓越性の探究者、波田野が皆さんに販売戦略・営業手法についてや、コミュニケーションについて思う事をお届けします。

マーケティング研究 他社事例 697 「リーダーシップについて2」 ~自我状態を知る~

2020-12-10 14:45:35 | マーケティング
マーケティング研究 他社事例 697 「リーダーシップについて2」 ~自我状態を知る~


多重人格といった話ではなく、物事を感じる際に、どう反応するか?といったお話をしています。

つまり、ある『刺激』に対して、どう反応するか、自分の中の6人が決めているのです。

6人とは以下の特徴があります。

『養育的な親』、『批判的な親』といった、相手を包み込み、自分が何が出来るのかを必死に考える親の状態です。

しかし、この親の状態には、やさいく育み、守りたいと思う親の状態と、そのままではダメだと変えようとする親の状態があるのです。

それに対して、子供の状態が3つあります。

『無邪気な子供』

文字通り、無邪気な状態です。見たままをそのまま口にするという特徴があります。

『反抗的な子供』

文字通り、反抗的な子供の様な状態で、相手が望んでいる事をとことんやらないといった特徴があります。

『従順な子供』

従順とは、言葉の意味合い的には良さそうですが、実はよろしくなく、自分かわいいあまりに従順である事を選択しているという特徴があります。

そして最後に『大人』な状態です。

大人は理論的ですし、理性的、合理的です。

我々はこれら6つの自我状態を普段は意識していません。

ですから、各自の出やすい自我状態が自動的に反応をしている状態とも言えるのです。

前回の会議の事例を例に取ると、否定的な状態を導き出していますので、これでは相手との関係性は非建設的であると言えるのです。

「感じている怒りを抑える」

実はそれだけではダメで、『怒りを感じる事をそもそも抑える』必要があります。

その方法は自我状態を意識し、刺激に対してどう反応するかを意識して行く必要があります。

最後に、組織を上手く回す能力について考えて行きましょう。

組織をうまく回す能力も、結局は自分とチームのコントロールが前提になります。

組織を動かすうえでリーダーに重要なのは、実はしっかり周囲に頼る力であると言えます。

どんなに立派な戦略が立案できても、リーダー一人で実現することは出来ず、ほかの人たちに働いてもらわなければなりません。

明確な指示を与えることが出来ても、リーダーがチームを信頼し、働ける環境を整えなければ組織は動きません。

その為には、リーダーは、自分を管理しなければなりません。

弱いリーダーはまず他人をコントロールしようとし、部下がしていることを全部報告させようとします。

しかし、そんな事は不可能です。

ナラヤン・パント教授は、「多くの権限を委譲し、仲間たちのしている事を信じつつ、組織の利益に沿って行動してもらうように促すのがリーダーの仕事だ」としています。

しかし、私はこの説に否定的です。

日本の経営コンサルタントの第一人者の一倉定氏が50年以上前におっしゃっている事は以下の通りです。

「我々の社会そのものが、常に責任のみ重く、権限はほとんどない。(中略)責任のみ部下に押し付けて、権限を与えないのは悪い上役であるという主張は経営を知らず、仕事の本質を知らぬものの観念論である」

上役が部下に仕事を任せる場合に、あらかじめどれだけの権限をあたえたらよいか、部下に課した責任を果たさせるために、どれだけの権限が釣り合った権限であるかを決めるには、不可能なことであることは、我々の社会でありえないという事です。

ただし、あらかじめ権限を与えられるのは、過去に経験した標準的な事柄や、繰り返し仕事についてとなります。

つまり会社にとってあまり重要ではない事柄についてと言えるのです。

一倉定氏はこうも言っています。

「権限は上役から獲得するもの」と。

私は、この一倉理論を実践するスタイルをとっています。

ですから、リーダーはどのように自己管理するのかと言った事に論点をブラさずに向き合う事だと思います。

(続く)



下記は彩りプロジェクトのご紹介です。
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毎月定額(基本価格30,000円(税抜)※企業規模(パート社員含む社員数)で価格は変動します)をお支払いいただく事で、何人でも何回でもご参加いただけるビジネスセミナーを開催しております。(別途カレンダー参照)

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R29コースの特徴は、まずは個人にフォーカスしています。今更聞けないといった内容を中心に構成されており、現在の課題克服の為、またはこれから身に付けなくてはならないスキルとなっています。
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セミナー名の一部をご紹介します。
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受講にあたっては各自の選択制(年齢が20代だから、R43は受講できないといった事ではありません)となっており、先んじて学びを深めたい、今更聞けない事だから、といった様々な動機にお答えする内容となっております。

ちなみに、R〇〇のとなりは年齢をイメージしておりますが、例えば、R43は43歳以上の人は受けられないという事はありませんし、大卒1年目の方でもR43を受講する事は可能です。

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マーケティング研究 他社事例 696 「リーダーシップについて1」 ~自分とチームのコントロール!あなたはどう感じるかに集中する必要がある~

2020-12-09 08:03:01 | マーケティング
マーケティング研究 他社事例 696 「リーダーシップについて1」 ~自分とチームのコントロール!あなたはどう感じるかに集中する必要がある~


リーダーシップ研究とは、リーダーにより力を発揮してもらうための研究分野です。

リーダーシップが語られる時に、まずそれは組織のタスクをやる遂げる能力と思われてきました。

それは具体的に言えば、これから起きることのロジックを完全に理解し、携わる人々にそれぞれのタスクを遂行するリソースを順序良く提供する事と言えます。

強いリーダーシップを持つ人材にはそれが出来るという事です。

一方、リーダーシップには、別の顔もあります。

フランスのINSEADの心理と認知の研究をしている、ナラヤン・パント教授によれば、「部下にしっかり注目し、部下の内面を理解し互いにベストを尽くしながら協力し合える環境を作る事」と言っています。

リーダーシップを考える上で、つまり、タスク遂行能力と人心掌握術がキーワードという事が見えて来ました。

そして、良いリーダーになる為には以下の3つが必要という事も示しておきたいと思います。

『自分をコントロールできること』

つまり、自己管理能力です。

思考をコントロールし、恐れをコントロールする事なのですが、詳しくは後ほど触れます。

2つ目は、『チームの人々をまとめる能力』です。

そして最後が、『組織をうまく回す能力』です。

この3項目を考えれば、おのずとリーダーシップの意味が見えてきます。

では詳しく見て行こうと思います。

自分をコントロールする事は、行動だけでは無く、心を常にコントロールするという事です。

結果を出すリーダーになるには、まず自分と向き合い、自分の考えや感情を知り、そこから表出してくる行動をうまくコントロールする事です。

会議でいつも怒鳴り散らすリーダーがいたら、そのリーダーはコントロール不能な状態とも言えます。

怒りを顔に出さずとも本当は怒っている場合もあります。

しかし、それもコントロール不能な状態と言えないでしょうか?

感情をあらわにするか否かだけが問題ではなく、極端な考え方や感情、行動を抑える能力が必要となって来るのです。

次に、チームの人々をまとめる能力について深めて行きましょう。

チームをまとめられると、限られた時間で最大の成果を出す事が出来ます。

優れたリーダーは最大の成果を短時間で出す事が出来ます。

しかし、リーダーがすべきことは意外に複雑な事ではありません。

チームの人々の話を聞き、理解し、心配事について、一緒に心配するという事です。

恐らくこの話は書店に並びリーダーシップの本に出て来ます。

しかし、なぜ多くの本に書かれていて、それが真理であるというのに、多くの人はそれが出来ないのでしょうか?

それは、最初にお話に戻ってしまいますが、『自分をコントロールする事』が出来ていないからです。

自分のパラダイムが大きく関係している事をもっと我々は意識しなければなりません。

例えば、ある会議で、部下が議論とは少し違うアイデアを話したとします。

その時に皆さんはどのように感じますか?

例えば、「なんだそれ!」「今言う話ではないだろう」などと心の中で思ってしまうかもしれません。

それこそが実はリーダーとして自分を管理出来ていない証拠とも言えます。

部下の『刺激』に対して、考える事なしに『反応』している状態です。

しかもそのままでは良くない、批判する親の心持ちであると言えます。

このようなお話を聞いたことはありませんか?

『自分の中に6人の人間がいる』

(続く)


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マーケティング研究 他社事例 695 「即断即決のオオカミ」 ~黄色いあの会社のGMやGEと合弁のはかりごと~

2020-12-08 09:15:32 | マーケティング
マーケティング研究 他社事例 695 「即断即決のオオカミ」 ~黄色いあの会社のGMやGEと合弁のはかりごと~


ファナックには中国での需要増を受けてロボット増産を急いだが、供給が一時遅れた事があります。

当時の生産技術の責任者だった山口社長は、稲葉名誉会長にしかられたそうです。

「二度と起こすんじゃない」

悪い情報ほどトップに素早く届けて総力で対応しなければならないという、創業者の教えだったのです。

その言葉から、山口社長は幾多の困難を乗り越えた執念を感じたと言います。

稲葉氏は1946年に東京帝国大学を卒業し、富士通信機製造(現富士通)に入社し、1956年にNC(数値制御)装置を開発しました。

1965年に黒字になるまで赤字の原因を徹底して究明した9年間の経験が、厳密な原価管理、事業の絞り込みなど、その後のファナックの代名詞とも言える経営スタイルを育みました。

1972年に富士通から富士通ファナックとして分離独立し、1975年に社長に就きました。

富士山の裾野、山梨県忍野村に本社や工場を構え、一帯は企業カラーから「黄色い城」、稲葉氏の統率力から「清右衛門王国」と呼ばれたりしました。

長男でファナック会長の稲葉善治氏は「ファナックを世界最大のNC、ロボットのメーカーに育てた」と功績をたたえます。

1980年代前半の口癖は「オオカミになれ」でした。

野生のオオカミのように貪欲になればいい仕事が出来る、という意味です。

自ら「俺はオオカミ」と宣言し、1年のうち100日は商談で各国を飛び回りました。

「工場の四隅を綺麗にして花を飾れ」

1980年代半ば、モーター工場での指示は、隅にある部材まで目配りしてコストを徹底管理しろという意味です。

「売上高経常利益率35%の旗」を掲げ、「売り上げが3分の1でも利益が出るような体質を目指し、厳しく指示している」とさまざまな場で語っていました。

厳しいばかりではなく、性格は陽性でユーモラスな一面が人を引き付け、カリスマ性をさらに際立たせました。

円高不況化では「10倍のスピードで製品を開発しろ」と経営陣に指示し、通常よりも10倍早く回る時計を贈ったという逸話も残ります。

1982年にアメリカのゼネラル・モーターズ(GM)とロボット事業で、1986年にアメリカのゼネラル・エレクトリック(GE)とファクトリーオートメーション(FA)領域で、それぞれ合弁会社を設けました。

「FAブームを巻き起こし、ロボットやNC装置を売りまくる」

通貨変動、貿易摩擦、国際競争の高まりにより、世界の製造業が垂直統合から水平分業へとシフトすることも先読みしていました。

「相手国で一番強いところと組めば事業が広がり、摩擦も起きにくい」

と当時、GMやGEとの提携の狙いを明かしていました。

NC装置の取引先である工作機械大手、DMG森精機の森社長は、稲葉氏を経営の師と仰ぎます。

日本のモノづくりを支えた稲葉氏の訃報に接し、託されたバトンの重さに背筋を伸ばす企業経営者は少なくありません。

「一本道を深く突き進む」

1983年、日本経済新聞の取材に自らの経営哲学をこう語りました。

ファナックの山口社長は「厳密と透明、気配りや利益へのこだわり、事業の絞り込みなどの教えを頂いた。会社の総力をあげろという言葉が重く響いている」と話します。

稲葉氏が遺した一本道は続いています。



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マーケティング研究 他社事例 694 「収益力の強化が急務」 ~オリエンタルランドの価格戦略~

2020-12-07 10:44:34 | マーケティング
マーケティング研究 他社事例 694 「収益力の強化が急務」 ~オリエンタルランドの価格戦略~


750億円を投じ、映画「美女と野獣」に登場する城の中を巡るアトラクションや、ミニーマウスに会える施設などを導入した新エリアは東京ディズニーランドの面積の1割弱を開発した一大プロジェクトです。

本来であれば、強力な集客装置となるはずでした。

しかし、オリエンタルランドは7月1日に4カ月ぶりに営業を再開して以降、入園者数を通常時(約8万7000人)の半分以下に絞っています。

入園者数が減少しても安全管理や感染症対策の観点から固定費はほとんど減らせません。

そのため、「利益を確保できるギリギリ、時には少し下回る水準の運営状態となっているのでは」と言う声が、証券アナリストから出ています。

オリエンタルランドは東京ディズニーシーの拡張など、2024年3月期までに総額約2800億円を投資する計画です。

9月10日には1000億円の社債発行を発表しましたが、巨額の投資を継続するためには強固な収益基盤が欠かせません。

約4000人いる正社員と嘱託社員の冬の賞与を7割削減すると決めるなど急ピッチでコスト削減を進めているのもそのためでしょう。

とはいえ、コスト削減だけでは限界があります。

コロナ禍で集客に制限がある中で、売上と利益を確保するための鍵となるのが客単価です。

新規アトラクションなどで施設の魅力を高めながらチケット価格を引き上げ、その収益を次の投資に回します。

オリエンタルランドはこの方程式で成長を実現してきました。

10年前に5800円だった大人1人当たりの入園料は、今では8200円まで上昇しましたが、入園者数は減るどころか、10年で1日当たり約2割上昇しました。

それでもアメリカやパリのディズニー施設に比べて依然割安となっており、値上げの余地は大いにあるようです。

上西社長は7月30日の決算説明会で、「ゲスト1人当たりの売上高向上のための施策を検討したい」と語りました。

客単価を挙げる方法は、入園料の一律値上げにとどまりません。

上西社長はチケット価格の変動制を一例に挙げ、同社はかねて、繁忙期は価格を高くし、平日などの閑散期は低く設定する変動制の導入を示唆してきました。

コロナ禍により価格変動制の導入が現実味を帯びています。

さらに、アトラクションに特化したチケットや、ショーや食事の優先権など「多様な選択肢を創出することが、より良いのではないか」(証券アナリスト)の意見もあります。

新型コロナの影響で客数増が見込めない中、いかに客単価を伸ばすかはレジャー業界に共通する課題でもあります。

テーマパーク最大手のオリエンタルランドの価格戦略を多くの人が固唾をのんで見守っています。



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マーケティング研究 他社事例 693 「エアアジアの事業再編」 ~スーパーアプリを投入?~

2020-12-04 07:37:26 | マーケティング
マーケティング研究 他社事例 693 「エアアジアの事業再編」 ~スーパーアプリを投入?~


東南アジア最大の格安航空会社(LCC)エアアジア・グループは10月5日、日本事業から撤退すると発表しました。

中部国際空港を拠点に新千歳や福岡、仙台、台湾・台北との往復便を運航していましたが、世界的な渡航制限により経営が急速に悪化した事や、日本市場の回復が当面見込めないことから撤退が決まったと言います。

新型コロナウイルスは世界の航空各社を窮地に追いやっています。

エアアジアも例外ではなく、2020年4月~6月期の連結決算では過去最大の9億9288万リンギット(約252億円)の最終赤字を計上し、7月には大手監査法人のアーンスト・アンド・ヤング(EY)が「今後の見通しが不透明になっている」として投資家に注意を促す「継続企業の前提(ゴーイングコンサーン)に関する注記」を付けました。

ロイターなどの報道によれば、エアアジアは年末までに最大25億リンギット(約634億円)を調達する計画を進めています。

投資家や金融機関の支援を仰ぐためにも、不採算路線を整理し財務悪化を食い止めることが必須なり、そこで対象となったのが、日本事業でした。

2013年に一度撤退し2017年に再編入を果たしましたが、搭乗客数は見通しを大きく下回り赤字が続いていました。

今回の決断はエアアジアの戦略転換を象徴しています。

東南アジアLCCの先駆けとしていち早く市場を押さえたものの、近年は台頭する競合とのシェア争いが域内で激化し「価格競争力は薄れてきていた」(タイの金融アナリスト)と言われていました。

そこで2018年頃から航空機リース事業など非中核事業から徹底しつつ、新しい成長分野としてデジタル関連事業に注目してきました。

9月24日には、グループ内の複数のデジタル関連事業を「エアアジアデジタル」ブランドに統一したと発表し、ホテルや航空券予約、決済、ネット通販などを統合したいわゆる「スーパーアプリ」を10月にも東南アジア各国で展開する計画を明らかにしました。

空運で培った商品や食品販売のノウハウを生かし、ほぼネット通販からホテル予約まで展開し、こうしたサービスをポイントプログラムでつなぎ合わせて相乗効果を狙います。

トニー・フェルナンデスCEOは「以前からデジタル関連事業には力を入れていたが、新型コロナウイルス禍を契機に取り組みが加速した」と話しています。

経営の軸足がデジタル関連事業の強化に移れば、日本事業の重要度は薄れます。

世界の旅客需要を吹き飛ばした新型コロナウイルスは不採算市場から撤退し、選択と集中を進める大義名分としては十分と言えます。

そこで日本からの撤退を決めたと考えられます。

エアアジアが経営危機に直面しているのは間違いなく、スーパーアプリでは配車サービス大手のシンガポールのグラブなど手ごわいライバルもいます。

危機下で果敢に戦略転換に挑戦し、ピンチをチャンスに変えた企業として改めて脚光を浴びることが出来るかどうか?

エアアジアの正念場は続くと言えます。


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