私の最近の読書の仕方は、子供を駅まで迎えに行って、電車が来るまでの5,6分とか、
寝る前、眠たくなるまでの10分とか、細切れの読書です。
最後に読み終えた本は雫井脩介の『犯人に告ぐ』これは面白かったです。豊川悦司が主演して映画化もされるそうだけど、一気に読み終えました。先が読みたくて読みたくてという本は読んでいて楽しいですね。
『犯人に告ぐ』を読み終えた後、なぜか4冊を並読しています。
一冊は桐野夏生の『I'm sorry、mama』
桐野夏生は『OUT』や『顔に降りかかる雨』などの作品が面白かったのですが、
彼女の作風は暗い切なさというか、人間のやり切れない黒い感情のようなものが作品全体に流れていて、読んでいても気が重くなるって感じなんですけど、結構好きなんですよね。
しかし、この『I'm sorry、mama』はいけません。グロすぎる・・・
で、なかなか読み進まないので、東野圭吾の『ゲームの名は誘拐』を読み始めたのですが、
これがまた東野作品としてはいまいち面白くない。
で、妹お勧めの海堂尊の『チーム・バチスタの栄光』もまた併読し始めた。これは面白い!!これは映画が公開されていますが、主人公の一人田口Dr.が男から女(竹内結子)に設定が代わっているので、原作とは全然違う話として楽しめばいいかもと思います。
そしてもう一冊、最近ちょっとした話題になっている
阿川弘之の『大人の見識』も手にしてしまった。
最近やたら流行っている『女性の品格』とか一昨年の『バカの壁』などの人生論や生き方の指南本というものは私は嫌いで読まないのだけど、
この『大人の見識』が売れたことをインタビューされていた恩年87歳の阿川さんが、「売れてこんなインタビュー受けるのが嫌だね」とホントに迷惑そうに語っているのを見て、面白そうなので買ってみました。
東條英機なんぞが出てくるんだもん、さすが87歳作家と驚きながら読んでいます。