伊豆の旅での一枚
モノクロに写りました。
税務署でのお仕事もいよいよ佳境に入りました。
約一か月間、ひたすら申告書の整理をしていました。
初日の説明の時、臨時のアルバイトとは言え、
税務署で働くのは公務員としての責任と義務があることを教えられました。申告書の内容など、家族と言えども絶対に話をしてはいけないという『守秘義務』があるということを。
税務署に集まってくる申告書を3~5人でまず整理します。
その中の一人が私です。
ですから、扱う中には知っている人も度々出てきます。
心の中では「へえ~この人、こんなにお給料もらってるんだわ~」
などと思うのですが、仕事の内容については一切家でも話をしません。
誰それの申告書を扱ったと聞けば、「いくら稼いでいるのぉ??」
と知りたくなるのが人情。
だから私は貝になるのだった!!
(それよりも私めちゃめちゃ数字に弱くって、全然覚えてないんだけどね)
申告書はたった二枚の紙ですが、
その人々の生活が垣間見れます。
どこの誰かも知らない人ですが、80歳のお母さんと50歳の息子の二人暮らし。
この二人はどんな生活をしているのだろうか・・・
お店をしている人、年間の売上は○○○万円あるけど、収入は○○万円・・?
これでお店が続けられるのかしら・・
奥さんと、子供が3人、祖父母・・お父さん頑張ってるなあ・・
なるまでは大変だしなってからも大変かもしれないけど、
○○や○○○は儲かりまんなぁ・・・
農業はなんで、収入がマイナスになっちゃうんだろう・・
これだから日本の未来もマイナスになるんだよ!。
やはり今の燃料高、材料高はこの業種には大きな打撃を
与えているのね・・
お年寄りの二人暮らし、年金生活でも少しはゆとりがあればいいんだけれど・・・
などなど、人々の生活がそこにはあります。
何万件という申告書一枚一枚に
毎日を懸命に生きる人々の息使いを感じながら仕事をしています。
だからこそ、税金の無駄遣いなんか、死んでも許さん
と正義感でブクブク膨らんできたロビンでございます。
内緒の話 ブクブク膨らんできたのは、
正義感ではなく、お昼にみんなが持ち寄るお菓子のせいだって事
知ってた?クプププ・・