桔梗原

なははな一日

世界遺産・夜編

2008-10-28 11:58:39 | 旅行

                        
4日目、ベルサイユでお昼ご飯を食べて、バスにてブルターニュ地方にある世界遺産
“Mont-St-Michel”に向かいます。
旅行四日目にして小雨模様の天気になりました。

フランスはイタリアとの国境線にフランスアルプスがある以外はほとんど平野の大地だそうで、
道中の景色は見渡すばかりの農地が広がっています。
フランスは食糧自給率が100%、ヨーロッパの中でも随一の農業国なんだとか。
素晴らしいですね。
食品にも消費税20%かかっているので、食べるものもすべて高いのですが、
税金は教育、医療、老後の生活保障にちゃんと(←ここ重要)使われているので、国民は納得して高いものを買うんですってよ!!
よ~~く聞いてよ!日本の政治家さん!!

ベルサイユからモンサンミシェルまでは約340㎞
日本で340キロ走ると4時間以上かかるけど、こっちのハイウェイはビュンビュン飛ばすので、早い早い。
スピードメーターは見ませんでしたが、150キロ以上は出ていたと思いますよ、ビルさん!!(運転手さんの名前)

海の中の岩山にそびえ立つモン・サン・ミシェルは遥か遠くから見え始めます
こうなるとバスの中の熱気も最高潮。「あ、見えた!」「あれ、見えなくなった」
「わ~~また見え始めた」って、これからそこに行くのに、大騒ぎです。

今、日本人観光客にはモン・サン・ミシェルが大人気で、フランス旅行にここが入っていないと集客率が悪いんですって。
でも、殆どのツアーがパリから日帰りのコースなのですよ。
日帰りだと、1日に700キロ以上の移動ですし、モン・サン・ミシェルにいる時間はわずかなのですが、
私たちのツアーはここに一泊するので、じっくり楽しめるのです。
天気が良ければ、夕焼けのモン・サン・ミシェル、夜のモン・サン・ミシェル
朝焼けのモン・サン・ミシェルが楽しめたはず・・・

ここは修道院なので、昔は信者が巡礼に訪れるだけでした。ですから宿もホテルと言うより宿坊的なんだそうです。
宿坊というか、いわゆる‘モーテル’ですね。
食事は宿のそばにあるレストランでした。
この食事がねえ~~まるで美味しくなかったんですよ。
写真はおいしそうに見えるでしょ?
この私がデザートも含め、全部のお料理をお残ししましたもの・・

さあて、夕食後、夜のモン・サン・ミシェルに出かけます。
ホテルは対岸にあり、モン・サン・ミシェルまでは約3㎞程あります。
添乗員さんが全員連れて、夜景が綺麗に撮れる場所まで歩いていきました。
幻想的です。
さすがです。感激でしばし見とれていました。

「夜でも中に入れますよ。ただ、ちょっと怖いかも知れません。
それにここから歩くと30分以上かかりますけど、行かれる方は頑張って下さい」と添乗員さん。
「どうする?」「もうちょっと先まで行ってみようか・・・」
「かなり歩いたね、どうする?」「あのカーブまで行こうか・・」
「あれ、他に誰も来ないよ、若いカップルさん達どうしたの?」
モン・サン・ミシェルは大きいので、かなり遠くから見える訳ですよ。
対象物が見えているので、もう少し、もう少しと思って歩くのですがなかなか近づかない。
しかし、半分ぐらい歩いたら「ええ~~いここまで来たんだ!こうなったら絶対行ってやる!」と意を決してあとはひたすら歩きました。
そう、もう一生に2度と来れないだろうからここで頑張んなきゃ。
歩いてよかった~~
最高に素晴らしい夜のモン・サン・ミシェルが見れました

結局歩いて行ったのは私たちだけだったのですが、
翌日、ツアー仲間のみなさんから「よかったねえ・・」「行けばよかった」
と羨望のまなざしを受けまくりました。
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