心のこもった、思い出のつまった本が届きました。
お料理の本です。ある方の遺したレシピをまとめたもの。
開いてみると、野菜ソムリエだったお料理上手のYさんの素材の味を生かした優しい味付けのお料理の数々です。
料理好きが嵩じて、いつしか教える側になって、料理教室を主宰されていたご近所のYさん。
健康にとても留意されていたのに、44歳の若さで亡くなられたのは、1年半ほど前のこと。
料理教室の生徒さんたちが、ぜひレシピを形に、と切望され、ご主人も妻が生きた証に、とこのたび、レシピ本を出版されました。
「この1年間、出版のことがあったので、僕も何とか生きてこれた、という感じです」、とご主人が仰った言葉が、胸に響きました。
ありし日のYさんの姿が思い出され、ページをめくりながらも、涙が・・・・・・
明るい人だったよなぁ〜、いつもボランティアしてたよなぁ〜、猫が好きだったっけ、一緒に宴会したな〜、差し入れてくれた料理がとっても美味しかったなぁ〜。
料理本なのに、色んなものが詰まっています。
この本に載っているレシピを、ひとつずつ、こしらえて行こう、と思います。
「美味しいね」と言い合うことで、受け継いでいけますね。
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