何年か前に「すごく良い」という評判を聞いて、手に取ったのが、江戸の女料理人を描いた『みをつくし料理帖』シリーズ。
実は、全巻で100万部突破、という大ベストセラーなのです。
以来、江戸の市井で生きる人々の健気さ、こころねの温かさに、涙無しには読めないこのシリーズの発行が待ち遠しかったものです。
この本をおススメした人は、全員が全員、ファンになってくださいました。こちらの方の奥様も、そのおひとりです。
その『みをつくし料理帖』シリーズが、足かけ5年、10作目でついに最終巻が発行されました。
過酷な人生を生きてきた主人公が、はたして幸せになれるのだろうか、なってほしい、との全読者の期待を背負っての最終回。それは・・・・・ネタバレになるから書きませんが。
今朝の朝刊にも、このような記事が出ていました。みをつくし料理帖完結。「包丁で人が幸せになる話」を描いた、って。
購入したその日に、全329ページを読み終え、やはり、涙、涙で、読み終わりました。
最終回を読めて幸せなんだけど、これで、もう続きが無いなんて・・・・・人生の楽しみがひとつ減りました。
ドラマ化された時、『控えめで忍耐強くてけなげ』な主人公を、ゴージャス女王様顔の北川 景子がキャスティングされ、『違うぅぅぅぅーーー』と吠えました。なので、ドラマは見ておりません。
このシリーズ以来、江戸モノに興味がわき、ママンサさんにお借りしては読み進んでいます。
今はNHKで放映中の『吉原裏同心』の原作を読破中。
こちらの主人公役は、小出恵介。原作のイメージを壊していないんじゃないかな?
3年前、青山劇場で蜷川幸雄演出のお芝居『あぁ、荒野』を見に行った時、出演者の1人の小出恵介をナマで見たことがありますが・・・・その距離、1メートル。
もうね、息をのむほどキレイ。あまりのイケメンぶりに、唖然。好き嫌いは置いといても、世の中には、美のオーラをもつ人がいるんだ、と確信しました。
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