ワタクシ、血が出たり、痛いシーンが苦手で・・・
長男の骨折のレントゲン写真を見て失神したのをはじめ、時代劇のズバッ!!の効果音だけでも目をつむってしまい、殺陣シーンはまず見ることが出来ません。
いままでに手術は3回経験がありますが、どれも全身麻酔。目覚めた時には、病室のベッドの上。
そんなワタクシが、このたびの手術は局部麻酔で。
局部麻酔って、患者本人、特にワタクシのようなチキンハートには、そのストレスは相当なもの。
極部麻酔でも睡眠薬で眠る方法もありますが、まぁいろいろな理由で、睡眠薬無し・意識ありで。
当日は看護師さんの誘導のもと、オペ室まで歩いて行くことに。
「ストレッチャーじゃなくてごめんなさいね」と気遣ってもらいましたが、むしろカジュアルでいいです。
ストレッチャーに乗せられてオペ室行くって、シリアス度が増すじゃないですか。家族に必要以上に心配してほしくないし、自分に同情もしたくないし。
にしても、局部麻酔での手術は、メチャメチャ緊張するので、メンタル弱い人だと、このストレスだけで病気になるわ。
チキンハートだと思っていたワタクシですが、意外や自分の血や痛みには強いみたい。
なにより怖いのが、電気メスで自分の肉を切る音と肉が焦げる匂い。当分、ステーキとかは遠慮しときたい。
で、深部にメスが入った時、ぎゅ~んと痛みで「あっ、痛いです」
その瞬間、私のバイタルサインの何かが止まったみたい。
「停止しました。あっ復活しました」みたいな看護師さんの声が・・・いゃあ~ん、何が止まったの???真相は・・・確かめたくない。
縫合も終わって、手術台に横たわっている本人に、摘出したブツを見せて説明しようとされるので「そういうの見られないんです」と精神的な問題でお断わりしたつもりが・・・
「アッ、眼鏡ね」と物理的な問題にすり替わってしまい・・・
看護師さんがわざわざ眼鏡をかけさせてくれたので、そこまでされると、もう見るしかなかったという・・・こういう時に、わりと律儀な私が頭をもたげる。
退院したいまは、すでに自分の傷跡を直視できない、いつものチキンハートのワタクシに戻っております。