先日、テレビ中継を見ながらオットと衣笠さんの解説がえらくヘロヘロだよね、と話したばかりでした。そこにこの訃報。
骨折しながらフルスイングした衣笠選手を見て、当時涙を流したカープ少年のひとりは、うちのオットです。
同じような少年は、ほかにも大勢いたのではないでしょうか。
「なぜ衣笠はカープの監督になれないのか」というカープ裏事情暴露本も読みました。
やわらかい語り口と、素人にもわかりやすい内容で、衣笠さんの解説も好きでした。
初優勝の年のオールスターで、山本浩二、衣笠のアベックホームランを覚えている世代です。
余談ですが、長男が高校生の頃「アベック」という単語が通じなくて、驚愕しました。
恋人同士のことは、いまはアベックではなくカップルというようで、もっぱらアベックという言葉は「アベック出場」とか「アベック優勝」とかスポーツ専門用語になっちゃったのか。
衣笠さんの訃報を知って、今夜の試合は絶対に負けられんよ、と思った昨夜のゲーム。
いまやカープの宿敵ともいえる横浜戦。ベイの童顔王子 今永投手をよくぞ攻略した。
昨シーズンのCS戦で、今永投手の球に手も足も出なかったカープ打線をズムスタで見て、ダメだこりゃ、と思ったことが思い出される。
後ろの席のおじさんが「子どもみたいな顔した男にキリキリ舞いすんなーーー」と叫んでいたのを聴き、うんうん!!確かに!!今永投手、幼稚園の頃から顔変わってないに違いない、と激しく同意したものです。
負けん気の強い中村投手の悔し涙も良かった。ヒーローインタビューで「泣いてないです」と否定した意地っばり具合も、これからの期待大。