職場で20年以上前に隣の席になった後輩男子が読書好きで、よく本の話をしたり、本の貸し借りをしていました。
20年の間には二人とも転勤を繰り返し、職場も離れたけど、毎年、年賀状に1年間の読書の中から、マイベストの1冊を書いて送りあうのが、長年の2人のお約束になっています。
この4月から、その彼とまた同じ部署になったので、リアル本の貸し借りをしたり、読んだ本の感想を話しあったり。
好きなものがだいたい同じで、好きなもののはなしができる相手がいるというのは楽しいものです。
その彼から借りたのが村上春樹の「騎士団長殺し」
ハルキストではないけど、村上春樹はスルー出来ないんだよな。
最近の村上春樹の長編は、得体のしれないオカルトぽい精神世界に迷い込んで、なんとか魂の救済をするみたいな内容ですが・・・・本作もほぼ同じ設定。
世間の評価ではだいたい絶賛のようですが・・・・ワタシはいまいち腑に落ちなかったなあ。
長編だったので、やっと読み終わったら、読書仲間のその彼が、7月1日付で、東京に転勤することに。
彼が新入社員の頃から知っているので、
本をお返しするときに、ちょっとしたお餞別を贈ろう。