ニュースなはなし

気になるニュースをとりあげます

97人感染で東京に“医療崩壊”の危機も...政府はなぜ“緊急事態宣言”に踏み切らないのか

2020年04月02日 23時33分21秒 | 政治のこと
97人感染で東京に“医療崩壊”の危機も...政府はなぜ“緊急事態宣言”に踏み切らないのか
97人の感染判明...都内感染者は684人に
 
感染拡大を続ける新型コロナウイルス。東京都では4月2日、新たに97人の感染が確認され、都内の感染者は計684人となった。

【画像】緊急事態宣言ではこんな要請・指示・命令が可能となる

安倍首相は緊急事態宣言について、「今この時点で出す状況にはない」としていたが、事態を受けて「必要なら躊躇なく決断を実行する」と一段トーンを上げた発言をしている。

一方で政府の専門家会議は1日、都市部を中心に感染者が急増していることを受けて、「オーバーシュート(爆発的感染の拡大)の前に医療崩壊が起きる」とこれまで以上に危機感を強調。

専門家会議が示した内容を確認すると、状況分析として「都市部を中心に感染者が急増していること」「医療現場が機能不全に陥ることが予想されること」などが挙げられている。

また、地域ごとの状況を判断する指標として、「感染拡大警戒地域」「感染確認地域」「感染未確認地域」の3区分なども提言された。

 医療現場では、今何が起きているのか。
 感染者のための病床数が足りなくなってきている
 
加藤綾子キャスター:
和田先生、専門家会議は強い危機感を示したのですが、その背景にはやはり、医療現場の逼迫した状況があるのでしょうか

国際医療福祉大学・和田耕治教授:
医療機関、特に東京を中心とした大都市でのベッドがかなり足りなくなってきているということもありますし、さらには今全国への広がりを見せています。特に医療機関での院内感染で多くの患者さんが出ているということには、非常に大きな危機感を感じています

東京都が感染者のために用意している病床数を見ると、700床のうち531床が使用されていて、残りは169床(2日判明分を除く)となっている。都は急増する患者に対応するため、4000床の確保を目指しているという。

市民の不安や混乱は日増しに膨らんでいるが、今すぐ緊急事態宣言を発令すべきなのか。
街の人に現状や思いなどを聞いてみると...。

30代:
こうすれば大丈夫ですよっていうのが明確になれば。今トンネルの中にいるような感じなので...少し光が見えれば

10代:
あんまり危機感を持ってないかもしれない

50代:
自粛っていうよりもやっぱり、買い物とかは普通に出なきゃいけないので...

60代:
遊びに行きたいのが行けなくなっちゃってますよね。それが寂しい

40代:
ちょっときついですね。家の中に閉じこもっているのは(子供の)けんかが続いたりして、つらいので大変。できる限りは自粛するんですけど、ストレスがたまるので、限界が来ない程度に

緊急事態宣言で“医療崩壊”は防げるのか
 
加藤綾子キャスター:
和田先生は緊急事態宣言を出すべきだと思いますか

国際医療福祉大学・和田耕治教授:
はい。緊急事態宣言を出すことに何を期待しているかというと、人と人との交わりのような「社会的な距離戦略」をしっかりとやることが大事なんです。そういった意味で自粛などをしていただくわけですが。本当の流行の時には社会活動を下げなきゃいけないんですね。でもその準備が私たちや企業ができているかというと、その辺が心配なんです。緊急事態宣言はいずれ出るんでしょうけど、そこの準備も非常に重要だと私は考えています

加藤綾子キャスター:
緊急事態宣言が出されると、医療崩壊は防げるんですか

国際医療福祉大学・和田耕治教授:
医療崩壊をさせないために大事なことは、感染患者を減らすことなんです。感染患者を減らすのはどうしたらできるかというと、家にいていただくのが大事になります

加藤綾子キャスター:
緊急事態宣言が出されていない中でも、自粛要請だったりとかはある。そこから大幅に何かできることが変わるということではないですよね

国際医療福祉大学・和田耕治教授:
もっと減らさなければいけないということが言えます

フジテレビ・風間晋解説委員:
緊急事態宣言はそれだけで、世の中が一夜でがらっと変わるわけじゃないと思うんですよね。出しても医療崩壊を防げるという保証はないわけです。一方で出さないと防げないとも思わない。
 要はこの1カ月でやるべきことをきちんとやってこなかった、市民の行動もそうなんだけれどもでも、政治と行政の行動を変えなければいけないというのが本質じゃないでしょうか
 政府は宣言をためらっている?
 
ジャーナリスト・柳澤秀夫氏:
感染の拡大を止めるためにはとにかく人の動きを抑えるしかない。例えば、緊急事態宣言が出されたときに何が変わるかといえば、これまでの要請ベースだったものが指示とかあるいは命令とか強制とか、この部分の変化だけでしょうね。基本的に外出の自粛っていうのは要請ベースでしかないんですよ。緊急事態宣言を出しても出さなくても、われわれ一人ひとりがやることについて言うとそんなに違いはないんですよ。ただ法律に基づいて出すことになれば、いわば法律のお墨付きが出たということでなんとなく“箔”がついたんですかね。緊張感をこれまで以上に持ってくださいというメッセージ性は持てると思う

国際医療福祉大学・和田耕治教授:
医療崩壊に関しては医療職の感染というのも出ていますし、海外でも事例がありますけど医療職が感染して亡くなるような事態がもし今後出てくると、私たちも非常に怖い思いをしながら診察をしておりますので。気持ちの支えとか安全面の保障、防護具がないなどいろんな課題がありますので、一体でみんなで支えていかなければいけないと考えています

加藤綾子キャスター:
人工呼吸器を増産するにしても、人手が必要になってくる。ここが大きな課題ですよね

フジテレビ・風間晋解説委員:
そこも緊急事態宣言をやったら変わるかというと、全然そうじゃなく出さなくてもできること。なぜ政府が緊急事態宣言に踏み切らないかというと、社会的・経済的な打撃っていうのをできるだけ低くしたいっていうのがあるんですけれども、医療の問題だけじゃないんだっていうところで何かためらっているところはありますよね


(「Live News it!」4月2日放送分より)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本の誇りw>【速報】安倍首相「布マスク、1住所当たり2枚ずつ配布!」

2020年04月02日 22時02分04秒 | 日々の出来事

【速報】安倍首相「布マスク、1住所当たり2枚ずつ配布!」

安倍首相は、再利用が可能な布マスクについて、1住所当たり2枚ずつ配布すると表明した。再来週以降、感染者の多い都道府県から順次実施すると述べた。



超高性能マスク>再使用可能な優れもの☆

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最前線で治療する医師が警鐘『イタリアに近い状況になる懸念』新型コロナの特徴指摘>いったん悪くなりだすと、何時間単位で悪くなっていく

2020年04月02日 20時44分21秒 | 医療のこと
4月1日、政府の新型コロナウイルスに関する専門家会議は、大阪や兵庫が「感染拡大警戒地域」にあたるとの認識を示しました。専門家の懸念通り、大阪で医療崩壊は起きてしまうのか、最前線で感染者の治療に当たっている医師に聞きました。

 大阪市立総合医療センターの白野倫徳医師。感染者の治療に当たった経験などから、新型コロナウイルスの特徴は「急激に悪化すること」だと指摘します。

 「一見軽症に見えても、いったん悪くなりだすと、何時間単位で悪くなっていくというのは経験しています。最初は熱・咳が出るが、体はそんなにしんどくなくて、ご飯をしっかり食べていても、(その後)ぐったりして本当にしんどくて、動くのも嫌になって、動いたら息が苦しいという状況が危険なサインで。」(新型コロナウイルス感染者を治療 白野倫徳医師)

 実際、タレントの志村けんさんは3月17日から倦怠感が出始め、その後、重度の肺炎と診断され入院しましたが、29日に死亡しました。兆候が出てから死亡まで12日でした。

 重症化した肺炎患者の「治療の切り札」として期待される装置もあります。『ECMO(エクモ)』と呼ばれる人工の肺で、政府は装置の増産を最優先課題に掲げていますが、白野医師は『ECMO』を扱える医療スタッフの数に限界があると指摘します。

 「機械は無いと始まらないので、増産はありがたいが、(ECMOを)扱うのはやはり難しい。2009年の新型インフルエンザが流行った時に、ECMOが良いらしいと聞いて、ECMOの使用経験が無いところまで一斉に使って、不適切な使用に繋がった事案もあったと聞いていますので。扱いに慣れたスタッフがいるのも最低条件だと思います。」(白野倫徳医師)

 アメリカでは感染者が20万人を超え、中でもニューヨーク州では8万人以上が感染し、医療崩壊寸前の危機に陥っています。4月1日の政府の専門家会議でも、オーバーシュートと呼ばれる爆発的な患者急増が発生する前に、医療崩壊が起きる可能性を指摘しています。

 「いったん(患者が)増え始めると、感染症は単純にちょっとずつ増えるものではなくて、倍々で4が8になって16になって32になってと増えていくので、凄く心配な状況です。イタリアと比べると医療機能はいくぶんましだが、(イタリアに)近い状況になる懸念はある。もっと強く危機感を持ってもらいたい。」(白野倫徳医師)



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

記者をスクープに踏み切らせた財務省幹部の不可解な対応… 森友文書改ざんの本当の問題点とは?

2020年04月02日 19時38分22秒 | 事件と事故
森友学園への国有地取引が国会で追及される最中で起きた「財務省の公文書改ざん」。先日、初めて公表された近畿財務局職員の遺書の内容が、大きな波紋を呼んでいる。

 朝日新聞の特報によって明るみに出たこの問題。一連の取材記録は、朝日新聞取材班が出版した『権力の「背信」――「森友・加計学園問題」スクープの現場』(朝日新聞出版)に詳しく綴られている。文書改ざんはどのような経緯でスクープされるに至ったのか。遺族を遺書公開と提訴に踏み切らせた本当の問題点とは? 朝日新聞東京社会部デスクとして取材に関わってきた羽根和人(現・大阪社会部長)が振り返る。

*  *  *
 2018年2月中旬以降、取材班は連日のように会議を重ねていた。ごく限られたメンバーによって進められてきた取材は、佳境を迎えようとしていた。

「財務省が、幹部ぐるみで公文書を改ざんしたようだ」。森友学園(大阪市)への国有地売却問題を追ってきた取材班は、その情報をつかんでから一歩ずつ事実に迫る取材を続けてきた。土地取引をめぐるどの文書の、どの部分が、どう書き換えられたのか。このころまでに取材班はほぼ特定していた。

「書き換え前の文書」の存在も確認した。だがそれは、実際に決裁を受けたものなのか。書き換えられたのは、国有地売却問題を朝日新聞が初めて報じた2017年2月9日以降なのか。会議で検証し、詰めの取材で疑問をつぶす。連日、その作業が繰り返された。

 3月1日午後、財務省への最終取材が行われた。省内の個室で記者2人が省幹部と向き合った。取材結果を伝え、繰り返し説明を求めたが、幹部は「何を根拠に言っているかを示さない取材には答えない」と回答を避けた。最後は「不愉快だから帰れ」と言って自席のパソコンに向かい、問いかけに応じなくなった。

  朝日新聞東京本社の5階の一室に籠もっていた取材班は2人からの報告を受け、「明日の朝刊に、特ダネとして出稿しよう」と決めた。それまでの取材で、決裁後に文書の内容が変わっていることは明確に裏付けられていた。「国会は大きく動くでしょうね」「大変なことになるだろう」。原稿の最終チェックをしながら、そんな会話が交わされた。

以下リンクで>


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【注意喚起】 LINE調査装う詐欺注意 コロナで厚労省呼び掛け

2020年04月02日 19時03分23秒 | インターネットにまつわるはなし
LINE調査装う詐欺注意 コロナで厚労省呼び掛け

厚生労働省は31日、通信アプリ大手LINE(ライン)と協力して全国のアプリ利用者を対象に実施している新型コロナウイルスに関するアンケートを装い、クレジットカード番号などを尋ねる詐欺とみられる事案の情報があるとして、注意を呼び掛けた。



 厚労省などによると、LINEとの調査は、利用者約8300万人に体調や通院状況などを聞いて集計するもの。31日にメッセージで質問が届き、4月1日に回答を締め切る。質問項目は年齢や性別、郵便番号などで、クレジットカード番号は入っていない。

  被害の報告は入っていないが、厚労省担当者は、不審な連絡は「問い合わせてほしい」としている。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする