否定ばかりする女はダメ男をつくる」銀座のママは見た
銀座でお店を切り盛りする桐島とうかさんは、幅広い年代の男性の女性にまつわる悩みをカバーしつつ、20代の若い女性の感性も容易に理解できる稀有な存在。とうかさんから「だめんずメーカー」の特徴を学んで、男性も女性も人生の見方をしてくれる恋愛を手に入れましょう。
否定ばかりする女
相手の言動に否定ばかりしてくる女性といると男性は疲れ切ってしまいます。ネガティブになり、男性が自信をなくしてしまうのです。男性は精神的にはもろい部分も多く、会社で素晴らしい業績をあげ、人一倍早く出世して活躍しているような男性も、急に思いもよらない危機的状況に追い込まれると、一気に悲観的になってしまい立ち直れなくなってしまうこともあるのです。
そんな時でも「大丈夫、なんとかなるわよ」と支えてくれる出来た彼女や妻を持つ男性がいる一方、ネガティブなことばかり言って彼氏や夫の不安を煽り、成功する可能性を奪ってしまう、男性をダメにする女性も多くいるのです。 そんなふうに男性の可能性を奪ってしまう女性の特徴には、自立心が強くて知恵の働く姉御肌だけど、心配性な女性に多いように思えます。
常に否定的な女性も悪気があるわけではなく、彼女の心理としては、相手を好きで期待するが故に、「もっとよくなってほしい、あなたならこうしたらもっと出来るのに」という思いが強いのです。
こういった女性を好きになってしまう男性はのタイプは気弱な男性に多く、どちらかというと謙虚な男性に多いように思います。銀座にいらしてくださるお客様のタイプで例えるならば、自己主張が少なく、初めて会った際の印象は口数が少なくて物静かな人、といった印象でしょうか。 さて今回は、そんな女性を奥様に持ったBさんの話をします。
「どうせ……」を連発する男性の場合
Bさんの奥様はコンサルティング社で働く、仕事の出来る女性だそうで、収入もBさんと同等かそれ以上です。Bさんも奥様の事を凄く尊敬していて、自慢の奥さんだそうです。ただBさんは、常に仕事が辛いと呟いています。
Bさんが家で仕事や職場での人間関係の話をすると、奥様は毎回のように機嫌が悪くなり、Bさんに対して「そんなことでこの先どうするのよ」などと悲観的なことばかり話してくるそうなのです。「私が働いていなかったらうちは終わりね」などと、傷つく一言をぶつけてくるとか。 そしてBさんは自信をなくしてしまい、自分の存在意義に戸惑いを感じるようになってしまったそうです。今は日々のルーティンワークをこなしているだけで、以前のような出世欲がなくなってしまったと言います。
人間は欲がないと向上しないですから、どこかBさんはすごく大切なものを失ってしまったように感じます。そんなBさんの最近の口癖は「どうせ……」になってしまったと、若いホステスが言っていました。 女性が「頑張れ」と男性の背中を押すことは大切ですが、やる気をなくさないように言葉を選んでくれることのほうが、男性にとってはもっと重要なのかもしれません。 今でも男性のほうが出世しやすい社会ではありますが、昔の時代よりは、女性でも社会で頭角を現す人は増えてきました。「仕事は男がやってこそ」というような古い価値観を拭う必要もあるでしょう
’92年生まれ。’15年に学習院大学経済学部卒業。学生時代に起業して失敗し、水商売の道に進む。銀座にあるクラブ「Monterey」でママを務め、お店に来ている顧客数は2500人、個人の月間売り上げは1000万を越える。習い事はフラメンコ、ゴルフ、料理。趣味は仮想通貨投資、競馬、着物など